皆さんご存知のとおり、本棚は「本を収納しておくための棚」のこと。 最近では小物を置いたり、観葉植物を飾ったりして、インテリアの一部としてとても人気のあるアイテムです。
ネットショップでもたくさんありますし、ニトリやIKEAなど、価格帯がリーズナブルな量販店でさまざまなデザインの本棚が売られているため、どのご家庭でもひとつはありますよね。
そんな本棚ですが、説明書があれば手軽に自分で組み立てることはできても、捨て方は案外知らないという方は多いのではないでしょうか?
今回は、本棚についてのお得な処分方法を9つをご紹介していきます!処分時にはぜひ参考にしてみてくださいね。
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1. 本棚の材質を確かめよう
本棚を処分する上でまず知る必要があるのは「何の材質でできた本棚か」です。
本棚というと木製で重量のあるものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実際は金属製のメタリックなものからプラスチック製の軽いものまで多種多様です。本棚が持ち主のライフスタイルによって異なるように、素材によってその捨て方も変わってきます。
処分方法を考える前に、まずはお持ちの本棚を確認することから始めましょう。
2.本棚の処分方法
いらなくなった本棚の処分方法として考えられるのは、
- 自治体の粗大ゴミに出す
- 解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す
- メーカーや家具販売店に引き取ってもらう
- 引っ越しであれば業者に引き取ってもらう
- DIYで再利用する
- 人に譲る・ジモティーを使う
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマに出品する
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
以上の9つです。では、詳しく見ていきましょう。
①自治体の粗大ゴミに出す
本棚の処分方法としてもっとも一般的なのが「粗大ゴミ」としての処分です。粗大ゴミとして処分する場合、以下のような手順が必要となります。
- 電話受付、インターネット受付、ハガキ受付などで申し込む
- 処分費用・回収日時・回収場所を確認
- スーパー・コンビニ・郵便局などで粗大ゴミ処理手数料券を購入
- 本棚に粗大ゴミ処理手数料券を貼り付ける
- 収集日の指定時間までに本棚を指定場所に出す
具体的な流れは自治体で異なる場合があるので、詳しくはお住まいの地域の自治体でご確認ください。
粗大ゴミとして処分が必要な場合に注意が必要なのは、日程を自由に選べない点。例えば名古屋市が実施しているインターネット受付の締め切りは、収集日の10日前までです。今すぐ処分したいときは、他の方法を選んだ方が良いかもしれません。
②解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す
本棚の解体が可能なのであれば、小さく解体して可燃ゴミや不燃ゴミに出すという手段もあります。
その場合は一辺が30cm以下など可燃ゴミ・不燃ゴミに出しても良い規定のサイズが定められているはずですので、お住まいの自治体のホームページで必ず確認しましょう。
規定のサイズ以下に解体することができれば、家庭ゴミとして出すことができます。
ただし解体作業にはノコギリなどの工具を使用する場合もあり、工具の使用に慣れていない方や体力に自信のない方だとケガや事故の恐れがあるため、十分注意をして行うようにしましょう。
③メーカーや家具販売店に引き取ってもらう
古い本棚を処分して新しい本棚に買い替える、ということでしたらメーカーや家具販売店で不要な本棚を引き取ってもらうという方法もあります。
店舗によって引取の条件や方法、かかる費用はさまざまです。
家具店 | 条件 | 費用 |
---|---|---|
ニトリ | 家具の指定はないが購入家具と同数量か同容量のもの | 税込4,400円 |
IKEA | 引取ではなく買取サービスが利用できる IKEAの家具以外は不可 | 無料 |
無印良品 | 家具の種類に条件があるので要確認。 注文商品と同種かつ同数の不用品の搬出と引取が可能 | 1点につき税込4,000円 |
ナフコ | 対象商品で、購入商品と同種同量の商品であれば可 | 無料 |
