冬に大助かりな暖房器具ファンヒーターですが、いざ処分しようと思うと「サイズが大きくて捨てづらい」「何ごみになるのかわからない」といった理由で捨て方に困る人も多いのではないでしょうか?
灯油がファンヒーター内に残っている場合は、その処分にも悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、そんなファンヒーターの処分方法と注意点を詳しくご紹介します!
ファンヒーターを売却してお得に処分する方法や灯油の処分方法まで幅広く取り上げていきますので、処分時にはぜひ参考にしてみてください!
ファンヒーターは何ごみ?種類や寿命について
詳しい処分方法をご紹介する前に、ここではファンヒーターの種類や寿命、故障時の症状について解説します。お手持ちのファンヒーターの状態と照らし合わせて確認してみてください。
ファンヒーターの種類
ファンヒーターは以下の3つの種類に分けることができます。
- 石油ファンヒーター
- ガスファンヒーター
- セラミックファンヒーター
給油タンク内の灯油を燃やして部屋をあたためる石油ファンヒーターや、本体内部でガスを燃焼させる仕組みのガスファンヒーターは、暖房能力や速暖性が高いという特徴があります。リビングや寝室など、広い部屋を隅々まであたためたい場合に便利な暖房器具です。
しかしパワフルなぶん「本体のサイズが大きいので持ち運びにくい」「捨てる際には燃料の処理も必要になる」など、処分時には手間や費用がかかりがちというデメリットもあります。
その一方、電気の力を利用するセラミックファンヒーターは部分的なあたために適している暖房器具です。
部屋全体をあたためられるわけではありませんが、そのぶんコンパクトで重量も軽いので比較的処分が簡単というメリットがあります。「不燃ごみ」や「金属ごみ」、「小型家電」など自治体によって分別区分は変わりますので、処分時には確認が必要です。
ファンヒーターの寿命はどれくらい?
ファンヒーターには標準使用期間(製品が安全上問題なく使用できる期間)が設定されています。
- ガスファンヒーター:10年
- 石油ファンヒーター(石油ストーブ):8年
- セラミックファンヒーター:6年程度
(参考:日本ガス石油機器工業会)
メーカーでは安全性の面から、標準使用期間を超えたファンヒーターの点検や買替を推奨しています。
標準使用期間を超えたからといってすぐに処分しなければならないというわけではありませんが、長く使用すればするほどファンヒーターは不具合を起こしやすくなります。安全のためにも標準使用期間を目安にし、買替や処分を検討しましょう。
故障したファンヒーターを使い続けるのは危険!
標準使用期間を超えていないファンヒーターでも、不具合が起こる場合もあります。
- 煙が出る
- 異音がする
- 異臭がする
- 点火に時間がかかる
- エラー表示が出る
上記のような不具合のあるファンヒーターを使用し続けると、火事や爆発を引き起こす可能性もあり大変危険です。普段使っている際には見られなかった異常がある場合は、使用をただちに中止してメーカーに相談してみてください。
ファンヒーターの処分方法8選!
ここからはファンヒーターの処分方法を7つご紹介します。
- 不燃ごみとして処分する
- 粗大ごみとして処分する
- クリーンセンター(ごみ処理施設)への持ち込み
- 家電量販店で回収してもらう
- リサイクルショップに持ち込む
- フリマアプリ・ネットオークションを利用する
- 人に譲る・ジモティーを使う
- 不用品回収業者に依頼する
手順や費用について詳しく確認していきましょう。
不燃ごみとして処分する
脱衣所やトイレ、デスク下などに置くタイプの小型ファンヒーターであれば、不燃ごみとして処分することができます。
- 埼玉県朝霞市:50cm未満のものは不燃ごみ
- 神奈川県横浜市:金属製で30cm未満のものは小さな金属類。プラスチック製で50cm未満のものは燃やすごみ(充電式のものの充電池は回収協力店へ。充電池を取り外せないものは、ほかの燃やすごみとは別の袋で出す)。
- 福岡県福岡市:袋に入って口が結べる大きさで、重さで袋が破けないものは燃えないごみでもだせる
この場合費用は無料ですが、材質によっては「可燃ごみ」や「金属ごみ」、「プラスチックごみ」「小型家電」として処分する場合もあるなど、自治体によって分別区分は異なります。お住まいの自治体の分別区分を確認し、指示に従って処分を行いましょう。
粗大ごみとして処分する
「30cm」「50cm」など自治体の規定サイズより大きいファンヒーターを粗大ごみとして出す場合は、電話やインターネットでの申込と、手数料納付券の購入が事前に必要です。申込無しにごみに出しても回収してもらえないので注意しましょう。
申込の手順と、各自治体の処分手数料は以下の通りです。
