不要な加湿器はどう捨てる?処分方法8選と注意点を解説!

目次

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部屋の空気が乾燥するのを防ぐのはもちろん、風邪を予防したり花粉対策にも役立ったりと、多くの家庭で活躍する家電、加湿器。歌手やアナウンサーなど、声を仕事にしている方々にとっては必須家電でもありますよね。

そんな加湿器ですが、「冬しか使わない」「お手入れが大変」といった理由で手放すことを検討した際、どんな手段があるのかわからない、分別方法を知らないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回のコラムでは加湿器の処分方法や注意点について解説します。
加湿器をごみとして捨てる以外にも小型家電として無料で処分する方法や、売却や譲渡でのお得な手放し方まで幅広く取り上げていきますので、処分前にはぜひ一度目を通してみてください!

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加湿器とは?種類や分別について

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加湿器とは、機械から放出する蒸気化した水分で部屋の湿度を高くするための器具のこと。日本では主に空気が乾燥しやすい冬に使用されています。

加湿器とひとことでいっても、車内や卓上で使用できる小型のものや大きな部屋に対応した大型の加湿器まで形状やサイズはさまざまで、また加熱方式も以下のように違いがあります。

加熱方式特徴
水を沸騰させ、蒸気で室内の空気を加湿する
「スチーム式」
◎水を沸騰させることで菌が発生しづらく衛生的で、手入れが楽。
◎加湿能力が高く広い部屋にも適している
△電気代が高い
△吹き出し口が熱くなるのでやけどの可能性も
濡らしたフィルターに風を当て、水分を気化させて加湿する「気化式」◎結露が発生しづらい
◎電気代が安い
△送風量が多くなりがちで、稼働音が気になることも
超音波で発生させたミストで空気を加湿する
「超音波式」
◎本体が熱くならない
◎コンパクトなタイプやデザイン性に優れたおしゃれな商品が多い
◎本体価格や電気代が安い
△過加湿になることもある。雑菌も増えやすい
スチーム式と気化式の機能を合体させた
「ハイブリッド式」
◎雑菌が繁殖しづらい
◎加湿スピードが速い
△消費電力や本体代は高くなりがち

そのほか、加湿器は加湿量(室温20℃、湿度30%時に放出できる1時間あたりの水分量)や適用床面積・適用畳数(加湿量に応じた部屋の広さの目安)も重要です。
適用床面積や畳数、加湿量については商品概要に表記されていますので、購入の際には必ず確認しましょう。

加湿器は何ごみ?まずは自治体の分別を確認しよう

自治体でごみとして処分可能な加湿器ですが、分別や手数料、捨て方などは地域ごとに異なります。

自治体分別備考
北海道札幌市燃やせないごみ小型家電でも可
静岡県浜松市60cm未満:もえないごみ
60cm以上:連絡ごみ
電池類は取り外して「特定品目」
愛知県名古屋市粗大ごみ縦15×横40×奥行25㎝以下のものは小型家電回収ボックスに出せる
大阪府大阪市小型家電
普通ごみ
最大の辺または径が30cmを超えるものは粗大ごみ
福岡県福岡市燃えないごみ燃えないごみの袋に入れて口が結べない大きさのもの、重さで袋が破けるものは粗大ごみ

分別を誤ると、ごみに出した加湿器を回収してもらえず、再度家に持ち帰らなければならなくなってしまいます。自己判断で捨てるのは避け、お住まいの自治体の分別を確認して確実に処分できるようにしておきましょう。

加湿器の処分方法8選!

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ここからは実際に加湿器を処分する方法を8つ、ご紹介していきます!

  1. 不燃ごみ・可燃ごみとして捨てる
  2. 粗大ごみとして捨てる
  3. 小型家電回収を利用して処分する
  4. 家電量販店に回収してもらう
  5. リサイクルショップで買い取ってもらう
  6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  7. 人に譲る・ジモティーで譲り先を探す
  8. 不用品回収業者に依頼する

自分に合った方法を選んでみてください。

不燃ごみとして捨てる

小型の加湿器であれば、不燃ごみとして処分ができます。その場合、費用はごみ袋代以外かからず予約も不要です。指定日時にごみ収集所まで加湿器を持って行くだけで処分が完了するので、気軽な処分方法と言ってもいいかもしれません。

ただし、加湿器が可燃ごみやプラスチックごみとされていたり「大きさ問わず加湿器は粗大ごみ」としている自治体があったりと、地域ごとにさまざまなケースがあるため注意しなければなりません。お住まいの自治体の分別をしっかりと確認しておきましょう。

