オフィスやご家庭などで、不要な書類を処分する際に役立つ「シュレッダー」。
紙詰まりを起こして壊れてしまったものや、買ったは良いものの使用する機会があまりないままホコリをかぶっているものなど、いらないシュレッダーが置きっぱなしになっていませんか?
シュレッダーは刃がついているため簡単に捨てられないイメージがあり、とくに電動シュレッダーは家電製品でもあるため、どう処分するのが正解か少し分かりづらいですよね。
今回のコラムでは故障や買い替えなどの理由で不要になった「シュレッダーの処分方法」をご紹介していきます。
廃棄の方法以外にも、まだ使えるシュレッダーをお得に処分する方法もお伝えしていきますので、
- 壊れたシュレッダーを処分したい
- 業務用シュレッダーを捨てたい
- あまり使っていないシュレッダーだけど捨てるしかない?
など、シュレッダーの処分についてお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
別ページにコピー機の処分方法についても解説しておりますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
シュレッダーは種類や大きさで捨て方が変わる
シュレッダーには手動式・電動式の2種類があり、その種類とシュレッダー本体の大きさによって処分方法が異なるのはご存知ですか?
処分方法を見ていく前に、まずは手動・電動それぞれの捨て方の違いを確認してみましょう。
手動式シュレッダー
手動式のシュレッダーはハンドルを手で回すことで、紙を細断する仕組みとなっています。
コンパクトな造りをしているものが多いため、ほとんどの自治体で「不燃ごみ」として処分が可能です。
なお、電気製品ではないので、中には名古屋市のように「可燃ごみ」として分類する自治体もあります。
また、あまりないケースですが、手動式シュレッダーでもサイズが規定サイズである30cm角または50cm角以上より大きいものの場合は「粗大ごみ」となるでしょう。
電動式シュレッダー
電動式シュレッダーは電源コードをコンセントにつなげ、電力で刃を動かすことによって紙を細断するシュレッダーです。
電動式シュレッダーを処分したい場合は、まずサイズの確認をしましょう。
手動式シュレッダーと同じく、電動式シュレッダーも規定サイズ以上のものは「粗大ごみ」となります。
お手持ちの電動式シュレッダーが規定サイズ以下だった場合は、お住まいの自治体が電動式シュレッダーを「小型家電」の対象としているかどうかを確認しましょう。
自治体に電動式シュレッダーが「小型家電」に指定されていれば、自治体が設置した「小型家電回収ボックス」を利用して無料で処分ができます。
何を小型家電とするか、といった判断は自治体ごとに違うので、こちらも必ず確認をしてから利用するようにしましょう。
- 回収ボックスが近くにないので利用できない
- 電動式シュレッダーが「小型家電」になっていない
といった場合は電動式シュレッダーを「不燃ごみ」として処分します。
自治体によっては「手動・電動関係なくシュレッダーは不燃ごみ」としている場合や、ごみの分別表に「シュレッダー」としか記載のない場合もあります。
各自治体によって細かなルールは異なりますので、疑問に思った際はお住まいの自治体に問い合わせてご確認ください。
シュレッダーの処分方法は全部で7つ!