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- 処分するファンヒーターに受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
【各自治体のファンヒーターの処分手数料】
自治体 | 費用 |
---|---|
千葉県千葉市 | 15kg未満 390円 25kg未満 780円 |
愛知県名古屋市 | 1000円 |
大阪府大阪市 | 400円 |
福岡県福岡市 | 300円 |
粗大ごみ回収を利用すれば、大型のファンヒーターでも比較的安い費用で処分できます。しかしその反面以下のようなデメリットも。
- 事前に予約したり手数料納付券を購入したりと手間がかかる
- 回収頻度が低く、すぐ捨てられない
- 回収場所まで自分で搬入する手間がかかる
「急ぎで処分したい」「重たくてファンヒーターを持ち出せない」といった理由で利用できない場合は、別の方法を検討したほうがいいでしょう。
クリーンセンター(ごみ処理施設)への持ち込み
ファンヒーターは自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)へ持ち込むという方法でも処分可能です。
この方法であれば粗大ごみ回収を待たずにファンヒーターを処分でき、またファンヒーター以外の不用品もまとめて捨てられるというメリットがあります。重量で処分手数料が決まる施設であれば、各戸回収より処分費用が安く済むこともあるので、費用を節約したい方にもおすすめの方法です。
【各自治体の処分手数料】
- 神奈川県横浜市:各戸回収と同じ料金が必要
- 愛知県名古屋市:10㎏までごとに200円
- 大阪府大阪市:10㎏ごとに90円
- 福岡県福岡市:10㎏につき140円
自治体によって搬入の手順や事前予約の有無、稼働日時、手数料の支払い方法などのルールは異なっているので、事前に必ず確認を済ませてから持ち込むようにしましょう。
メリットの多い方法ではありますが、自己搬入するには車が必要で、また搬入できるのは平日の日中に限られているというデメリットもあります。利用できない方は別の方法を検討しましょう。
家電量販店で回収してもらう
不要になったファンヒーターは家電量販店でも回収してもらえます。
大手家電量販店のファンヒーターの引き取り条件、費用は以下の通りです。
店舗名 | 3辺合計サイズ | 重量 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|
エディオン | 150cm以下 | 20kg以下 | 1,100円(税込) | ・取り外し工事不要で使用できるもの ・作業員1名での搬出が可能なもの |
ヨドバシカメラ | 240cm以下 | 30kg以下 | 2,200円(税込) | 出張引き取りの場合は出張費用2,200円が必要 |
ケーズデンキ | 2,200円(税込) | 大型品目に該当し、サイズや重量の記載なし。確認が必要。 | ||
ジョーシン | 1,100円(税込) | 中型家電に該当し、サイズや重量の記載がないため確認が必要。 |
有料での回収にはなりますが、家電量販店の営業時間内ならいつでもファンヒーターを持ち込んで処分してもらえるため、急ぎの場合には便利な方法です。
店舗によっては古いファンヒーターを下取りしてもらえることもあり、その場合は通常よりお得にファンヒーターを処分できる可能性もあります。ファンヒーターを買い替える予定があるなら下取りについても確認しておくといいでしょう。
ただし店舗ごとに回収費用や回収条件が異なっているので注意が必要です。持ち込む前には直接店舗に問い合わせて、回収してもらえるかどうか確認しておきましょう。
リサイクルショップに持ち込む
状態の良いファンヒーターであれば、捨てるのではなくリサイクルショップで買い取ってもらうのをおすすめします。特に以下のような人気メーカーのファンヒーターなら高価買取が期待できますので、一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。
- Dainichi(ダイニチ工業)
- CORONA(コロナ)
- TOYOTOMI(トヨトミ)
- Rinnnai(リンナイ)
- NORITZ(ノーリツ)
- SHARP(シャープ)
- Panasonic(パナソニック)
- IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
- Dyson(ダイソン) など
ただし、リサイクルショップで買取対象となるのは製造年数が5年~7年以内のファンヒーターに限られており、それ以上の製造年数の製品は買取不可になることも多いため注意してください。
- セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
- ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
- トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内
不要になったファンヒーターはできるだけ早く買い取ってもらうのをおすすめします。
高く買い取ってもらうためのコツ
- ファンヒーターの本体を掃除する
- 付属品を揃えておく
- より高く売れる時期に買取に出す
中古買取では、新しいものや見た目がきれいなものほど高価買取が期待できます。査定を受けるならファンヒーター本体をメンテナンスして、できるだけきれいな状態にしておきましょう。
ただし、温風吹出口の奥の汚れが気になるからといって、パーツを分解したり奥に清掃用具を突っ込んだりすると故障や使用時の事故に繋がる恐れがあり、大変危険です。詳しいメンテナンス方法は取扱説明書やメーカーのホームページに記載があるため、そちらを参照して正しい方法でメンテナンスを行いましょう。
ファンヒーターをより高く売るためには、売却のタイミングも重要です。暖房器具の需要が高まるのはもちろん冬の時期なので、それより少し前、9月~11月に売却することで買取額アップが期待できます。
リサイクルショップによっては冬物家電買取強化キャンペーンをその時期に行っており、よりお得に処分できることも。査定を受ける前にはお店のSNSやホームページを欠かさずチェックしておきましょう。
フリマアプリ・ネットオークションを利用する
リサイクルショップで買取できないと言われてしまったファンヒーターでも、フリマアプリ・ネットオークションなら売れる可能性があります。自分で価格を設定できるので、リサイクルショップで提示された買取価格に納得がいかなかった場合にも、一度出品してみるのがおすすめです。
【メルカリで実際に取引されているファンヒーター】
- コロナ 石油ファンヒーター:5,000円
- ダイニチ 石油ファンヒーター(2015年製):3,500円
- シャープ セラミックファンヒーター(2015年製):2,580円
- リンナイ ガスファンヒーター(2007年製):8,000円
利用時の注意点
- 梱包や発送などはすべて自分で行うので手間がかかる
- 売却できた場合は販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
- すぐに売れるとは限らず急ぎの場合には不向き
ファンヒーターはサイズが大きく重量があるため、梱包や発送にどうしても手間や時間がかかってしまうというデメリットがあります。
手間をかけたくないなら、梱包から発送までを代行してくれる梱包・発送たのメル便というメルカリのサービスを利用することも可能ですが、利用時は高額な料金が別途必要となるので注意してください。
そのほか、フリマアプリ・ネットオークションには「出品したからといってすぐに売れるとは限らない」というデメリットもあります。急いで処分したいなら別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
人に譲る・ジモティーを使う
まだまだ使えるファンヒーターをお持ちなら、知人や友人に譲渡するという方法もあります。
この方法であれば、ファンヒーターを捨てたり売ったりする際の面倒な手間が必要なくなり、また、手渡しでお譲りできるのであれば梱包や発送も必要なくなるので手軽な手段です。身近で譲り先が見つからない場合は、地元の掲示板「ジモティー」を利用してみるのもいいでしょう。
ただし、お譲りするファンヒーターは「使用可能なもの」であることがもちろん前提条件であり、不具合があるものや著しく汚れているものをお譲りすると受け渡し当日にトラブルになる可能性もあるので注意してください。
譲る前にはきちんと動作確認とメンテナンスを済ませておき、スムーズに受け渡しが完了するようにしておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者であれば、ファンヒーターはもちろん、家の中の不用品を手間や時間をかけずに処分可能です。「引っ越しを控えているので急いで不用品を処分したい」「忙しくてごみ出しをする時間がない」といった方に特におすすめの手段となっています。
【不用品回収業者のメリット】
- 電話一本で自宅まで不用品を回収しに来てくれる
- どんな種類のファンヒーターでも回収可能
- 分別や運び出しなどはすべてスタッフにおまかせしてOK
- その場で買取査定をしてもらえる
- 自分の都合のいい日時に作業してもらえる
灯油が残ったままのファンヒーターでも回収してもらえることが多いですが、業者によっては回収不可になったり別料金が発生したりすることもあります。回収可能品目や条件、費用については事前に確認しておくようにしましょう。
相見積もりでお得に処分!
