「サイズが大きくて持ち運べない」「何ごみになるのかわからない」といった理由で、不要になったスキー板を処分できずにお困りの方も多いのではないでしょうか?
スキー板は基本的に冬しか使用しないものなので、状態が悪くなりづらいだけに処分のタイミングがわからない…ということもあるかもしれませんね。
そこでこの記事では、スキー板を捨てるタイミングや、実際にスキー板を処分する方法まで詳しく解説します。
スキー板以外のスキー用品の処分方法についても取り上げますので、処分時にはぜひ参考にしてみてください。
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スキー板の処分のタイミングは?
スキー板の買替時期の目安は、滑走日数100日程度と言われています。
とはいえ使用頻度やメンテナンスの有無などによってもスキー板の寿命は異なりますし、滑走日数をわざわざ数えていないので買替のタイミングがわからない…という方も多いかもしれません。
そこでここでは、買替すべきスキー板の状態をリストにまとめてみました。
お手持ちのスキー板の状態と照らし合わせて確認してみてください。
- スキー板に反りが出ている
- 樹脂の部分が白っぽく変色している
- 大きなえぐれや傷がある
- サイドウォールとエッジが剥離している
- エッジ部分がすり減り細くなっている
- 中の芯材が腐っている
- ビンディング部分の割れやヒビがある
古いスキー板は見た目がきれいなものでも、実は細部の劣化が進んでおり突然壊れてしまう恐れがあります。
そうなると、プレイに影響が出るのはもちろん、スキー中にケガをするリスクも高まってしまうため注意してください。
スキー板は定期的に状態を確認して、上記のようなサインが見られたらできるだけ早く買替や処分を検討しましょう。
スキー板の処分方法7選!
今回ご紹介するスキー板の処分方法は以下の7つです。
- 粗大ごみとして捨てる
- 小さく切って可燃ごみとして捨てる
- クリーンセンターに自己搬入する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 必要としている人に譲渡する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの手順や処分費用について確認していきましょう。
①粗大ごみとして捨てる
自治体の多くは一辺30cm以上のものを粗大ごみとしています。
スキー板は子ども用のものでも100cm以上の長さがあるため、「粗大ごみ」に分別されるのが一般的です。
ただし、自治体によっては粗大ごみ規定サイズを「90cm」「ごみ袋に入るサイズ」としているケースもあり、その場合は分別が変更になることもあるため注意しなければなりません。
サイズが大きいからと勝手に判断せず、自治体の分別一覧を確認しましょう。
粗大ごみ回収の手順
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- 処分するスキー板に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
スキー板の粗大ごみ回収手数料はどの自治体も数百円程度となっています。
そのため、費用を抑えて処分することが可能です。
- 東京都板橋区:400円
- 神奈川県横浜市:200円
- 愛知県名古屋市:250円
- 大阪府大阪市:200円
ただし、長さのあるスキー板を収集場所まで運び出すのは少なからず手間がかかるうえに、回収頻度は月一回程度のためすぐに捨てられないというデメリットもあるため注意が必要です。
手間や時間をかけたくないなら、別の方法を検討しましょう。
②小さく切って可燃ごみとして捨てる
スキー板は自分で粗大ごみ規定サイズ以下まで切断すれば、「可燃ごみ」として捨てることも可能です。
【スキー板の切断手順】
- ケガ防止のため軍手を着用し、床にはビニールシートや新聞紙などを敷く
- ビンディングを取り外す
- スキー板を安定した土台の上に置く
- ノコギリや電動ノコギリを使い、スキー板を短くカットする
※切ったスキー板は重ねて紐で縛る - ごみ袋に入れて、収集日にごみに出す
スキー板を切って捨てることができれば、粗大ごみ手数料を支払ったり粗大ごみ回収の予約をしたりすることなくスキー板を手放すことができます。
ただし切断作業には時間や手間がかかるのはもちろん、専用の工具や作業スペースが必要であったり、ケガのリスクがあったりとデメリットも多いため注意が必要です。
DIYや工具の取り扱いに慣れていない方は、スキー板をそのまま粗大ごみに出すか、不用品回収業者に回収を依頼する方法をおすすめします。
③クリーンセンターに自己搬入する
「車を持っていて、スキー板を運搬できる」「ほかにも捨てたいものがある」ということなら自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)にスキー板を持ち込む方法を検討してもいいでしょう。
ここでは、愛知県名古屋市の搬入手順を例としてご紹介します。
【名古屋市の搬入手順】
- 車にスキー板を積んだ状態で、居住区の環境事業所で受付する
事前予約は不要 - 指示された処理場まで自己搬入する(受付時間に注意)
- 積み下ろしは自分で行う
- 計量し、手数料を支払う(処理手数料は10kgまでごとに200円)
名古屋市では事前予約なしで搬入できましたが、ほかの施設では予約が必要であったり取扱品目や手数料の金額が違ったりすることもあります。お住まいの地域のクリーンセンターのルールをよく調べてから搬入するようにしましょう。
この方法であれば、平日限定にはなりますが自分のタイミングでスキー板を処分可能です。ただし、車を持っていない方やクリーンセンターがお近くにない場合には利用が難しい手段でもあります。
利用できない場合は別の方法を検討しましょう。
④リサイクルショップ・買取店で売却する
- Salomon(サロモン)
- HEAD(ヘッド)
- ATOMIC(アトミック)
- elan(エラン)
- ROSSIGNOL(ロシニョール)
- NORDICA(ノルディカ)
- FISCHER(フィッシャー)
- VOLKL(フォルクル)
処分する予定のスキー板が上記のような人気メーカーの製品であったり、限定モデルや有名選手が使っているモデルのものだったりするのであれば、捨てるよりもリサイクルショップやスポーツ用品買取専門店での売却がおすすめです。
処分前にはまず、お手持ちのスキー板のブランドやメーカーを確認してみてください。
20年前のスキー板でも買い取ってもらえる?
