原付バイクの処分方法7選!廃車手続きの方法や注意点を詳しく解説

目次

原付バイク

「小回りがきく」「維持費が安い」「比較的安く車両が手に入る」…などメリットがたくさんある原付バイクですが、いざ不要になった際には「どう処分するか知らない」方も多いのではないでしょうか?

原付バイクはほとんどの自治体でごみとして収集されていないため、指定引取場所への持込や専門業者への依頼など、別の方法で処分をしなければなりません。また、車体を処分する前には「廃車手続き」を行わなければならず、一般的な不用品処分よりも手間や時間がかかる点にも注意が必要です。

この記事では、原付バイクの廃車手続きと処分方法について詳しく解説していきます。
壊れた原付バイクの処分方法のほか、まだ使える原付バイクをお得に手放す方法まで幅広く解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください!

▼電動バイクの処分についてはこちら▼

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

原付バイクの処分には「廃車手続き」が必要

チェックリスト

原付バイクの具体的な処分方法をお伝えする前に、ここではまず原付バイクの処分前に必ず行わなければならない「廃車手続き」について詳しく確認していきます。
知らなければ損をする可能性もあるため、処分前には一度目を通してみてください。

廃車手続きとは?

原付やバイク、自動車など公道を走る車・二輪車はすべて国に登録され、識別番号(ナンバープレートに書かれている番号)が割り振られています。
原付バイクを廃棄したり売却や譲渡したりして処分する場合はそのナンバープレートを返却して、登録を削除してもらわなければなりません。この手続きを「廃車手続き」といいます。

廃車手続きをしなければ登録が残ったままになり、原付バイクを処分したあとも軽自動車税を支払い続けなければならなくなってしまうため注意しましょう。不要になった原付バイクはできるだけ早く「廃車手続き」を行い処分することが大切です。

原付バイクの廃車手続き方法

原付バイクの廃車手続きは、ナンバープレートを登録している市区町村の役所の税務窓口や、市税事務所などで行えます。必要書類とナンバープレートを準備して、窓口で申請しましょう。

必要書類備考
ナンバープレート・取り外して提出する
・紛失等の場合は受理票、証明書や理由書が別途必要
標識交付証明書・原付バイクを登録した際に発行される書類
・紛失した場合、管轄の役所で再発行が可能
・自賠責保険の証書でも代用が可能な場合があるため、確認要
印鑑・認印でOK
・シャチハタは不可のため注意
本人確認書類運転免許証やマイナンバーカードなど
廃車申告書
(軽自動車税廃車申告書兼標識返納書)
・窓口で入手し、必要事項を記入する
・市区町村のホームページからダウンロードが可能な場合もあるので要確認

市区町村によっては受付窓口や申請方法、手順が異なる場合もあります。事前にホームページを確認して確実に申請を終えられるようにしておきましょう。

正しく申請できたら、廃車申告受付書を受け取って「廃車手続き」は完了です。
廃車申告受付書は、廃車手続きのあとで車体を処分する際や、自賠責保険の解約の手続き、原付バイクの再登録や譲渡の際に必要になります。大切に保管しておきましょう。

不要なバイクの処分方法7選!

原付バイク

ここからは、実際に原付バイクを処分する方法をご紹介していきます。

  1. 指定引取場所に持ち込む
  2. 廃棄二輪取扱店に回収してもらう
  3. 廃車専門業者を利用する
  4. バイク買取専門業者に依頼する
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 人に譲る・ジモティーを使う
  7. 不用品回収業者に依頼する

それぞれの手順や注意点について、詳しく確認してみましょう。

①指定引取場所に持ち込む

不要になった原付バイクは廃車手続きを行ったあと、指定引取場所に持ち込めば無料で処分できます。
持込の手順は以下の通りです。

  1. 対象車両・引取基準かどうかを確認する
  2. 廃車申告受付書や本人確認書類など、手続きに必要な書類を準備する
  3. 持込予定の指定引取場所に事前連絡し、持込の日程を確認する
  4. 原付バイクを指定引取場所に持ち込む
  5. 本人確認や二輪車リサイクル管理票への記入を行う
  6. 手続き完了