不用品回収業者は便利な手段ですが、ファンヒーター1点だけを処分するとなると費用が割高になりがちというデメリットがあります。
できるだけ安く利用したいなら、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 複数の不用品をまとめて回収してもらい、積み放題プランや定額プランを利用する
- 回収と同時に不用品の買取をしてもらい、買取金額で処分費用を相殺する
- 相見積もりで費用を比較してみる
中でも特に試していただきたいのは、複数の業者から見積もりを取って費用を比較する「相見積もり」です。
複数の業者の見積書を見比べることで提示された料金やプランが自分に合っているものかどうかを判断でき、同じサービス内容でより安い業者を探すのに役立ちます。
時間がないときや忙しいときに複数の業者と連絡を取るのは面倒…と思われるかもしれませんが、相見積もりをするかしないかで数千円~数万円の費用の差が出ることも。
できれば2~3社以上の業者から見積もりをとって比較してみるのがおすすめです。
▼業者選びについては以下のコラムでも詳しく解説しています▼
「ファンヒーター」処分時によくある質問
Q ファンヒーターの回収を依頼したいのですが、その日に取りに来てもらうことは可能でしょうか?
A. 当社では、お客様からご依頼をいただければ、最短で30分以内にお伺いさせていただきます。混雑状況やお伺いする場所によっては、それよりも時間がかかる可能性がございますが、その場合でもできる限り当日中には伺いますので、ご安心ください。
Q 壊れているファンヒーターでも引き取ってもらえますか?
A. 壊れて動かないファンヒーターでも問題なく引き取らせていただきます。壊れているかどうかで手数料が増減することはございません。
Q 他社で引き取りを拒否されたファンヒーターを引き取ってもらえますか?
A. 他社が引き取りを拒むようなファンヒーターでも、できる限り回収させていただきますので、まずは電話やオンラインフォームなどを使ってお問い合わせください。
Q 海外製のファンヒーターでも引き取ってもらえますか?
A. 当社は海外にも豊富な販路を持っておりますので、海外製のファンヒーターについてもできる限り引き取らせていただきます。
Q ファンヒーターの収集の見積りは有料ですか?
A. 見積りだけであれば一切無料を行っております。一切料金は発生しませんので、安心して見積もりをご依頼ください。
ファンヒーター処分時の注意点
ファンヒーターの処分前に知っておきたい注意点を解説します!
処分前には一度、目を通してみてください。
灯油タンクを空にしてから処分する
灯油をファンヒーターに残したままにしていると、運搬中に漏れ出して事故や汚損の原因になる可能性があります。売るにしても捨てるにしても、必ず灯油タンクを空にしてから処分しましょう。
灯油を処分するなら、自然に火が消えるまでファンヒーターを燃やし続ける「空(から)焼き」「空焚(だ)き」が確実で簡単な方法ですが、たくさん残っている場合は難しいこともあるかもしれません。その場合は以下のような手段で処分も可能です。
- ガソリンスタンドで回収してもらう
- ホームセンターで引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
ただし、上記の手段は利用条件があったり費用が発生したりするため事前に確認が必要です。詳しくは以下の記事で解説していますので、処分時には参考にしてみてください。
乾電池は外してからごみにだす
乾電池を使用するファンヒーターの場合は、灯油だけでなく乾電池の取り外しも必要です。
こちらもファンヒーター内に残しておくことで液漏れによる故障や処分時の発火・爆発などにつながる恐れがあるので、必ず取り外してから処分を行いましょう。
取り外した乾電池は自治体の指示に従って処分しますが、分別や細かい捨て方は自治体によって違いがあります。
- 神奈川県横浜市:小型充電式電池(リチウムイオン電池、モバイルバッテリー等)の出し方
- 愛知県名古屋市:電池類の出し方(一括収集)
- 福岡県北九州市:電池のリサイクル
お住まいの自治体のルールを確認し、正しく処分を行いましょう。
▼乾電池の捨て方は以下の記事でも解説しています▼
まとめ
ファンヒーターは種類によっては非常に重たく持ち運びが困難だったり、灯油の処理が必要になることがあったりと、売るにしても捨てるにしても処分が大変になりがちです。
もし「ファンヒーターが重くてごみに出せない」「捨てたいものがたくさんある」ということなら不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
- 電話一本で自宅まで不用品を回収しに来てくれる
- どんな種類のファンヒーターでも回収可能
- 分別や運び出しなどはすべてスタッフにおまかせしてOK
- その場で買取査定をしてもらえる
- 自分の都合のいい日時に作業してもらえる
記事の中では不用品回収業者を安く利用する方法も解説しています。利用前には参考にしてみてください。
弊社「出張回収センター」でもファンヒーターをはじめとしたさまざまな不用品の買取・回収を行っています。
ファンヒーターや不要品の処分にお困りでしたら、お気軽にご相談ください!