自治体で粗大ごみとして回収してもらう

「30cm角」「50cm角」など自治体の規定サイズ以上の加湿器は粗大ごみとして処分します。その場合は、事前に申込や手数料の支払いが必要です。

処分の手順を名古屋市を例にご紹介しますので、参考にしてみてください。

  1. 名古屋市受付センターか、インターネット受付を利用して予約する
  2. ごみ手数料を確認する
  3. 環境事業所やスーパー、コンビニなどでごみ手数料券シールを購入
  4. ごみ手数料券シールに1.で聞いた受付番号を記入し、ごみに貼る
  5. 予約した当日の朝8時までに、指定の収集場所に出す

こちらは収集されるまでに1か月ほど時間がかかりますので、すぐに処分したい場合には向かない方法です。
また、指定された収集場所まで加湿器を持ち運ばなければならないというデメリットも。大型の加湿器の場合は運び出しに手間がかかってしまうため、注意が必要です。

クリーンセンター(ごみ処理施設)まで自己搬入しても◎

「出来るだけすぐに処分したい」「自分で車が出せる」という方は、戸別収集を待たずともクリーンセンター(ごみ処理施設)まで自分で持ち込むことも出来ます。
土曜日、日曜日は搬入できませんが年末年始を除いた月曜日から金曜日であれば、祝日でも搬入が可能です。

こちらも名古屋市を例に、搬入の手順をご紹介します。

  1. 「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
  2. ごみの発生する区の環境事業所を確認する
  3. 搬入するごみを車両に積んだ状態で、環境事業所へ向かう
  4. 受付を行う
  5. ごみを積んだまま車ごと計測し、その後ごみを降ろして車を計測し、差分でごみの重さを量る
  6. 10kgまでごとに200円の処理手数料を現金にて支払う

名古屋市では10kgまでごとに200円手数料がかかることになっており、比較的安価で加湿器を処分できる方法と言えます。ただし搬入に車が必要、という点で利用できない方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、別の方法を検討しましょう。

小型家電回収を利用して処分する

加湿器は小型家電に分類されるため、自治体の小型家電回収ボックスやステーション回収、イベント回収などに持ち込んで処分することも可能です。

  • 小型家電回収ボックス
  • ステーション回収
  • ピックアップ回収
  • 資源物の集団回収
  • 市町村窓口への持込
  • 認定事業者による郵送での回収 

上記のようにさまざまな回収方法がありますが、設置場所や回収の日程は自治体によって異なるため、まずはホームページを確認してみてください。

小型家電回収は無料で加湿器を処分できる方法ではあるものの、自分で回収場所まで加湿器を持ち込まなければならないため大型の加湿器の場合は利用が難しいという欠点があります。
また、小型家電回収ボックスを利用する場合は投入口に加湿器が入るかどうかの確認も必要です。事前確認は忘れずに済ませておき、確実に処分ができるようにしておきましょう。

▼小型家電回収について詳しくはこちらの記事でも解説しています▼

家電量販店に回収してもらう

有料ではありますが、家電量販店で古い加湿器を回収してもらうこともできます。加湿器の買替を予定しているなら、下取りを依頼するとお得に新しい加湿器を購入できる場合もあるため一度問い合わせておくといいでしょう。

大手家電量販店の対応と費用については以下の通りです。

家電量販店費用・備考
エディオン550円(税込)
ジョーシン550円(税込)
ノジマ処分のみの対応不可
同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分可能
(※モバイル会員限定)
ヨドバシカメラ550円(税込)
ビックカメラ
コジマ
小型家電まとめて回収
一括2,200円(税込)
ヤマダ電機小型家電まとめて回収
一括1,650円(税込)

比較的安価に加湿器を処分でき、営業時間内ならいつでも回収してもらえるので急ぎの場合にも便利な手段ですが、店舗によって回収できる条件や費用は異なっているため注意が必要です。
持ち込む前には一度、お店に電話して確認しておきましょう。

リサイクルショップで買い取ってもらう

まだまだ使える加湿器をお持ちであれば、リサイクルショップで売却することも可能です。

  • Panasonic(パナソニック)
  • TOSHIBA(東芝)
  • SHARP(シャープ)
  • 象印
  • ダイニチ工業
  • T-fal(ティファール)
  • IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)

上記のような人気メーカーの加湿器なら高価買取が期待できるので、捨ててしまう前に一度査定に出してみるのをおすすめします。加湿器に限らず衣類や家具などさまざまなものを買い取ってもらえるので、不用品をまとめて売却するのもいいかもしれません。

ただし、リサイクルショップでは状態の悪い加湿器や古い製品は買取対象外になることも多いため注意が必要です。査定に出す前にお手持ちの加湿器の製造年数の確認をしておきましょう。

  • セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
  • ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
  • トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内

加湿器をなるべく高く売るためには?