指定引取場所は公益財団法人「自動車リサイクル促進センター」のホームページに掲載されています。
お住まいの近くの指定引取場所を確認してみましょう。

この方法であれば、故障した原付バイクを費用をかけず処分できます。
ただし、指定引取場所でリサイクルしてもらえるのは二輪車リサイクルシステムの参加事業者が国内販売した原付バイクのみ(並行輸入等、参加事業者以外が販売した車両は対象外)という点に注意が必要です。
持込前には必ず対象車両検索を行い、お手持ちの原付バイクが対象品であるかどうかを確認しておきましょう。

②廃棄二輪取扱店に回収してもらう

自分で指定引取場所に持ち込むのが難しい場合は、廃棄二輪取扱店に原付バイクの運搬・処分をお任せすることも可能です。
廃棄二輪取扱店は店舗に貼られている「廃棄二輪取扱店」のステッカーで確認できるほか、一般社団法人全国軽自動車協会連合会のホームページでも確認できますので、お近くの店舗を探してみてください。

廃棄二輪取扱店で原付バイクを回収してもらえれば、故障して持ち運べない原付バイクがあっても、指定引取場所が近くになくても原付バイクを処分でき非常に便利です。
しかし、そのぶん利用時には収集・運搬料金が必要になるので注意しましょう。
費用は数千円〜1万円程度となることが多いですが、廃棄二輪取扱店ごとに料金は異なります。依頼前には、利用する店舗に問い合わせて確認しておくと安心です。

③廃車専門業者を利用する

故障した原付バイクを修理して海外に輸出したり、まだ使えるパーツを再利用したりと有効活用する手段を持っている廃車専門業者であれば、原付バイクを無料で引き取ってくれる可能性が高いです。業者によっては廃車手続きを代行してくれることもありますので、問い合わせて確認しておくといいでしょう。

ただし、業者によっては廃車手続きの代行に費用がかかったり、原付バイクの収集・運搬費用がかかったりと別途費用が発生するケースもあるため注意してください。回収当日にトラブルにならないよう、事前にサービス内容の確認と見積もりをとっておくことが大切です。

④バイク買取専門業者に依頼する

まだ使える原付バイクであれば、廃棄するよりも売却を検討しましょう。
バイク買取専門業者であればヤマハやホンダ、スズキといった人気メーカーのバイクや、新しいモデルの原付バイクを適正価格で査定してくれるほか、買取と同時に廃車手続きの代行も担当してくれます。さらに故障して運搬できない原付バイクを引取にも来てくれるので、「面倒な手続きを避けたい」「バイクを簡単に処分したい」場合にもおすすめの手段です。

ただし査定を受けるバイクの状態が著しく悪かった場合は、買取されるどころか逆に処分費用が発生する可能性もあるので注意してください。査定を依頼する際にはお手持ちのバイクの車種や状態を業者に伝え、買取してもらえるかどうか、また買取不可になった場合の処分費用についても確認しておきましょう。

原付バイクをより高く売るコツ

原付バイクをより高く売りたい!ということであれば、以下のようなポイントを意識してみましょう。

  • できるだけきれいな状態にしておく
  • なるべく早く売る
  • 買取相場をあらかじめ調べておく
  • 複数の業者で査定を受ける
  • 取扱説明書やスペアキーなどの付属品を揃えて査定に出す

通勤や通学に使用した原付バイクはそのまま査定に出すことももちろんできますが、状態が悪ければそのぶん査定額は低くなってしまいます。「タイヤや車体の泥やホコリを拭き取る」「タイヤの空気圧をチェックする」など基本的なメンテナンスを行ってから査定に臨むようにしましょう。

ただしこのとき、きれいにしたいからと清掃に薬品を使ったり車体を分解したりすると、色落ちや破損、故障を招く恐れがあるため注意してください。詳しいメンテナンス方法は取扱説明書やメーカーのホームページに記載があるため、そちらを参照して正しい方法でメンテナンスを行いましょう。

