
家のクローゼットや押し入れに、使っていないブランド品は眠っていませんか?
バッグや服、財布など、いつの時代も人気のあるブランド品ですが、使わなくなっても保管し続けてしまう方が多いようです。
その理由の多くは「いつか使うかもしれない」「手放すのは躊躇してしまう」「もったいない」といったことなど。
衣類やバッグは手放せない方が多いもののひとつですが、元の購入額が高いブランド品であれば尚更でしょう。
しかし、使っていないブランド品を持ち続けるのはスペースの無駄にもなりますし、ブランド・状態などによっては売ってお金に変えることも可能かもしれません。
今回は、ブランド品の処分方法について解説していきます。
お得な売却方法からごみとしての処分方法まで紹介していますので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。
▼この記事でわかること
- ブランド品の処分方法
- ブランド品を処分する際の注意点
ブランド品の処分方法は6通り

ブランド品の処分方法は以下の6つです。
- ブランド品買取専門店で売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 人に譲る・ジモティーを利用する
- 支援団体へ寄付する
- 可燃・不燃・粗大ごみとして処分する
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれに特徴がありますので、状況やブランド品の状態に合わせて選択してください。
①ブランド品買取専門店で売却する
ブランド品の処分でまず検討するのはやはり「売却」でしょう。
中でも、ブランド品に強い専門店に買い取ってもらうのがおすすめです。
さまざまなブランド品の知識が豊富なスタッフが在籍しており、適正な価格での買取が期待できます。
最近では店舗を持たずに「宅配買取」や「出張買取」を利用できる業者も増えており、家にいながら気軽に売却ができます。
売却方法の比較は以下のようになります。
売却方法 | 特徴 | 売れるまでの時間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
出張買取 | 自宅までスタッフに来てもらい、査定・買取してもらう | 当日~1週間 | ブランド品を運搬しなくていいので傷付ける心配がない | 人(スタッフ)を家に上げなければならない |
宅配買取 | 申し込み後、段ボール箱に売りたい物を入れて買取店へ発送 | 1週間~ | 誰にも会わず、売却ができる | 箱詰め、手続きが面倒 |
店頭買取 | 直接店舗に品物を持って行き、その場で査定・買取してもらう | 当日 | すぐに現金化できる | ブランド品を持ち運ぶ必要がある |
便利な宅配買取や出張買取は、査定から売却、入金までの流れに時間がかかることもあり、すぐに現金化したい方には不向きな場合も。
その際には店舗へ直接持ち込むほうがおすすめです。
また、買取店によって得意なブランドが異なるため、複数の店に査定を依頼し、高値が付いた店に売却しましょう。
②フリマアプリ・ネットオークションに出品する
フリマアプリやネットオークションでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるため、買取店とは違い高値で売ることが期待できます。
「買取店に出したけど、金額に納得できなかった」「買取店では売却できなかった」というときも、こうしたサイトでは希望する価格で売れる場合もあります。
また、ハイブランドではなく、コーチ、ケイトスペードのような、比較的安いミドルブランドのアイテムを売りたいときに利用するのもおすすめです。
このようなミドルブランドは、買取店では取引を断られる場合や、極端に買取額が安くなってしまうこともあるため、フリマサイトを利用するのもひとつの方法でしょう。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前に出品したいブランド品の相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- 商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 売れた商品の梱包と発送手続き
