
在宅ワークや勉強用として、家で机を置いているという人は多いのではないでしょうか?
一口に「机」と言っても、勉強机、書斎机、事務机、作業机、パソコンデスクなど、さまざまな種類があります。
基本的にはどの机も「一人で使用するため」のものであり、ダイニングテーブルのような大きさではないものの、捨てるとなると「面倒」「捨て方がわからない」と戸惑うこともあるでしょう。
また、新しい机やまだキレイな机であれば、「捨てるのがもったいない」と思うことも。
そこで今回は机の処分方法について、詳しく解説していきます。
お得に手放す方法や注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
▼この記事でわかること
- 机の処分方法
- 机の売却方法
- 机を捨てる際の注意点
机の処分方法は6通り!

さまざまな種類のある「机」ですが、処分方法についてはどれも基本的には同じです。
まずは家庭で使用した机の処分方法について紹介します。
処分方法1.自治体で粗大ごみとして回収してもらう
机のように、ごみ袋に入らない大きさのものは自治体で「粗大ごみ」として回収してもらうのが一般的です。
自治体によって「粗大ごみ」の定義は異なりますが、多くの地域では「一辺が30~50㎝以上」や「30㎝角を超えるもの」が対象です。
また、大きさに関わらず品目で粗大ごみとされる場合もあるため、まずは自治体のルールを確認しましょう。
粗大ごみで捨てる際には手数料が必要となりますが、その費用も自治体によってさまざまです。
自治体名 | 費用 |
---|---|
愛知県名古屋市 | 机(両そで または120㎝以上):1,000 円 机(両そで または120㎝未満):500円 |
岐阜県瑞穂市 | 1辺100cm未満:600円 1辺100cm以上:1,200円 |
大阪府大阪市 | 机(袖なし):400円 机(袖付):1,000円 |
東京都杉並区 | 机(片袖机)(学習机、PCデスク、勉強机、製図机、ライティング机):1,300円 机(袖なし机):900円 机(脇机・袖机)高さ、幅及び奥行きの合計が315㎝以上405㎝未満のもの:2,300円 机(両袖机)天板、袖机分離型を含む 高さ、幅及び奥行きの合計が405㎝以上:3,200円 |
注意点として、自治体の粗大ごみ収集の利用には「予約」が必要になるということです。
インターネットや電話で申し込み、締め切りは収集日の1週間前が目安。
回収は月に1回程度の地域も多いため、早めの予約がおすすめです。
また、回収当日は自分で指定場所まで机を運ぶ必要があります。集合住宅の場合、階段や距離の問題で搬出が難しいこともあるため、自力での運搬が可能かを事前に確認しましょう。
処分方法2.自治体のごみ処理施設へ持ち込んで処分する
机を自分で運搬できる場合は、自治体の「ごみ処理施設」へ直接持ち込んで処分する方法があります。
自力での積み込みや運搬が必要にはなりますが、多くの自治体では戸別回収よりも費用を抑えられるのがメリットです。
また、収集日を待つ必要がなく、施設の営業時間内であれば都合の良いタイミングで処分できるため、急ぎの処分や大量の粗大ごみを出したいときにも便利です。
ただし、ごみ処理施設の利用方法・受付時間・営業日などは自治体によって異なります。
土日祝や早朝・夜間は利用できない場合が多いため、事前に自治体のホームページで確認しておきましょう。
名古屋市での利用手順は以下の通り。
- 机を車両に積んだ状態で環境事業所で受付
- 受付した日の午前9時15分から午後3時40分までに大江破砕工場(港区)へ搬入
- 処理施設で計量し、10㎏までごとに200円の処理手数料を現金で支払う
正午から午後0時45分までは昼休みとなるため、利用時間にご注意ください。
処分方法3.買い替え時に販売店で引き取ってもらう
古い机から新しい机に買い替え予定の方は、販売店での引き取りが可能か確認してみましょう。
大手家具店の「ニトリ」や「東京インテリア」などでは、家具の買い替えを条件に古い家具を有料で引き取ってくれるお店があります。
引き取りサービスを利用すれば、新しい家具の配達時にスタッフが古い家具を回収してくれるため、自分で運び出す必要がなく、保管場所に困ることもありません。
机の引き取りサービスを実施している店舗を一部紹介します。
販売店 | 費用・条件など |
---|---|
ニトリ | 購入した家具(組立家具は除く)と引取りする家具が同数量または同容量までであれば1注文につき4,400円(税込)で引取り可能 |