東京インテリア | サイズ、家具の種類に応じて回収費用が変わる | 2,000円~5,000円 |
お店によってはそもそも引き取りを行っていないという場合も多いため、新しい本棚を買って古い本棚を引き取ってもらいたいとお考えであれば、事前に必ず確認をしておきましょう。
新しい本棚の搬入と搬出を一気にしてもらえるので便利な方法ですが、
- 本棚を買い替えた場合しか利用できないこと
- 処分代金を支払わなければならない場合がある
- 店ごとに条件がある
以上のデメリットもあります。
④引っ越しであれば業者に引き取ってもらう
引っ越しする機会に古い本棚を処分しようとお考えなのであれば、引っ越し業者に荷物の搬出と共に、不要な本棚を引き取ってもらうという方法もあります。
引っ越しの忙しい時期に本棚をごみに出すのは面倒ですし、日程によっては粗大ごみ回収に間に合わない場合もあるかもしれません。その点、引っ越し業者にお任せできれば手間もなくなるので忙しい時には助かる方も多いでしょう。
大手引っ越し業者のそれぞれの対応は以下の通りです。
引っ越し業者 | 不用品の引取対応 |
---|---|
サカイ引越センター | エリア限定で対応。 一部の地域のみ買取サービスもあり。 |
アート引越センター | 回収不可 |
クロネコヤマト | 回収不可 |
ハート引越センター | 不用品引取サービス有。 ※運搬料がかかる場合がある |
日本通運 | 不用品回収はオプションなら可能 ※地域によっては対応不可 |
引っ越し業者への引取依頼は引っ越しの場合しか利用できない手段であり、追加のオプション扱いとなると追加の費用がかかってしまう点がデメリットになります。業者によって料金やサービス内容に違いがあり、そもそもサービスに対応していない場合もあるため、事前の見積もりで確認しておくのが良いでしょう。
⑤DIYで再利用する
プラスチック製の本棚はDIYには向いていませんが、木製の本棚であれば別のものに作り替えやすく楽しめます。新たに収納棚にするも良し、ローテーブルにするも良し。アイディア次第で幅広い活用ができそうですよね。
ただし、解体の時と同様、工具の使用には注意が必要です。日頃からDIYをする方であれば問題ありませんが、慣れていない方だと難しい作業となってしまうかもしれません。
しかし、再利用するのは処分費用もかからず環境にも優しい素晴らしいことなので、興味のある方はやって見ても良いかもしれませんね。
⑥人に譲る・ジモティーを使う
売るほどの本棚ではないけど捨てるのはもったいない、誰かに使ってもらいたいという場合は、本棚を人に譲って使ってもらうという方法もあります。
相手が欲しがっていないのに無理やり引き渡したり状態の悪いものを譲ってしまったりすると、譲渡時に要る要らないのトラブルになることも考えられます。
きちんと相手の承諾を取り、できれば事前に家具の状態を目で見て確認してもらうのがオススメです。事前に確認してもらえなかった場合は、できる範囲で清掃したり、メンテナンスを済ませた本棚を渡すようにしてトラブルを防ぎましょう。
まわりに譲る人がいない場合は、SNSやジモティーを使って譲り先を探すこともできます。
ジモティーとは、不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板です。フリマアプリやネットオークションと同じようにスマホで簡単に出品ができ、無償で譲る以外に価格をつけることも可能。
ジモティーは本棚を譲渡や売却できた場合も手数料がかからず、手渡しとなった場合は送料・梱包が不要になるのが大きなメリットですが、そのぶん
- 取引の打ち合わせはユーザー同士で行う
- 最寄り駅や住所など個人情報を伝えなければならないことも
といった点がデメリットとなっています。また、すぐに譲り先が見つかるとは限らないため急ぎの処分には向いていない手段です。
⑦リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ使用できる本棚を捨てるのはもったいない・・・と感じる方は、リサイクルショップで売却してはいかがでしょうか?キズや目立った汚れなどがないなど本棚の状態によっては、思わぬ収入を得られる可能性もあります。
しかしどのような本棚でも良いわけではなく、買取不可であった場合は引き取ってもらえないことも。
また、リサイクルショップに本棚を持ち込む場合、基本的にはご自身で搬入しなければいけません。持ち込むのが難しい場合は、別途費用がかかってしまうこともありますが「出張買取」や「宅配買取」サービスなどを利用することをオススメします。