自由に価格設定ができるフリマサイトですが、売れた際にはサイトの運営側に落札金額の5〜10%程度の手数料を支払う必要もあり、中には年会費が必要なサイトもあります。
また、配送料は出品者側の負担とする場合が多く、出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく売却できても送料でマイナスに…といったことにもなりかねません。
さらに、配送時に傷がつく、破損してしまう恐れもありますので、梱包は丁寧に行う必要があります。
購入希望者とのやり取りだけでなく、その後の配送にもそれなりの労力がいることを理解しておきましょう。
③人に譲る・ジモティーを利用する
周囲にブランド品が欲しいという方がいるのであれば、譲るのもいいでしょう。
ブランド品は非常に高価な品が多いですし、売却が難しい製品でも見た目や使用上問題がなければ欲しがる方もいらっしゃるかもしれません。
周囲で譲る相手が見つからない場合は、地元の掲示板「ジモティー」を利用して譲り先を探してみるのもおすすめです。
以下はジモティーで実際に取引されているブランド品の一例です。
- GUCCI 財布 正規店購入品:4,160円
- 【美品】Christian Dior ロゴレザークラッチバッグ:11,000円
- LOUIS VITTON フラットシューズ 年式BL1101:12,800円
譲渡するだけなら利用手数料も発生せず、自宅近隣や最寄り駅での受け渡しであれば送料も必要ありません。
ただし、希望者が見つかるまでは処分できないため、急いでブランド品を手放したい場合には不向きです。
また、傷や変色、形崩れなど状態が悪いとトラブルに発展してしまう可能性も。
あくまで個人間の取引となりますので、双方が気分よくやり取りできるよう配慮が必要となるでしょう。
④支援団体に寄付する
「まだ使えるブランド品を廃棄処分するのはもったいない」という方には寄付がおすすめです。
寄付した品物は、発展途上国へ送られ使用されたり、国内でリユースされワクチンに変えて海外へ送られたりと、さまざまな形での支援活動となります。
「ブランド品 寄付」で検索すると支援団体が出てきますので、自分に合った寄付先を見つけてみてはいかがでしょうか。
ただし、基本的に支援団体に寄付する際の配送料は寄付する側の負担となります。
寄付したいものを直接持ち込みができる団体もありますが、配送にて受付している団体が多く、無料で手放せることは少ないでしょう。
しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
ブランド品に限らず衣類やバッグなどの寄付を受け付けていますので、ぜひ一度ご覧ください。
⑤可燃・不燃・粗大ごみとして処分する
売却ができないものや、人に譲ったり自分が使ったりする予定のないものは、ごみとして処分するのも選択肢のひとつ。
自治体で捨てるのがもっとも一般的ですが、その際は素材や大きさによって分別が必要となるため注意しましょう。
実際にごみとして出す際にチェックするのは次の項目です。
- 捨てたいものの素材を確認
- 取り外せる金属の部品を外す
- 大きさによっては粗大ごみとなる
多くの自治体では、30cm以上角や一辺の長さが30cmまたは50cm以上のものは「粗大ごみ」扱いとなります。
それ以外の小さなものは、可燃ごみや不燃ごみの指定袋に入れて捨てることが可能です。
バッグを処分する際の素材ごとの分別方法は以下のとおりです。
素材 | 分別方法 |
---|---|
・革製品(レザー) ・布(キャンバス) | 可燃ごみ |
・金属 ・エナメル(パテント) ・合皮 ・合成素材(ナイロンなど) | 不燃ごみ |
自治体によってルールが異なるため、お住まいの地域の分別区分を必ず確認してください。
エナメルや合皮などの素材は樹脂加工されている場合があり、燃やすとガスが出るため基本的には「不燃ごみ」で捨てましょう。
また、大きな金具が付いているものであれば、革や布でできていても「不燃ごみ」で捨てるか、金具を取り外して捨ててください。
さらに注意したいのは、スーツケース、ゴルフバッグといった車輪付きのバッグや大型のものは「粗大ごみ」となることです。
粗大ごみとして処分する場合、有料となり予約が必要になります。
一般的な手順は以下のとおりです。