  • リモコンや保証書など、付属品はすべて揃えて査定を受ける
  • ホコリや水アカを取り除き、できるだけきれいな状態にしておく
  • 中古家電買取専門店など、複数の店舗に査定を依頼してみる
  • 高く売れる時期を狙って売却する

正常に稼働する加湿器であることはもちろん前提条件ですが、中古買取では製品の見た目のきれいさが何より重要視されます。本体の汚れやフィルターの埃、タンクの水アカ汚れなどをしっかり掃除して、できるだけピカピカにしてから査定を受けましょう!

また、家電は売却時期の見極めも大切です。加湿器は一般的には湿度が下がる冬のシーズンが使用時期のメインとなるため、できればそれより少し前の9月~11月頃に売却するのがおすすめ。
買取店によってはその時期に冬物家電の買取キャンペーンを実施しており、よりお得に加湿器を売却できることもあります。査定前には複数のお店の情報をチェックするのを忘れないようにしておきましょう。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する

加湿器をより高く売りたい!ということでしたら、フリマアプリやネットオークションに加湿器を出品してみるという方法もあります。最新モデルや人気メーカーのものが購入されやすいのはもちろんですが、古い加湿器や故障した加湿器でも需要があれば売却できるのがメリットです。
どんなものでも捨てる前に一度、出品してみるのをおすすめします。

ただし、フリマアプリ・ネットオークションは出品から発送まですべて自分で行わねばならないのでほかの方法よりも手間がかかります。また売れるまでに時間がかかることもあるため、急ぎの場合や手間をなるべくかけたくない!ということなら別の方法を検討したほうがいいでしょう。

人に譲る・ジモティーで譲り先を探す

加湿器を必要としている人に譲って、使ってもらうという方法もあります。身近で譲る相手が見つからないならジモティーを利用して譲り先を探すのもいいでしょう。

譲り先を探さなければならないという手間はかかるものの、譲る相手が見つかりさえすれば廃棄や売却時の面倒な手続きは必要なくなり、家まで引取に来てもらえれば梱包や送料も不要になります。譲り先がすぐ見つかるなら一番手軽な手段と言ってもいいかもしれません。

しかし、加湿器に汚損や不具合があったり事前に伝えていたものと違ったりすると譲り先とのトラブルになる可能性もあるので注意しなければなりません。譲る前にはきちんと動作確認とメンテナンスを済ませておき、スムーズに引き渡しができるようにしておきましょう。

不用品回収業者へ回収を依頼する

「急ぎで加湿器を捨てたい」「加湿器以外にも処分したい不用品がいくつもある」そんな場合は不用品回収業者の利用をおすすめします。

不用品回収業者は故障した加湿器でも、処分したい加湿器が複数台ある場合でもまとめて処分してくれます。もちろん家にあるほかの不用品も回収可能で、分別や搬出、積込はすべてスタッフにおまかせしてOK。とにかく手間をかけずに家の中をスッキリさせることができます。

そのほか、不用品回収業者には自分の都合のいい日時に回収を依頼できるというメリットもあります。「引っ越しまで時間が無いのですぐに来てほしい」「夜しか時間をとれないので夜間作業してほしい」などさまざまな希望に対応してもらえるので、お困りなら一度相談してはいかがでしょうか。

不用品回収業者の選び方

便利な不用品回収業者ですが、中には高額な追加費用を請求してきたり回収された不用品を不法投棄したりする悪質な事業者も存在しているので、依頼時には注意が必要です。
トラブルに巻き込まれないよう、依頼前には以下のような点をチェックしましょう。

  • 最新の口コミを確認する
  • SNSで会社名を検索し、利用した人の感想を確認してみる
  • 電話口のスタッフの対応を判断材料にする
  • 作業実績を確認する
  • 業者のブログや作業動画を見てみる
  • 見積書の項目が明確に書かれているか確認する
  • 追加料金の有無をあらかじめ確認しておく

見積書を出してもらったら費用だけを確認するのではなく、サービスの内容が詳細に書かれているかを確認しましょう。複数の業者から見積もりを取って比較してみるのもおすすめです。

▼業者選びについてもっと詳しく知りたい!という方はこちらのコラムもどうぞ▼

「加湿器」処分時によくある質問

Q 加湿器1つだけでも回収してくれますか?