本棚を高く売るためにできること
本棚をそのままリサイクルショップに売りに行こうとしているならちょっと待ってください!以下のようなちょっとした工夫で買取額がアップすることもあるんです。
- ほこりや汚れを拭き取るなどのメンテナンスを行う
- 取扱説明書やラック用のパーツ、棚板など付属品をすべて揃えて査定に出す
- ブランド家具やデザイナーズ家具であれば保証書や証明書を忘れずに持って行く
- 複数の店舗で査定を受けて買取額を比較する
- 本棚のだいたいの中古価格を調べておく
お伝えしたポイントを意識するとしないでは買取額に大きな差が出ることもあるので、ぜひ査定前にはチェックしてみてくださいね。
ブランド家具なら家具買取専門店に売却がオススメ
- 天童木工カリモク家具(Karimoku)
- 飛騨産業
- マルニ木工(maruni)
- ウニコ(unico)
- イデー(IDEE)
- アクメファニチャー(ACME FURNITURE)
- モモナチュラル(MOMO NATURAL)
- カッシーナ(Cassina)
- ドレクセル ヘリテイジ(DREXEL HARITAGE)
- ハーマン ミラー(HermanMiller)
などの高級ブランドやデザイナーズの本棚をお持ちなら、リサイクルショップよりも家具の専門店で売却するのがオススメです。家具の専門店であれば、本棚をはじめとした家具に詳しいスタッフが価値に合わせて査定してくれるので安心して査定を受けることができます。
また、家具の修理をしているお店を選べば、修理して再販が可能なので多少の傷や汚れがあっても買い取ってもらえることもありますよ。
家具の専門店は数が少ないのがネックですが、宅配買取、出張買取に対応しているところも多いので一度探してみてはいかがでしょうか。
⑧ネットオークション・フリマアプリに出品する
こちらの方法も使用感やキズ、目立った汚れなどがないキレイな本棚ならオススメしたい方法のひとつです。出品者自身で価格設定できますし、スマホひとつで簡単に利用できるのが手軽で良いですよね。
ニトリなどで手軽な値段で買える本棚ですが、高級家具ブランドのものや、デザイン性が高いもの、使用状態が良好なものは高値で取り引きされることも多いです。
しかし、この方法だといつ本棚を処分できるか分かりませんし、購入者との個人間でのやり取りが必要となります。また、商品の配送手続きなども出品者が行う必要があり、忙しい方だと手間に感じてしまうでしょう。そういった方には、本棚の回収・買取をまとめて行ってくれる業者がオススメです。
⑨不用品回収業者に回収・買取を依頼する
本棚を処分したいけど、お店に持ち込んだり、自分で出品したりするのは忙しくて無理・・・という方には不用品回収業者がオススメ!不用品回収業者なら、
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
これだけのメリットがあります。
しかし、不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もいるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので他人事ではありません。
せっかく要らなくなった掃除機や不用品を処分できたとしても、上記のようなトラブルに巻き込まれてしまっては意味がないですよね。依頼前には
- 会社のホームページを確認してみる
- 複数の業者から見積もりを取って見積もりを比較する
- 口コミを調べてみる
- 業者のブログや作業動画を見てみる
- 見積書の項目が明確に書かれているか確認する
- 追加料金の有無をあらかじめ確認しておく
上記のようなポイントをチェックして、正規の業者に依頼ができるようにしておきましょう。
3. 本棚の解体方法
本棚を可燃ゴミや不燃ゴミに出す場合、サイズによっては解体が必要になることはお伝えいたしました。ここではその解体の手順を簡単に説明していきます。
- ネジを外し、一枚一枚の板に分解する
- ノコギリなどを使い、辺が長い部分をカットする
- ガラス扉などがついている場合は、ガラス面を取り外す
このような手順で解体し、本棚を小さく解体できたら、可燃ゴミ・不燃ゴミに分別して指定の収集日にゴミ捨て場に持って行きましょう。
なお解体作業はケガの恐れがあるため、軍手をはめるなど、必ず手を守るものを身につけるようにしてください。
本棚を解体する際に注意すべきこととは?