東京インテリア | 購入した家具と同等・同数の家具の引き取りが可能 両袖机(幅+丈+奥行)= 300cm以上のものは4,000円 |
大塚家具 | 購入した家具と同等・同数の家具の引き取りが可能 550円(税込)~ |
LAPIAS万代家具 | 購入した家具と同等・同数の家具の引き取りが可能 費用については問い合わせ |
サービスの料金や利用条件などは店舗によって異なるため、注意しましょう。
処分方法4.リサイクルショップで売却する
まだ新しく、目立つ傷や劣化がない机であれば、リサイクルショップでの売却も選択肢のひとつです。
一流メーカー品や人気の机であれば買い取ってもらいやすいため、一度査定に出してみるのもおすすめです。
家具を扱うリサイクルショップでは机の買取を行っていることが多く、パソコンデスクやオフィス用デスクはオフィス用品専門店へ、学習机やライティングビューローは家具・インテリア用品を扱う店舗へ持ち込むとスムーズです。
また、「出張買取」に対応しているお店であれば、自宅までスタッフが来てくれるので運搬の手間がかかりません。
ただし、出張費やキャンセル料の有無、1点からでも査定可能かどうかなど、店舗ごとの条件に注意が必要です。
机を高く売るコツは以下の通りです。
- 付属品を揃える(鍵・棚)
- 椅子とセットで売る
- キレイな状態にしてから売る
売却前には、全体を雑巾で軽く拭き、引き出しの中も空にしておきましょう。ちょっとした気遣いで、査定額が変わることもあります。
家具の買取店では、机以外のリビング家具も買取可能です!詳しくは以下の記事をご覧ください。
処分方法5.フリマサイトやネットオークションで売却する
フリマサイトやネットオークションを使えば、自宅にいながら不要な机を売却できます。
自分で価格設定でき、リサイクルショップで断られた品でも売れることがあるのがメリットです。
ただし、机はサイズが大きく重いため、売れても送料や梱包の負担が大きくなりがち。発送には配送料が10,000円以上かかるケースもあり、傷を防ぐための梱包資材も必要です。
送料を購入者負担にする設定も可能ですが、スムーズに売るには出品者が負担する方が好まれます。
また、販売成立時には手数料(8〜10%程度)が差し引かれる点にも注意が必要です。
出品や発送の手間、費用を踏まえたうえで、タイミングや条件が合えば有効な処分方法といえるでしょう。
処分方法6.不用品回収業者へ依頼する
机のような大型家具は重さもあり、運び出しが大変です。
平デスクで20~48kg、両袖デスクになると70kgを超えることもあり、1人での搬出はケガや家屋の破損のリスクも。
そんなときは「不用品回収業者」がおすすめです。
自宅までトラックで引き取りに来てくれるうえ、運び出しから処分までおまかせできます。
不用品回収業者を利用するメリットは以下の通り。
- 自宅まで引き取りに来てくれる
- 重たい机の運び出し・解体もおまかせ
- 土日・夜間にも対応可能
- 机以外の不用品もまとめて回収してもらえる
- 買取サービスで費用が抑えられることも
自治体回収のように自分で運び出す必要がないため、一人暮らしや高齢の方でも安心して利用できます。「大きすぎて動かせない」「重くて階段を下ろせない」といった悩みも、解決できるのは大きな魅力です。
もちろん、机以外の不用品の処分も依頼できるため、引っ越しや大掃除などまとめて不用品を処分したいときは利用を検討してみてください。
不用品回収業者では、机以外の家具も幅広く回収可能です!詳しくは以下の記事をご覧ください。
相見積もりでお得に依頼しよう
不用品回収業者は1点からでも依頼できますが、車両費や人件費が加算されるため、割高になることも。
机のような大型家具は、数千円以上かかるケースも少なくありません。
少しでも費用を抑えるために、以下のポイントを知っておきましょう。
- 2~3社で相見積もりを取る
- 定額プラン(トラック積み放題)やキャンペーンを利用する
- 買取サービスを利用する
業者によって料金プランや対応エリア、買取の有無が異なるため、複数社の見積もりを比較するのが安心。訪問見積もりのほか、メールやLINEで気軽に相談できる業者も増えています。
また、買い取れる不用品があれば、処分費用から差し引いてもらえる「買取サービス」を利用するのもおすすめです。
当社では、明確な料金提示・無料見積もりを実施中!
「机を処分したいけれど、どこに頼めばいいかわからない」「まずは費用を知ってから検討したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者については、こちらの記事で詳しく解説しております。
机の種類と捨て方