⑤フリマアプリ・ネットオークションに出品する

「買取店の査定額が思ったより安かった」「もっと高く売りたい」という場合は、フリマアプリやネットオークションを利用すれば、希望に近い金額で原付バイクを売却できるかもしれません。
専門業者に買取できないと言われた原付バイクでも需要があれば売れることもありますので、捨てる前には一度出品してみるのがおすすめです。

【メルカリで実際に取引されている原付バイク】

  • スズキ 原付バイク:2,000円(購入者負担着払いで発送)
  • ホンダ 原付バイク:20,000円(送料込)
  • ヤマハ 原付バイク:15,000円(購入者負担着払いで発送)
  • ホンダ 原付バイク:47,000円(購入者負担着払いで発送)

送料に注意!

原付バイクはサイズが大きく、重量もあるため通常の配送を利用できない可能性があります。また、利用できたとしても送料が高額になってしまいがちです。事前に送料や手数料を確認しておかないと最終的に損をしてしまう可能性もあるため注意しましょう。

配送が困難な場合は、取引相手に自宅まで原付バイクを引取に来てもらうという方法もあります。
その場合は面倒な梱包や手続きは不要で原付バイクを手放せますが、そのぶん「取引相手に自宅を知られるリスクがある」「売れる地域が限られる」といったデメリットもあるため注意してください。メリットとデメリットを比較しつつ、配送方法を決定することが大切です。

⑥人に譲る・ジモティーを使う

まだ動く原付バイクなら、友人・知人に譲って手放すことも可能です。
もし身近で譲り先が見つからないなら、地元の掲示板「ジモティー」で譲り先を探すという手もあります。

【譲渡のメリット】

  • 身近な人なら面倒なやりとりなしで原付バイクを手放せる
  • 梱包や発送手続きなども必要ない
  • ジモティーなら手数料をかけずに売却もできる

ただし譲ったバイクに汚損や故障があった場合は、お譲り後にトラブルに発展してしまう可能性もあるため注意しましょう。動作確認やメンテナンスはあらかじめ済ませておき、次の場所で問題なく使ってもらえるようにしておくことが大切です。

⑦不用品回収業者に依頼する

「もっとスピーディに原付バイクを処分したい」「原付バイクと一緒に処分してもらいたいものがある」という場合は、不用品回収業者に原付バイクの処分を依頼するのが便利です。

【不用品回収業者のメリット】

  • 電話一本で回収を依頼できる
  • 面倒な作業をすべてスタッフにおまかせできる
  • 故障した原付バイクもそのまま回収してもらえる
  • 原付バイク以外の不用品もまとめて引き取ってくれる
  • その場で買取査定もしてくれる
  • 業者によっては廃車手続きを代行してくれる場合も
  • 自分の都合のいい日程に回収に来てくれる

とはいえ初めて不用品回収業者を利用する際は「どんなサービスがあるの?」「費用が高いって本当?」などわからないことも多く、依頼をためらってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。

  • 提示された料金やプランが自分に合っているものかどうかを判断できる
  • 費用の相場がわかる
  • 同じサービス内容でより安い業者を探すこともできる!
  • 複数の業者と連絡を取ることで、業者の不審な点に気づきやすくなる
  • 他社の見積書を利用して、値引きの交渉ができることも!

お急ぎの際には少し面倒かもしれませんが、できれば3社以上から見積もりを取って比べてみてください。

・別のページでは不用品回収業者に必須の「古物商許可」についてや、業者選びのポイントについても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください!

「原付バイク」処分時によくある質問

Q 壊れてしまい動かなくなった原付バイクも回収してもらえますか?

A. 故障した原付バイクも問題なく回収させていただきます。長年使わずに放置されている原付バイクや、リサイクルショップで買取を断られてしまった原付バイクをお持ちの方は、ぜひ当社に回収をご依頼ください。

Q 引っ越しがあるのですぐ回収して欲しいのですが、すぐに来てもらえますか?

A. 即日回収も可能となっておりますので、お急ぎの方も安心してご依頼ください。名古屋市内や近郊にお住まいの方であれば、最短30分で回収に伺います。

Q 原付バイク1点だけでも回収することはできますか?