本棚の解体は、組み立てたときの順序を逆にたどっていくように進めていきましょう。
ネジを外すときは、逆に回して締めつけてしまわないよう注意して行います。外したネジや部品は分けて管理し、説明書が残っていない場合はどのネジがどの部分に使われるのかをメモしておくと良いでしょう。
組み立て式本棚を組み立てるときに、接着剤などでネジを固定してしまっている場合もあります。そのまま無理に解体しようとすると、本体を破損してしまう危険があるので無理な解体はオススメしません。
解体方法についてご説明いたしましたが、実は本棚は解体しない方が良い場合もあるのです。次の項目では、本棚を解体しない方が良い理由を説明していきます。
4. 本棚は解体しない方が良いの?
小さく解体すれば、家庭ゴミとして処分することができ、費用をかけずに本棚を手放すことができます。ではなぜ、本棚は解体しない方が良いのでしょうか?
本棚はできるだけ解体しないほうが良い理由
先程もお話ししましたが状態の良い本棚は、廃棄処分せずに売却してお得に処分することができます。
本棚を売る場合、それほど大型サイズではなく梱包してトラックなどでそのまま運ぶことができるようであれば、無理に解体せずにそのまま運ぶ方がオススメです。なぜなら自分で組み立てるタイプの本棚だとそれほど頑丈に作られていないケースが多いため、解体して組み立てなおそうとすると不具合が生じてしまうことがあるからです。
また、リサイクルショップや中古家具専門店で本棚を売る場合は、そのままの状態で回収してもらえるケースが多いので、わざわざ解体する必要はありませんよね。
本棚を解体しなければならないケースとは?
とは言っても、どうしても解体が必要なケースもあります。
移動が難しいほど大型の組み立て式本棚、部屋から運び出すことが難しいサイズの組み立て式本棚を処分する場合は、一度解体する必要が出てきます。また、フリマアプリやネットオークションで売る場合に、解体してからの配送を希望されることもあります。
それほど複雑ではない形状の本棚や、問題なく解体できそうな場合は対応できますが、解体することで不具合が生じてしまいそうな場合は、解体できないことを事前にしっかり伝えておくようにしましょう。
5.「本棚」処分時によくある質問
Q 本棚1点だけでも回収してもらえますか?
A. 1点だけでも喜んで伺いますので、お気軽にお問合せください。他にも不用品がある場合は、まとめてお得に処分する事もできます。出張見積もりも、見積もり後のキャンセルも無料なのでご安心ください。
Q 本棚の中身は外に出しておく必要がありますか?本棚と一緒に中の本もまとめて処分できますか?
A. 中の本もご不要な場合はまとめて回収・処分いたします。中身はそのままで問題ありません。
Q かなり大きな本棚でも回収できますか?
A. はい、回収できます。そのまま運び出すのが難しい大きさの場合は、その場で解体して搬出いたしますのでご安心ください。
Q 平日は仕事があるので、土日や夜間に来てもらえますか?
A. はい、当社は年中無休で対応しておりますので、土日や祝日にお伺いする事も可能です。夜間をご希望の場合もスケジュールを調整して対応いたしますので、お早めにご連絡ください。
Q 急いで処分したいのですが、今日中に本棚を回収してもらう事はできますか?
A. 当社は地域最多級のトラックが巡回しているため、当日中の訪問も可能です。他のお客様との兼ね合いもございますので、お急ぎの場合はお早めにご連絡ください。
6.まとめ
今回は、手軽に買えて便利に使える本棚について、お得な処分方法9つと解体方法などをご紹介してまいりました。
本棚を廃棄処分する場合、粗大ゴミとして出す、解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す方法があります。本棚の解体は、組み立てる際の反対の手順で進めていきパーツを細かくする場合はノコギリなどを使用します。決して簡単な作業ではなく、リサイクルショップや中古家具専門店で本棚を売る場合は、そのままの状態で回収してもらえるケースが多いので無闇に解体はオススメできません。
ただし、処分する際にそのままでは部屋から運び出せないなどどうしても解体が必要になることも。その場合は、本棚の解体から回収まで全て行なってくれる不用品回収業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、どの処分方法にもメリットやデメリットがあります。ご自身の生活スタイルに合わせて、もっとも良いと思える手段を選ぶことが大切です。処分時にはこのコラムをぜひ、参考にしてみてください!