机を処分するとき、「どこまでが机なのか」と迷うこともあるかもしれません。
一般的に机は、一人用で椅子も一脚。構造は、天板・脚・引き出しなどで成り立っており、収納がないタイプも存在します。
一方、複数人で囲んで使うのがテーブルです。食事などに使われることが多く、収納はついていないものが多い傾向にあります。
このように、使用目的が異なるテーブルと机ですが、机だけでも多くの種類があります。
1.学習机の捨て方
学習机とは、小学生や中学生などが学習するための机のことです。
筆記用具や教科書などが収納できる、引き出しや机上ラックが付いているものが多いのが特徴。
最近では大人になっても使えるよう、シンプルなデザインのものも人気があります。
大きく重いものが多いため、自治体の粗大ごみか不用品回収業者の利用が現実的です。状態が良ければリサイクルショップや譲渡も検討しましょう。
処分方法については、こちらの記事で詳しく解説しております!
2.パソコンデスク
パソコンデスクは、通常の机よりもパソコンを使用しやすい造りになっています。
コンパクトなものからデスクトップ用の大型まで幅広く、配線用の穴やコンセント付きも。
金属・ガラス素材を含むものは分別に注意しましょう。出張買取対応のリサイクル店・不用品回収業者を利用するとスムーズです。
3.事務机・オフィスデスク
事務机やオフィス机は、片袖・両袖タイプなど収納力があるものが多いです。
「平机(ひらづくえ)」や、デスクとワゴンが一体化している「片袖机(かたそでづくえ)」や「両袖机(りょうそでづくえ)」などが一般的。
事務机は重量があるため、搬出は不用品回収業者が便利です。企業用デスクはリユース可能なため、法人対応の回収・買取業者に相談しましょう。
4.作業机
作業机は、DIYやクラフトなどに使われる、頑丈な作業台です。素材は、木製や金属製などさまざま。
使用感が強いとリユースは難しいため、不燃ごみや粗大ごみでの分別を確認して自治体で処分しましょう。
5.ライティングビューロー・ライティングデスク
ライティングビューロー・ライティングデスクとはその名の通り、書き物をするための机のこと。
折りたたみ式で収納力のある、見た目もおしゃれなデスクで、インテリアとしても人気があります。
状態が良ければ、買取対象になるかもしれません。ブランドや製造年をチェックして査定に出してみましょう。
6.ゲーミングデスク
近年人気の「ゲーミングデスク」は、プレイ中、ある程度距離を取ってモニターを注視できるように奥行きがあり、マウスやキーボードの精密な操作ができるよう、安定感があります。
また、PC本体や周辺機器などがたくさん乗っても問題ないように、耐荷重性能や耐久性が高いのも特徴です。
比較的新しい製品が多いため、フリマアプリやオークションでの売却もおすすめです。組立式の場合はパーツの不足がないか確認しましょう。
机の寿命は約10年!買い替えのタイミングは?