種類ごとに処分方法が異なる点を確認したところで、ここからはシュレッダーの処分方法についてもう少し具体的に見ていきましょう。
シュレッダーを処分する方法は全部で7つあります。
- 自治体を利用し処分する
- 小型家電として処分する
- 下取りサービスを利用する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
それぞれについて詳しく解説していきます。
1.自治体を利用し処分する
シュレッダーの種類や大きさによって処分方法は異なるとお伝えしましたが、ご家庭で利用したシュレッダーであれば自治体を利用し処分できます。
■ 不燃ごみ
名古屋市のように「可燃ごみ」とする自治体もありますが、最大辺が30cm以下の小さなシュレッダーであれば「不燃ごみ」として処分できる場合が多いです。
不燃ごみで処分する際には指定のごみ袋を購入する必要がありますが、そのほかの費用は無料で予約も必要ありません。
ただし、自治体によっても異なりますが収集日が月1回と少ないため、すぐにシュレッダーを処分したい方には向いていない手段かもしれません。
■ 粗大ごみ
最大辺が30cmを超えるシュレッダーの場合は「粗大ごみ」として処分することになります。
不燃ごみとは違い、粗大ごみの処分は電話やインターネットでの事前予約制であることが多いので注意してください。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。
【粗大ごみを出す手順】
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するシュレッダーに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
なお、締切日や費用は自治体によって差がありますので必ず確認するようにしてください。
また、不燃ごみと同じく収集頻度は月1回と少ない自治体が多いです。
締切日に間に合わなかったり、手数料納付券が用意できていなかったりした場合はシュレッダーを回収してもらえず、思っていたよりも処分に時間がかかってしまうかもしれません。
■ ごみ処理施設へ持ち込む
できるだけ早くシュレッダーを処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
この場合は重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。
ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。
2.小型家電として処分する
コンパクトな電動式シュレッダーに限られますが、自治体によっては不燃ごみとして廃棄せずに「小型家電」としてリサイクルが可能です。
シュレッダーが小型家電に該当する自治体の場合は、小型家電リサイクル法という法律にのっとり、定められた方法で処分する必要があります。
回収方法は以下の4つです。
回収方法 | 詳細 |
---|---|
ボックス回収 | 公共施設や家電量販店に設置してある回収ボックスから回収する |
イベント回収 | イベントの実施期間内でリサイクル回収する |
ステーション回収 | ごみ収集所で資源ごみとあわせて回収する |
ピックアップ回収 | 不燃ごみとして処分後、清掃工場で選別して回収する |
近隣で上記のいずれかの回収が行われているなら、持ち込んで回収してもらいましょう。
費用は一切かかりませんし、ボックス回収の場合はごみの収集日を待たずにシュレッダーを処分できるため大変便利です。
ただし、手動式シュレッダーや、サイズの大きいシュレッダー、業務用シュレッダーについては回収ボックスを利用できないため、別の処分方法を検討する必要があります。
別ページにて小型家電の処分方法について詳しく解説してますので、詳しくはこちらをご参照ください。
3.下取りサービスを利用する
古いシュレッダーを処分して新しいシュレッダーを購入するのであれば、家電量販店や事務用品販売店などで実施している下取りサービスを利用できる場合があります。
古いシュレッダーを下取りしてもらうことでポイントが付与されたり、新しく購入するシュレッダーの価格を値引きしてもらえるなど大変お得なサービスです。
また、値引きやポイント付与ではなく「無料でシュレッダーを引き取るサービス」を実施している店舗もあります。サイズの大きいシュレッダーは処分するにも費用がかかってしまうことが多いので、無料で回収してもらえれば助かりますよね。
便利な処分方法のひとつですが、対象商品の購入時にのみサービスが受けられる場合や、年式や機種によっては下取りしてもらえないなど、店舗によって下取りできる条件が異なる点には要注意です。
電動タイプのみが下取りの対象になる場合のほか、そもそも下取りを実施していない・回収可能なエリアが限定されている場合もあるため、利用する際は事前に確認してから依頼するようにしましょう。
4.リサイクルショップに買い取ってもらう
未使用のシュレッダーや、買ってからあまり使用しなかったシュレッダーなど状態の良いシュレッダーをお持ちの場合は、捨ててしまうより買い取ってもらうほうが断然お得です。
もともとの販売価格が安い手動式シュレッダーは買取不可になったり、かなり安価で買い取られてしまうことがほとんどなので、査定対象となるのは電動式シュレッダーか、業務用シュレッダーであると思っておいたほうが良いでしょう。
買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつですね。
高く買い取ってもらえるシュレッダーは?