A. 当社では少量回収プランのご用意もございますので、加湿器1点のみでもお伺い可能です。単品回収ですと個別料金+出張料というお見積りになりますので、他の不用品とご一緒に処分するとお得にご利用頂けます。

Q  買い取りの場合に準備するものはありますか?

A. 買い取りは古物営業法に基づいた手続きとなりますので、免許証やパスポートといった身分証明書をご提示頂く必要がございます。未成年者の方の場合は親権者の同意が必要となりますので予めご了承ください。

Q  支払い方法は何が利用可能ですか?

A. お支払い方法は現金または「VISA」「mastercard」「AMERICAN EXPRESS」「Diners Club」などのクレジットカードに対応しております。作業終了時に現地スタッフが精算を行いますので、ご希望のお支払い方法をお申し付けください。

Q  年末に回収してもらう事は出来ますか?

A. 当社は365日年中無休となっておりますので、年末の大掃除で出た不用品回収もなんなりとお申し付けください。事前にご相談頂ければ夜間の回収にも対応致します。

Q  スケジュールに余裕がないので同じ日に見積りと回収を済ませてもらえませんか?

A. お客様のご要望であれば見積りからの即日回収にも対応可能です。スタッフやトラックを手配致しますので、お見積り依頼時に担当者へお申し付けください。

加湿器処分時の注意点

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ここでは、加湿器を処分する際に知っておきたい注意点をご紹介します。
処分前には一度目を通して、確実に処分ができるようにしておきましょう。

電池・バッテリーは抜いてから捨てる

加湿器は自治体で不燃ごみや粗大ごみとして処分できるとお伝えしましたが、バッテリーが内蔵されている充電式加湿器や電池で動くミニ加湿器などの場合は、通常とは別の方法での処分が必要です。

面倒だからとそのまま捨てたり、ほかのごみに混ぜてしまったりするとパッカー車やごみ処理施設などで爆発や火災を引き起こす恐れがあるため、指示に従い正しく処分を行いましょう。

給水タンクの水は抜いてから処分する

加湿器の給水タンクに水が残っていると、持ち運ぶ際に水漏れや漏電など予期せぬトラブルを引き起こす可能性があります。捨てるにしても売るにしても、必ず水を抜いてから処分を行うようにしましょう。

また、水を抜いたとしても乾燥が不十分なことでタンクにカビが生えたり水アカが付いてしまったりする可能性もあります。しっかり乾燥させてからタンクを加湿器に戻すようにしましょう。

業務で使用した加湿器は自治体で捨てられない

オフィスや店舗など、業務で使用した加湿器は「産業廃棄物」とされ、自治体のごみ回収で捨てることができないので注意してください。

産業廃棄物の処分方法は自治体ごとに異なるため、まずはお住まいの自治体の指示を確認しましょう。不明点がある場合は、直接自治体に問い合わせておくと確実です。

まとめ

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今回のコラムでは、加湿器の処分方法や注意点をご紹介しました。今回ご紹介した方法は以下の8つです。

  1. 不燃ごみ・可燃ごみとして捨てる
  2. 粗大ごみとして捨てる
  3. 小型家電回収を利用して処分する
  4. 家電量販店に回収してもらう
  5. リサイクルショップで買い取ってもらう
  6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  7. 人に譲る・ジモティーで譲り先を探す
  8. 不用品回収業者に依頼する

不燃ごみや粗大ごみとして処分できる加湿器ですが、サイズによっては不燃ごみや小型家電に分類されたり手数料が変わったりすることもあるなど自治体によってルールはさまざまです。処分前には必ずお住まいの自治体のホームページを確認し、確実に処分ができるようにしておきましょう。

記事では自治体での処分のほか、売却や譲渡の方法もお伝えしましたが、もし「捨てづらい大型の加湿器をどうするか迷っている」「ほかにも処分したいものがある」ということでしたら不用品回収業者の利用がおすすめです。

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弊社「出張回収センター」でも加湿器はもちろん、それ以外のさまざまな不用品の回収・買取を行っています。

加湿器やそのほかの不用品の処分にお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例