家のクローゼットや押し入れに、使っていないブランド品は眠っていませんか?
バッグや服、財布など、いつの時代も人気のあるブランド品ですが、使わなくなっても保管し続けている人が多いようです。
その理由の多くは「いつか使うかもしれない」「手放すのは躊躇してしまう」「もったいない」といったことなど。
衣類やバッグは「手放せない人が多い物」の一つですが、元の購入額が高いブランド品であれば、尚更でしょう。
しかし、使っていないブランド品を持ち続けるのはスペースの無駄にもなりますし、ブランド・状態などによっては売ってお金に変えることもできるかもしれません。
今回は、ブランド品の処分方法について解説していきます。
お得な売却方法からごみとしての処分方法までご紹介していますので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。
ブランド品の処分は、まずは「買取」を検討する
一口に「ブランド品」と言ってもさまざまなブランドがありますよね。
状態やデザインによってはどんなブランドでも売れる可能性はありますが、特に売れやすいのは「高級ブランド」や「ハイブランド」と言われるもの。
例えば「ルイヴィトン」「エルメス」「プラダ」「グッチ」「シャネル」「ディオール」などです。
これらのブランド品を手放す場合、まずは「買取」を思い浮かべる人も多いでしょう。
まずは不要なブランド品をお得に買い取ってもらう方法をお伝えします。
中古市場で人気の高い高級ブランド品
高級ブランド品は元の販売価格がとても高く、造りがしっかりしていることや、ブランドとしてのネームバリューが高いことから、中古市場でもとても人気のあるものになります。
中には高額のブランドバッグをお得に買えるということで、中古で選ぶという方も。
そのため、汚れや古さがあるものでも一度は査定に出すことをおすすめします。
廃盤品・ヴィンテージものは特に人気が高い
中古のブランド品の中には、現在は製造されていない「廃盤モデル」もあります。
廃盤モデルは非常に希少価値が高く、中古市場でしか手に入らないため、現存モデルよりも高く売れるケースも多くあります。
また、90年代の古いモデルのブランドバッグは「ヴィンテージバッグ」としてマニアの心をくすぐるアイテムの一つです。
一般的には価値がないと考えられがちな中古品も、質の良いハイブランドの年代ものだからこそ高い価値が付くこともあると言います。
例えば「シャネル」のバッグについては、製造・発売から20年以上経過しているものを「ヴィンテージ品」として扱い、コレクターも多いもの。
今は手に入らない「希少価値」があるこからこそ、買取価格も上がりやすいということです。
売れやすいブランド品とは
同じブランド品であっても売れやすい条件というのがあります。
それは次のとおりです。
- 新品・未使用品
- 人気が高いデザイン、シリーズ
- 手に入りにくいもの
ブランド品に限らず、基本的に「新品・未使用」のものは買取価格が高くなりやすい傾向にあります。
ただし新品・未使用であっても、保管方法次第では劣化が進んでいる可能性もあるため、査定時の状態にも注意が必要です。
また、人気があり手に入りにくいブランド品ほど、供給に対して需要のほうが高いため、買取価格も高くなります。
例えば「数量限定品」や「廃盤品」、「海外限定品」など。
今は手に入れることが難しい品を持っているという人は、売りに出すと思ってもみない高値になることもあるかもしれません。
ブランド品を少しでも高く売るためには
ブランド品を売る際には、以下のことを意識すると査定額が上がる可能性があります。
- 汚れはなるべく取り除く
- 箱・保証書などの付属品も用意する
- 複数点をまとめて売る
- 複数の業者に査定をしてもらう
- 専門店へ出す
目立つ汚れは取り除いてから買取に出しましょう。
また、箱や保証書、ギャランティーカードといった購入時の付属品もある場合は一緒に出します。
さらに買取に出す際は複数点をまとめて出すのがおすすめです。
買取業者としては1点でも多くのブランド品を確保したいため、複数点あれば高値を付けやすくなります。
また、業者に出す際は複数の業者を利用したり、ブランド品に強い専門業者を利用したりするとよいでしょう。
ブランド品の売却方法
ここではブランド品の売却方法について解説していきます。
ブランド品の売却方法でおすすめなのは主に以下の4つです。
それぞれに特徴がありますので、状況やブランド品の状態に合わせて選択してください。
方法1.ブランド品買取専門店
ブランド品の買取でおすすめなのは、ブランド品に強い専門店です。
さまざまなブランド品の知識が豊富なスタッフが在籍しており、適正な価格での買取が期待できます。
最近では店舗を持たずに「宅配買取」や「出張買取」をおこなう業者も増えており、家にいながら気軽に売却ができます。