電化製品と違って、家具は「いつまで使えるか判断しにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
机も例外ではなく、丈夫な造りとはいえ、使い続ければ劣化していきます。
一般的に家具の寿命は5〜10年とされ、机の場合もおおよそ10年が買い替えや処分の目安といわれています。
たとえば木製の机なら、脚のぐらつきや天板の反り、表面のキズや汚れなどが劣化のサインです。
オフィス用のスチール製デスクでも、耐用年数は8〜10年ほどとされています。
また、「子供の成長に合わせて学習机が不要になった」「引っ越し先でサイズが合わない」といった、ライフスタイルの変化で買い替えを決めるケースも多く見られます。
日々の使用状況や生活環境を踏まえて、「そろそろ処分かな?」と感じたときがタイミングかもしれません。
机を処分する際の注意点

ここでは机を処分する際に注意したいポイントを解説します。
事務机は「産業廃棄物」または「事業系一般廃棄物」に分別する
オフィスや店舗など、事業で使用した家具は家庭ごみとは扱いが異なります。基本的に「産業廃棄物」として扱われるため、粗大ごみとしては捨てられません。
事務机は、素材によって分別が異なります。
- 金属・ガラス・プラスチック製が多い家具:産業廃棄物
- 木製家具(机・椅子・棚など):事業系一般廃棄物
木製の家具は「事業系一般廃棄物」となり、一般廃棄物収集運搬・処理業の許可を得ている業者に回収・処分を依頼します。
不用品の区分がわからない場合は、自治体や処理業者へ問い合わせてみましょう。
産業廃棄物の処分には「マニフェスト作成」が必要
産業廃棄物を収集運搬・処理する際には、マニフェスト(管理票)が必要になります。
マニフェストとは、産業廃棄物の適正処理ができているか確認するための書類のこと。
産業廃棄物ごとに業者に交付することが法律で義務づけられています。
未交付または虚偽の報告がある場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金という刑罰が科されることもあるため注意しなければなりません。
そのため、業者に処理を依頼する際は、必ずマニフェストを作成してもらいましょう。
オフィス家具の処分方法は、こちらの記事でも詳しく解説しております!
机の処分時に出やすい不用品

机のように、リビング・子供部屋の片付けで出やすい家具の捨て方については、こちらの記事も参考にしてください!
机の処分でよくある質問

Q.机の中身はそのままでも問題ありませんか?
A.中身が不用な場合は、机と一緒に回収いたしますので、そのままでも問題ございません。
ただし、机の中に捨てたくないものや現金が入っていることもございますので、トラブルを防ぐためにも回収の前に一度中身をご確認いただきますようお願いいたします。
Q.机と一緒に椅子やライトなども処分してもらえますか?
A.もちろん処分可能です。
当社は空き家整理や遺品整理などで、大量の不用品の処分をご依頼いただくこともございます。
様々な品目の回収に対応しておりますので、机以外に不用なものがある場合はまとめてご依頼ください。
Q.大きな机なのですが回収できますか?
A.はい、問題なく回収いたします。そのままでの搬出が難しい場合は、解体してから搬出いたします。
解体はすべてスタッフがおこないますので、お客様の手をお借りすることはございません。
クレーン車での吊り下げ作業にも対応しておりますのでご安心ください。
Q.机を本日中に回収してもらえますか?
A.当日の回収もおまかせください。
様々なエリアでトラックを巡回させておりますので、即日ご自宅までお伺いいたします。
ただし、繁忙期の場合、申し込み状況によってはお待たせすることもございますので、まずは一度お問い合わせください。
Q.見積もりだけ知りたいのですが、可能ですか?
A.もちろん可能です。当社では無料で見積書を提示いたします。他社との相見積もりにも、ぜひご利用ください。
また、LINEで簡易見積もりサービスもございますので、そちらもご検討ください。
机の処分方法まとめ

今回は机・デスクの処分方法をいくつか紹介してきました。
机は運搬が大変なことから、捨てるのが面倒だと思う方も少なくありません。
しかし、置いておけば部屋のスペースを取るので、使わないのであれば早めに手放すのがおすすめです。
自分では収集場所まで運べない場合や、申し込みや売却の手間が面倒な場合には、不用品回収業者を検討してみませんか?
愛知・名古屋の「出張回収センター」では、机をはじめ、家具や家電、日用品や趣味の道具などさまざまな不用品の回収・処分をおこなっています。
「産業廃棄物収集運搬業」の資格も保有しているため、事業系ごみにも対応しており、マニフェストの発行も可能です。
年中無休で対応していますので、お気軽にご相談ください!
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