売却できるシュレッダーはもちろん正常に動作するものであることが大前提ですが、そのほかにも
- 汚れや傷みがないもの
- 箱や説明書、保証書などの付属品が揃っている
- 製造から5年以内のもの
- もとの販売価格が高額
- 大容量モデル
上記のような特徴があるシュレッダーは高価買取が期待できます。
また、
- アイリスオーヤマ
- ナカバヤシ株式会社
- ACCO BRANDS(アコ・ブランズ・ジャパン)
- 株式会社明光商会
- HP(ヒューレット・パッカード)
- bonsaii(ボンサイ)
といった人気メーカーの商品は中古市場でも人気が高いため、多少使用感があったとしても買取可能な場合が多いです。
ただし、状態が良いシュレッダーでも、製造から年数が経てば経つほど買取不可になる可能性が高くなります。使わなくなった、必要なくなったシュレッダーはその時点ですぐ査定に出すのがおすすめです。
なお、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。本来なら価値のあるものでも、相場の半分以下の値段で査定される場合もあるのです。
また、買取できないものの場合、引き取り不可になってしまうことも考えられます。その場合は別の処分方法を検討し直す必要が出てくるため注意しましょう。
5.ネットオークション・フリマアプリに出品する
メルカリやヤフオク!といった大手フリマアプリ・ネットオークションには、手動式・電動式・業務用などさまざまなシュレッダーが出品されています。
ネットオークションやフリマアプリの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。
【ネットオークション・フリマアプリに出品する手順】
- 事前にシュレッダーの相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
- シュレッダーの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
業者には買い取ってもらえないようなシュレッダーも売れる可能性があるのはうれしいですが、いつ売れるの分からないため売れるまではいらないシュレッダーを保管し続ける必要があります。
また、配送料はこちらが負担するのが一般的です。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことも考えられます。
さらに、商品に傷や汚れがついてはトラブルに発展し兼ねませんし、取り外しから出品・梱包・発送までをご自身で行うにはそれなりの労力がいるかもしれません。
本来ならお得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
6.知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
家庭用でも業務用でも問題なく使用できるシュレッダーなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。
友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包の手間も省け、処分費用もかからず無料でシュレッダーを手放せます。
ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上は、マナーとしてきちんと手入れしておく必要はあります。
なお、これらの方法は対人取引であるため、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性も視野に入れておくと安心かもしれません。
7.不用品回収業者に買取・回収を依頼する
シュレッダーにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、手動式・電動式で選択できる処分方法が異なりますし、手間や時間のかかる方法が多いですよね。
家庭用であれば通常のごみ回収に出せるものの、業務用となるとそうはいきません。
「業務用のシュレッダーを楽してお得に処分したい!」「ほかにも不用品をまとめてお願いしたい」…そんなときは不用品回収業者の出番です。
不用品回収業者に依頼するメリットは、以下のとおり。
- 家庭用・業務用関係なく回収できる
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
- 不用品回収・買取をすべてワンストップで行える
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる
- ほかの不用品もまとめて処分してもらえる(まとめて処分する方がお得になる)
これだけ多くのメリットがあります。
気になる費用は?
とは言っても、心配なのは費用がどれくらいかかるのかですよね。
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜とシュレッダーの回収費用相場が2,000円〜となっているので、
3,000円 + 2,000円 = 5,000円〜
この程度が妥当かもしれません。
業務用の大きなシュレッダーの場合はもう少しかかってしまいますが、まとめて不用品を処分する場合にはお得になる料金形態もあるため、オフィスで出た不用品をまとめて処分したい!という場合には単体で依頼するよりもずっとお得に処分できるでしょう。
また業者によっては搬出・回収までをすべてお願いできるため、労力は一切かかりませんし、多少費用を払ってでも急いでシュレッダーを処分したい方にはぴったりの方法なのではないでしょうか?
そしてもうひとつ大きな魅力として「買取サービス」があります。
専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、シュレッダーも価値を分かった上で査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
どういった点に気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼側も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得にシュレッダーを処分できるでしょう。
シュレッダーの処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.土日や祝日にも対応してもらえますか?
A.もちろん対応可能です。
当社は年中無休で不用品の回収を行っておりますので、土日や祝日のご依頼も大歓迎です。平日は仕事が忙しく時間が取れないという方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
Q.シュレッダーの中身はそのままでも問題ないですか?
A.中身が不要な場合はそのままでも問題ございません。ただし、いくら細断されていたとしても個人情報が紛れておりますので、事前に一度確認していただくことをおすすめいたします。
Q.大きな業務用シュレッダーも回収してもらえますか?
A.はい、大きなサイズのシュレッダーも問題なく回収させていただきます。
当社スタッフが屋内から搬出いたしますので、お客様の手を煩わせることはございません。重いものを運ぶのが難しい方はぜひ当社をご利用ください。
Q.シュレッダー以外の不用品も一緒に処分することは可能ですか?
A.はい、もちろん可能です。オフィス用品以外でも、家庭の家具、家電をはじめさまざまな品目を回収しております。 ぜひ、お見積もり時にお申し出ください。
Q.シュレッダーの買取は可能ですか?
A.ものによっては買取できる場合がございます。
買取対象は再販できるもので、とくに人気メーカー品や比較的製造時期が新しいものは買い取りできる可能性が高いです。
当社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
シュレッダーを処分する際にかかる費用は?