ただしこうした宅配買取や出張買取は、査定から売却、入金までの流れに時間がかかることもあり、すぐに現金化したい方には不向きな場合も。
その際には店舗へ直接持ち込む方がおすすめです。
また、買取店によって得意なブランドが異なるため、複数の店に査定を依頼し、高値が付いた店に売却しましょう。
売却方法の比較は以下のようになります。
売却方法 | 出張買取 | 宅配買取 | 店頭買取 |
---|---|---|---|
特徴 | 自宅までスタッフに来てもらい、査定・買取をしてもらう | 申し込み後、段ボール箱に売りたい物を入れて買取店へ発送 | 直接店舗に品物を持って行き、その場で査定・買取をしてもらう |
売れるまでの時間 | 当日~1週間 | 1週間~ | 当日 |
メリット | ブランド品を運搬しなくてよいので傷付ける心配がない | 誰にも会わず、売却ができる | すぐに現金化できる |
デメリット | 人(スタッフ)を家に上げなければならない | 箱詰め、手続きが面倒 | ブランド品を持ち運ぶ必要がある |
方法2.ネットオークション・フリマアプリ
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるため、買取店とは違い高値で売ることが期待できます。
「買取店に出したけど、金額に納得できなかった」「買取店では売却できなかった」というときも、こうしたサイトでは希望する価格で売れる場合もあります。
また、ハイブランドではなく、コーチ・ケイトスペード・フルラのような、比較的安いミドルブランドのアイテムを売りたいときに利用するのもおすすめです。
このようなミドルブランドは、買取店では取引を断られる場合や、極端に買取額が安くなってしまうこともあるため、フリマサイトを利用するのも一つの方法でしょう。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前に出品したいブランド品の相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- 商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 売れた商品の梱包と発送手続き
- 購入者とのやり取り
自由に価格設定ができるフリマサイトですが、売れた際にはサイトの運営側に落札金額の5〜10%程度の手数料を支払う必要もあり、中には年会費が必要なサイトもあります。
また、配送料は出品者側の負担とする場合が多く、出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく売却できても送料でマイナスに…なんてことにもなりかねません。
さらに、配送時にキズなどがついてしまってはトラブルに発展する可能性も。
配送時の破損防止のためには梱包を厳重におこなう必要もあり、それなりの労力がいることを理解しておきましょう。
方法3.他にも処分したい不用品があるなら「不用品回収業者」
「不用品回収業者」と聞くと、単にいらないものをまとめて処分してくれる便利な業者と思われる方が多いかもしれません。
しかし、不用品回収業者の中には「買取」に力を入れ、各ジャンルの専門知識を持った査定士が常駐している業者もあります。
そのような不用品回収業者に依頼すれば、ブランド品の価値に見合った査定をしてもらえますし、他の不用品もまとめて処分することが可能です。
不用品回収業者に依頼するメリットは以下のとおりです。
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
- 不用品回収・買取を全てワンストップでおこなえる
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる
- 自分で運び出す必要がない
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる
ただし、すべての不用品回収業者が買取サービスをおこなっているわけではありません。
また「高く買い取ってもらう」というよりは、「たくさんの不用品をラクに手放したい」という方向けの方法になります。
ブランド品の処分方法
ここからは売却できなかったブランド品の処分方法についてお伝えしていきます。
処分方法1.可燃・不燃・粗大ごみとして処分する
売却ができないものや、人に譲ったり自分が使ったりする予定のないものは、ごみとして処分するのも選択肢の一つ。
自治体で捨てるのが最も一般的ですが、その際は素材や大きさによって分別が必要となるため注意しましょう。
実際にごみとして出す際にチェックするのは次の項目です。
- 捨てたいものの素材を確認
- 取り外せる金属の部品を外す
- 大きさによっては粗大ごみとなる
多くの自治体では30㎝以上角や一辺の長さが30㎝または50㎝以上のものは「粗大ごみ」扱いとなります。
それ以外の小さなものは、可燃ごみや不燃ごみの指定袋に入れて捨てることができます。