- 粗大ごみ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパー・コンビニなど)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、ごみに貼る
- 収集日に指定場所に出す
粗大ごみ手数料については愛知県名古屋市の場合、スーツケースやゴルフバッグは250円、東京都港区の場合はスーツケース・ゴルフバッグともに400円としています。
このように比較的安く処分することは可能ですが、粗大ごみの回収日は月に1回程度と多くないため、処分までに時間がかかる場合があります。
早く処分したい場合は時間に余裕を持って予約しましょう。
⑥不用品回収業者へ依頼する
自分で持ち込む労力や、手間と時間をかけずにブランド品を処分したいのであれば、不用品回収業者が便利です。
不用品回収業者に依頼するメリットは以下のとおりです。
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
- 自分で運び出す必要がない
- ほかの不用品もまとめて処分してもらえる
- 回収・買取を一度に済ませられる
不用品回収業者は、ブランド品に限らず、大きな家電や家具、自転車といった捨てにくいものもまとめて処分できるのが魅力。
また、引っ越しや断捨離時などで大量の不用品があるときでも、都合に合わせて対応してもらえるため、部屋がすぐに片付きます。
「不要な衣類やバッグをまとめて処分したい」「スーツケースのような大きなものも複数ある」というときは、業者に頼んでみてはいかがでしょうか。
さらに、不用品回収業者の中には「買取」に力を入れ、各ジャンルの専門知識を持った査定士が常駐している業者もあります。
そのような不用品回収業者に依頼すれば、ブランド品の価値に見合った査定が期待できるでしょう。
すべての不用品回収業者で買取サービスが利用できるわけではありませんので、業者を選ぶ際は「買取サービス」のある業者を選ぶのがおすすめです。
買取品があればトータルの処分費用から差し引いてもらえるため、お得にサービスを利用できます。
不用品回収業者では、ブランド品に限らずさまざまな不用品を回収・買取しています。以下のページで詳しく解説しておりますので、処分時にはぜひ目を通してみてください。
不用品回収業者がいくら便利とは言え、どの業者に依頼したらいいかわからず、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
不用品回収業者はとても多く、中には悪質な業者もいるため業者選びは慎重に行う必要があります。
業者を選ぶ際には必ず見積もりを取り、内容や料金、スタッフの対応を比較してみてください。
極端に高い・安い業者は避け、対応が丁寧なところや、見積もり後の費用追加、キャンセル費用がかからない業者を選ぶのがおすすめです。
悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても以下のページにて紹介しております。業者選びの際はぜひ参考にしてみてくださいね。
ブランド品を処分する際の注意点

ここまでさまざまな処分方法を紹介してきましたが、ここで注意点についても確認しておきましょう。
ブランド品の処分は、まずは「買取」を検討する
一口にブランド品と言ってもさまざまなブランドがありますよね。
状態やデザインによってはどんなブランドでも売れる可能性はありますが、とくに売れやすいのは「高級ブランド」や「ハイブランド」と言われるもの。
- LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)
- HERMES(エルメス)
- PRADA(プラダ)
- GUCCI(グッチ)
- CHANEL(シャネル)
- Dior(ディオール)
これらのブランド品を手放す場合、まずは「買取」を検討しましょう。
高級ブランド品は元の販売価格がとても高く、造りがしっかりしていることや、ブランドとしてのネームバリューが高いことから、中古市場でもとても人気のあるものになります。
中には高額のブランドバッグをお得に買えるということで、中古で選ぶという方も。
そのため、汚れや古さがあるものでも一度は査定に出すことをおすすめします。
廃盤品・ヴィンテージものはとくに人気が高い!