全部で7つの処分方法を見てきましたが、それぞれ結局どのくらいかかるのかも比較しておきたいですよね。
シュレッダーの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。
処分方法 | 費用目安 |
---|---|
自治体を利用し処分する | 無料〜1,200円 ※ 自治体によって異なる |
小型家電として処分する | 無料 |
下取りサービスを利用する | 無料〜2,200円 ※ 利用する店舗によって条件・費用は異なる |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 無料〜 ※ 出張費用がかかる場合がある |
ネットオークション・フリマアプリに出品する | 販売手数料 + 配送料 ※ 売上金額・配送先によって異なる |
知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する | 無料〜 ※ 遠方の場合は配送料がかかる |
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する | 5,000円〜 ※ 利用する業者・作業内容によって異なる |
家庭用のシュレッダーであれば比較的安価で処分できますが、業務用シュレッダーの場合は処分方法が限られますし、費用も多めにかかってしまいます。
しかし、必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、無理なく正しく処分することが大切です。
処分方法でご紹介したメリット・デメリットを考慮した上で、ご自身の状況にあわせて処分方法を選択しましょう。
シュレッダーを処分する際の注意点
ここまでシュレッダーの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に知っておきたい注意点をいくつかご紹介します。
分別や処分方法を誤ると、せっかくごみに出しても回収してもらえなかったり、回収されなかったシュレッダーを放置することで思わぬトラブルにつながってしまうケースもあるため、処分前にはぜひ一度確認してみてください。
中の紙ごみを捨てる
シュレッダーを処分する前には、中に溜まっている紙ごみを必ず処分しましょう。
紙ごみの中には会社の重要な書類であったり、住所をはじめとした個人情報が載っていたりと、慎重に扱うべき情報が詰まっています。
家庭用シュレッダーにかけて細断した紙の処分については「可燃ごみ」として処分できることがほとんどですが、自治体によっては「資源ごみ」としてリサイクルできる場合も。
一方で業務用のシュレッダーから出た紙ごみは「事業系一般廃棄物」、また製紙業や製本業といった特定の業種の場合は「産業廃棄物」として扱う必要があります。
それぞれ正しく分別し、ルールに従い処分しましょう。
電池を取り外す
卓上タイプのミニシュレッダーの中には、電池で動くものもあります。電池式のシュレッダーを処分する際は、必ず乾電池を取り外してから処分するようにしましょう。
取り外した電池は「不燃ごみ」や「自治体が設置した回収ボックス」などで処分ができます。
こちらも地域によって処分方法に違いがありますので、お住まいの地域のごみ出しルールの確認が必要です。
業務用シュレッダーは粗大ごみで処分できない
家庭用シュレッダーが粗大ごみや回収ボックスでの処分が可能ならば、業務用のシュレッダーも同じ方法で処分可能なのでは?と思ってしまうかもしれません。
しかし、何度もお伝えしたように、業務用シュレッダーは自治体のごみ回収や回収ボックスを利用できないため注意が必要です。
オフィスや店舗、工場などで業務に使用されて出たごみはすべて「産業廃棄物」に該当します。
「産業廃棄物」の処分は、「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者に依頼しなければなりません。
たとえ家庭用シュレッダーを業務に使用した…という場合でも、粗大ごみなど自治体のごみ回収を利用することはできませんので注意しましょう。
事業で使用して出たごみの処分が正しく行われなかった場合には業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられ、その内容は、
- 資格を持っていない業者に産業廃棄物の処理を依頼した場合…5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金もしくは両方
- 契約書を作成せず業者に依頼した場合…3年以下の懲役、300万円以下の罰金もしくは両方
など、非常に重いものです。
引き渡し後のトラブルを防ぐため、「産業廃棄物」は必ず資格や許可を得た業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「シュレッダーの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
シュレッダーは種類や大きさによって分別方法が変わり、自治体によっては「小型家電」にあたることもあるので、自己判断で処分を行うのが難しい製品です。
処分の際は、必ず自治体のホームページなどで分別を確認し、指示に従って正しく処分をするようにしましょう。
状態の良いシュレッダーは売却することも可能なので、買ったもののあまり使っていないシュレッダーをお持ちの場合は捨てる前に一度査定に出してみるのも良いかもしれませんね。
「業務用シュレッダーを安心して手放したい」「シュレッダーのほかにも捨てたいものがある」「中の紙ごみもまとめて処分して欲しい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でもシュレッダーを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。家庭用のシュレッダーや不用品の回収はもちろん、自治体のごみ回収を利用できない業務用シュレッダーやほかのオフィス用品までまとめて回収いたします。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!
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