バッグを処分する際の素材ごとの分別方法は以下のとおりです。
素材 | 分別方法 |
---|---|
・革製品(レザー) ・布(キャンバス) | 可燃ごみ |
・金属 ・エナメル(パテント) ・合皮 ・合成素材(ナイロンなど) | 不燃ごみ |
エナメルや合皮などの素材は樹脂加工してあることがあり、燃やすとガスが出るため基本的には「不燃ごみ」で捨てましょう。
また、大きな金具が付いているものであれば、革や布でできていても「不燃ごみ」で捨てるか、金具を取り外して捨ててください。
さらに注意したいのは、スーツケース、ゴルフバッグといった車輪付きのバッグや大型のものは「粗大ごみ」となることです。
粗大ごみとして処分する場合、有料となり、事前予約が必要になります。
一般的な手順は以下のとおりです。
【粗大ごみの申し込み手順】
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパー・コンビニなど)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、ごみに貼る
- 収集日に指定場所に出す
粗大ごみ手数料については名古屋市の場合、スーツケースやゴルフバッグは250円、東京都港区の場合はスーツケース・ゴルフバッグともに400円としています。
このように比較的安く処分することは可能ですが、粗大ごみの回収日は月に1回程度と多くないため、処分までに時間がかかる場合があります。
早く処分したい場合は時間に余裕を持って、予約をおこなうのがよいでしょう。
処分方法2.支援団体に寄付する
「まだ使えるブランド品を廃棄処分するのはもったいない」という方には寄付がおすすめです。
寄付した品物は、発展途上国へ送られ使用されたり、国内でリユースされワクチンに変えて海外へ送られたりと、さまざまな形での支援活動となります。
「ブランド品 寄付」で検索すると支援団体が出てきますので、自分に合った寄付先を見つけてみてはいかがでしょうか。
ただし、基本的には支援団体に寄付する際の配送料は「寄付する側の負担」となります。
寄付したいものを直接持ち込みができる団体もありますが、配送にて受付をしている団体が多く、無料で手放せることは少ないでしょう。
しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
当社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
ブランド品に限らず衣類やバッグなどの寄付を受け付けていますので、ぜひご覧ください。
処分方法3.不用品回収業者に回収を依頼する
自分で持ち込む労力や、手間と時間をかけずにブランド品を処分したいのであれば、不用品回収業者が便利です。
ブランド品に限らず、大きな家電や家具、自転車といった捨てにくいものもまとめて処分できるのが魅力。
また、引っ越しや断捨離時などで大量の不用品があるときでも、都合に合わせて対応してもらえるため、部屋がすぐに片付きます。
「不要な衣類やバッグをまとめて処分したい」「スーツケースのような大きなものも複数ある」というときは、業者に頼んでみてはいかがでしょうか。
業者を選ぶ際は、売却のところでもお伝えしたように「買取サービス」のある業者を選ぶとよいでしょう。
買取品があればトータルの処分費用から差し引いてもらうことができるため、お得にサービスを利用できます。
とは言え、どの業者に依頼したらよいかわからず、不安に思う方もいるかもしれませんね。
不用品回収業者はとても多く、なかには悪質な業者もいるため注意が必要です。
業者を選ぶ際には必ず見積もりを取り、内容や料金、スタッフの対応を比較してみてください。
極端に高い・安い業者は避け、対応が丁寧なところや、見積もり後の費用追加、キャンセル費用がかからない業者を選ぶのがおすすめです。
当社「出張回収センター」ではブランド品を含めたさまざまな不用品の「買取」や「処分」をおこなっています。
買取に関しては専門の部署を持つほど力を入れており、知識が豊富な鑑定士が査定をおこなうためご安心ください。
もちろん、お見積りや査定、相談は無料です。
LINEやメールでも簡単な見積もりが出せますので、まずはお気軽にご連絡ください。
まとめ
今回はブランド品の処分方法についてお伝えしました。
ブランド品とは言っても、衣類やバッグ、小物や靴までさまざまですよね。
ブランド品の魅力は質の良さや高いファッション性、ブランドとしてのステイタスなどが挙げられますが、だからこそ手放せない人が多いもの。
そのため売却を含め、お得な方法や自分が納得できる方法を探してみましょう。
「出張回収センター」では不用品回収以外にも買取、ハウスクリーニング、、部屋の片付けなどのサービスをご用意しています。
もし使っていないブランド品をお持ちだという方は、この機会に部屋をスッキリさせてみませんか?