中古のブランド品の中には、現在は製造されていない「廃盤モデル」もあります。
廃盤モデルは非常に希少価値が高く、中古市場でしか手に入らないため、現存モデルよりも高く売れるケースも多くあります。
また、90年代の古いモデルのブランドバッグは「ヴィンテージバッグ」としてマニアの心をくすぐるアイテムのひとつです。
一般的には価値がないと考えられがちな中古品も、質のいいハイブランドの年代ものだからこそ高い価値が付くこともあると言います。
たとえばCHANELのバッグについては、製造・発売から20年以上経過しているものを「ヴィンテージ品」として扱い、コレクターも多いもの。
今は手に入らない「希少価値」があるこからこそ、買取価格も上がりやすいということです。
ブランド品ならどんなものでもいいわけではない
ブランド品なら買取がおすすめとお伝えしましたが、同じブランド品であっても以下のような売れやすい条件があります。
- 新品・未使用品
- 人気が高いデザイン、シリーズ
- 手に入りにくいもの
ブランド品に限らず、基本的に「新品・未使用」のものは買取価格が高くなりやすい傾向にあります。
ただし新品・未使用であっても、保管方法次第では劣化が進んでいる可能性もあるため、査定時の状態にも注意が必要です。
また、人気があり手に入りにくいブランド品ほど、供給に対して需要のほうが高いため、買取価格も高くなります。
たとえば「数量限定品」や「廃盤品」「海外限定品」など、今は手に入れることが難しい品を持っているという方は、売りに出すと思ってもみない高値になることもあるかもしれません。
査定額UPを狙うなら付属品、メンテナンスは必須
ブランド品を売る際には、以下のことを意識すると査定額が上がる可能性があります。
- 汚れはなるべく取り除く
- 箱・保証書などの付属品も用意する
- 複数点をまとめて売る
- 複数の業者に査定してもらう
- 専門店へ出す
目立つ汚れは取り除いてから査定に出しましょう。
また、箱や保証書、ギャランティーカードといった購入時の付属品もある場合は一緒に出します。
さらに買取に出す際は複数点をまとめて出すのがおすすめです。
買取業者としては1点でも多くのブランド品を確保したいため、複数点あれば高値を付けやすくなります。
業者に出す際は複数の業者を利用したり、ブランド品に強い専門業者を利用したりするといいでしょう。
ブランド品の処分時に出やすい不用品

「ブランド品」と一括りに言っても、洋服やアクセサリー、靴などさまざまなカテゴリーのものが含まれます。
別ページにて洋服の処分をはじめ、ファッション関連の処分について詳しく解説しております。それぞれどのように処分するのか知りたい!という場合には、ぜひ一度目を通してみてくださいね。
ブランド品の処分でよくある質問

Q.依頼した日にブランド品を回収してもらうことはできますか?
A.愛知県にお住まいなら、ご依頼日に回収することが可能です。
名古屋市内なら最短1時間以内でお伺いできます。
ただし、先にご予約いただいているお客様との兼ね合いがございますので、お早めにご連絡ください。
Q.ブランド品以外の不用品も回収してもらえますか?
A.弊社の不用品回収品目は多岐に渡ります。
ブランド品のほか、家具や家電といった不用品を一緒に回収することも可能です。
まとめて回収することにより、処分料金がお得になる場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。
Q.ブランド品回収の見積もりに費用はかかりますか?
A.弊社ではブランド品回収のお見積もりだけの依頼も歓迎しています。
お見積もりやご相談は無料でご利用いただけますし、お見積もり金額に納得ができなかった場合は、キャンセルすることも可能です。
もちろん、キャンセル料金も無料となっておりますので、安心してご利用くださいませ。
Q.古くて状態の悪いブランド品でも回収できますか?
A.弊社では、基本的に不用品の状態を問わず回収することが可能です。
ブランド品に傷や破損が見られる場合も問題なく回収いたします。
Q.ブランド品を回収する前に何か準備しておく必要はありますか?
A.ご安心ください。お客様にしていただく手間は一切ございません。
ブランド品の回収や運搬まで弊社スタッフが責任を持って行います。スタッフが訪問するまでくつろいでお待ちくださいませ。
Q.ブランド品の買取条件はなんですか?
A.ブランド品に限らず、買取は再販目的で行っておりますので、再販できる状態であることが第一の条件となります。
また海外・国産の人気ブランドのもの、新品に近い状態のもの、希少性の高いものなどは買取対象となる確率が上がります。もちろん無料査定のみのご利用も可能ですので、お気軽にご依頼ください。
まとめ

今回はブランド品の処分方法についてお伝えしました。
ブランド品の魅力は質の良さや高いファッション性、ブランドとしてのステイタスなどが挙げられますが、だからこそ手放せない方も多いのではないでしょうか。
処分の際は売却を含め、お得な方法や自分が納得できる方法を探してみましょう。
弊社「出張回収センター」ではブランド品を含めたさまざまな不用品を買取・回収しています。
買取に関しては専門の部署を持つほど力を入れており、知識が豊富な鑑定士が査定いたしますので、安心してご利用いただけます。
もちろん、お見積もりや査定、相談は無料です。
LINEやメールでも簡単な見積もりが出せますので、まずはお気軽にご連絡ください。
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