「20年前に買ったスキー板だけど…高かったし捨てたくない」「物置にずっと保管していて状態がいいスキー板をできれば売りたい」ということもあるかもしれません。
買い取ってもらえれば思いがけない臨時収入になるので、嬉しいですよね。
しかし、10年以上前に発売された古いスキー板は「毎年新作モデルが発売されるため、そもそも型落ちのものは価値が低い」「壊れてしまう可能性が高い」といった理由で買い取ってもらえないことがほとんどです。よほど状態が良いものや希少なものでない限りは、引取さえしてもらえないと思っていたほうがいいでしょう。
とはいえ買取基準はお店によって違うため、買取や無料引取してもらえる可能性もゼロではありません。どうしても売りたい!ということでしたら、査定を受けられるかどうか、電話やメールで一度確認してみてはいかがでしょうか。
スキー板を高く売るコツ
- スキー板は使用後のメンテナンスが重要!
- 売る時期を見極める
- 関連製品をまとめ売りする
- 付属品もまとめて査定に出す
スキー板は丈夫な製品ですが、使用後濡れたまま放置したり、保管状態が悪いとすぐに劣化してしまいます。いずれ売却することをお考えなら使用後は水分や汚れを拭き取りしっかり乾燥させてから、室内に保管をするようにして劣化を防止しましょう。
もちろん査定前にメンテナンスを行うのも忘れないようにしてくださいね。
また、スキー板を高く売りたいなら、ウィンタースポーツ用品の需要が高まる冬の時期より少し前に売ることも重要です。査定額がグンと高くなる9月~11月を狙って売却しましょう。
お店によってはウィンタースポーツ用品の買取強化キャンペーンをその時期に行っており、利用できればより高額でスキー板を売却できる可能性もあります。
査定を受ける前には、お店のSNSやホームページを欠かさずチェックしておきましょう。
⑤フリマアプリ・ネットオークションに出品する
リサイクルショップで売れなかったスキー板も、フリマアプリ・ネットオークションであれば売却できる可能性があります。自分で価格を設定できるので「有名ブランドのスキー板をより高く売りたい」「買取店の買取価格に納得がいかない」という場合に利用するのもおすすめです
【メルカリで実際に取引されているスキー板】
- サロモン 160cmスキー板:3,500円
- ヘッド 170cmスキー板:19,500円
- アトミック 子ども用スキー板130cm:10,000円
- ミズノ 未使用スキー板170cm:5,499円
利用時の注意点
- 梱包や発送などはすべて自分で行うので手間がかかる
- サイズが大きなスキー板は送料が高額になりがち
- 売却時は販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
- 必ず売れるというわけではなく、売れるまでに時間がかかることも
スキー板は長さがあるため、通常の配送よりも送料が高くつく可能性があります。出品する前には配送方法や送料について確認しておかないと損をしてしまうこともあるため注意してください。
また、フリマアプリ・ネットオークションは出品したからといってすぐに売れるとは限らず、ずっと売れないままということもよくあります。
「急いで処分したい」「確実に手放したい」「手間をかけたくない」ということなら、別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
⑥必要としている人に譲渡する
- 知人や友人にスキー板を使ってもらえないか聞いてみる
- スキー仲間にスキー板を譲り、使ってもらう
- ジモティーで譲り先を探してみる
という方法もあります。
身近な人にスキー板を手渡しできるのであれば、持ち運びが大変なスキー板を運搬したり、梱包・発送したりする手間がなくなります。送料も必要ないので、費用を節約したい方にもおすすめです。
ただし、お譲りできるスキー板はもちろん「問題なく使用できるもの」に限られます。
古いけど見た目はきれいだしと状態を確認せずにお譲りしてしまうと、譲った後でスキー板が壊れてしまったり、それが原因で譲った相手がケガをしてしまったりと、思いがけないトラブルに発展する可能性もありますので注意してください。
お譲り前には、スキー板の状態チェックは念入りにしておきましょう。
⑦不用品回収業者に依頼する
「スキー板以外にも処分したいものがある」「すぐに捨てたい」といった場合は、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法をおすすめします。
【不用品回収業者はこんな人におすすめ!】
- スキー板以外にも捨てたいものがある
- 不用品の分別やごみ捨てをする時間がない
- 処分するものが大量にあり、手に負えない
- 売ったり捨てたりを一度で済ませたい
不用品回収業者であれば、スキー板はもちろんそのほかの家具や家電をまとめて回収してくれます。
分別やトラックへの積み込みはすべてスタッフにおまかせできるので、とにかく手軽にスキー板やそのほかの不用品を処分可能です。
不用品回収業者は自分の都合のいい日時に回収を依頼できるため、お急ぎの方やなかなか時間が取れない忙しい方にもおすすめです。
早ければ電話したその日のうちに回収に来てもらえることもあるので、「部屋の退去が迫っているので早く来てほしい」「保管するスぺ―スがないのですぐに手放してしまいたい」などお困りの方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者の利用手順は?