A.  1点のみの回収ももちろん可能です。当社は1件あたりの回収コストを削減し、地域最安値級の料金で回収を行っておりますので、まずは無料お見積りをご利用ください。

Q 平日の夜、もしくは土日に回収をお願いしたいのですが可能ですか?

A. 年中無休で営業を行っておりますので、土日はもちろん祝日でも回収に伺うことが可能です。また、スタッフのスケジュールを調整して夜間に伺うことも可能ですので、まずはお電話でご相談ください。

Q キャンセル料や見積もり料金などの手数料はかかりますか?

A. 当社はキャンセル料もお見積もり料金もすべて無料となっております。分かりやすい料金プランをご用意しておりますので、料金に関して不明な点がある方はお気軽にお問い合わせください。

Q 原付バイク以外の家具なども一緒に回収することは可能ですか?

A. はい、可能です。当社では、原付バイクのほかにも、家具家電からさまざまな品目を回収しております。どうぞお気軽にお申し付けください。

原付バイク処分時の注意点

注意

ここでは、原付バイクを処分する際に知っておきたい注意点をご紹介します!
処分前には一度目を通してみてください。

50cc以下の原付バイクは粗大ごみで捨てられるケースも

  • 東京都小平市:50cc以下のバイクは粗大ごみ。処理手数料2,600円
  • 埼玉県戸田市:50cc以下のバイクは粗大ごみ
  • 熊本県玉名郡南関町:50cc以下のバイクは粗大ごみ(破砕不適物)

基本的に自治体で回収不可となっている原付バイクですが、中には「50cc以下の原付バイクなら粗大ごみとして排出できる」としている自治体もあります。その場合は比較的安い費用で、原付バイクを処分可能です。
ただし、捨て方や手数料は自治体ごとに異なるため注意してください。わからないことがあるならそのままにせず、自治体の窓口に問い合わせて確認しておきましょう。

廃車手続きを行う時期に注意

4月1日時点で原付バイクを所有していると、1年間分の軽自動車税(種別割)の納付義務が発生します。

【2024年9月時点での納税額】

  • 50cc以下:2,000円
  • 50cc超90cc以下:2,000円
  • 90cc超125cc以下:2,400円

そのため、原付を処分するなら3月中に廃車手続きを行うのがおすすめです。
ただし年度末はどの窓口も混雑するため、手続きに思いがけず時間がかかる場合があります。3月末ギリギリに申請すると間に合わない可能性がありますので、手続きは日にちに余裕をもって行うようにしましょう。

自賠責保険の解約を忘れずに!

原付バイクを廃車した際に自賠責保険の契約期間が1ヶ月以上残っているなら、解約手続きをすれば「解約返戻金」として保険料が戻ってきます。下記の必要書類を用意して、契約している保険会社の担当窓口に解約依頼を行いましょう。

  • 自賠責保険証明書
  • 廃車証明書
  • 印鑑
  • 本人確認書類
  • 本人名義の銀行口座番号(返金用)
  • 保険標章(ナンバープレートに貼ってあるステッカー)

解約手続きが遅くなると、そのぶん解約返戻金が少なくなります。原付バイクの廃車手続きを行ったら、できるだけ早く自賠責保険の解約手続きも済ませておきましょう。

まとめ

猫と原付バイク

今回ご紹介した原付バイクの処分方法は以下の7つです。

  1. 指定引取場所に持ち込む
  2. 廃棄二輪取扱店に回収してもらう
  3. 廃車専門業者を利用する
  4. バイク買取専門業者に依頼する
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 人に譲る・ジモティーを使う
  7. 不用品回収業者に依頼する

基本的に原付バイクは自治体で回収してもらえないため、指定引取場所への持込や廃棄二輪取扱店での回収など、別の手段で処分する必要があります。
問題なく稼働する原付バイクであれば、バイク買取専門業者への売却や知人への譲渡なども選択できますので、原付バイクの状態やご自身の希望に合わせた方法を選びましょう。
「長く放置した原付バイクの処分に困っている」「ほかにも捨てたいものがある」場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でも、原付バイクやそのほかの不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例