- 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
- スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
- 見積もり内容に納得できたら、契約する
- 作業日時の調整
- 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
- 作業完了確認後、費用の支払い
不用品回収業者の多くは電話やメール、LINEなどで見積もりを取れるサービスを実施しており、気軽に見積もりを依頼すること可能です。
ただし、電話やメール、LINEでの見積もりは正確な費用というわけではなく、そのまま作業を依頼すると、作業当日に追加費用が発生したり満足いくサービスが受けられなかったりする可能性もあるためご注意ください。
見積もりは業者を家に招いて、実際に荷物量や荷物の種類などを詳しく確認してもらったうえで出してもらうのをおすすめします。
別ページでは悪徳業者の特徴や見分け方について、不用品回収業者に必要な「古物商許可」についても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください。
スキー板処分時によくある質問
Q 少し曲がっていて傷があるスキー板でも引き取ってもらうことはできますか?
A. 出張回収センターは修理工場を持っており、多少の傷であればリペアや修理可能となっています。そのため少々傷や曲がりがあるものでも、リユース・リサイクル可能なものであれば買取いたします。買取不可の場合は不用品として回収させていただきますので、安心してご利用ください。
Q 平日の日中は仕事をしていて立ち会えないので、平日の夜や土日祝に依頼したいのですが可能ですか?
A. 年中無休で営業しておりますので土日祝でもお伺いが可能です。夜間を希望される場合もスケジュール調整により出張回収が可能となっておりますので、ご希望の日時がある場合はお早めにご連絡ください。
Q スキー板1つだけでも引き取りに来てもらえますか?
A. はい、1点のみでも出張回収を承っております。ほかに不用品がある場合はまとめてお得にご利用いただくことも可能です。
Q 今日退去するのですが、今日すぐに来てもらうことはできますか?
A. はい、可能です。地域最大数の稼働トラックと効率的な配車システムにより当日のご依頼にもスピーディに対応いたします。名古屋市内や近郊であれば最短30分での訪問が可能ですが、引っ越しシーズンの3~4月は対応が難しい場合もあるため、ご承知おきください。
関連製品の捨て方は?
スキー板処分時に、ビンディングやウェアなどの関連製品の処分はどうしたらいい?と迷う方もいらっしゃるかもしれません。
分別と捨て方を大まかにまとめましたので、参考にしてみてください。
関連製品 | 分別 |
---|---|
スノーボード板 | 粗大ごみ |
ビルディング (ビンディング) | 不燃ごみ 金属ごみ |
スキーブーツ | 不燃ごみ 可燃ごみ |
ウェア | 可燃ごみ 資源ごみ |
ゴーグル | 可燃・不燃ごみ プラスチックごみ |
もちろん状態がいい関連製品をお持ちなら、リサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションでの売却も可能です。
関連製品はまとめ売りすることで査定額アップも期待できますので、ぜひセット売りを検討してみてください。
ウェアの処分やスノーボード板の処分、スキーブーツの処分については別ページで詳しく解説しています。処分時にはぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回のコラムでご紹介したスキー板の処分方法は以下の7つです。
- 粗大ごみとして捨てる
- 小さく切って可燃ごみとして捨てる
- クリーンセンターに自己搬入する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 必要としている人に譲渡する
- 不用品回収業者に依頼する
スキー板は中古需要の高い製品です。有名ブランド・メーカーのものなら高額で売却も可能なので、捨てる前に一度査定を受けてみるのをおすすめします。
その一方で、古すぎるものや状態の悪いスキー板は破損の恐れもあり売却できないことが多いです。
その場合、自治体で粗大ごみとして処分できますが「大きくて持ち運べない」「すぐに処分できなくて困っている」ということもあるかもしれません。
その場合は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
【不用品回収業者はこんな人におすすめ!】
- スキー板以外にも捨てたいものがある
- 不用品の分別やごみ捨てをする時間がない
- 処分するものが大量にあり、手に負えない
- 売ったり捨てたりを一度で済ませたい
弊社「出張回収センター」でも、スキー板はもちろん、それ以外のさまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!