玄関の印象を大きく変える「靴箱」。
靴箱は、下駄箱・シューズボックス・シューズラックなどさまざまな名前で呼ばれています。
靴箱が作り付けになっている住宅も多いですが、独立した靴箱は好みに合わせて自分で選ぶことができ、おしゃれなもの多いため未だ人気のある家具のひとつです。
玄関をすっきりと片付けるために必要不可欠な靴箱ですが、何らかの理由で破損してしまった場合や、持っている靴が入らなくなってしまったとき、また玄関先の模様替えをして気分を一新したくなったときなど、手放すタイミングは必ず訪れます。
しかし、いざ処分しようにも、どうやって靴箱を処分したら良いの?と迷う方も多いのではないでしょうか?
靴箱は大きくて重いものが多いので、扱いも難しいです。費用をかけずに処分したい、無料で捨てたいと思えば体力と時間がかかり、手間を省きたくても費用がそれなりにかかる場合も。
そこで今回は、私たちの身近な家具の「靴箱の処分方法」を見ていくとともに、処分には一体いくら費用がかかるものなのか、処分時の注意点までまとめてご紹介したいと思います!
別ページにて靴の処分方法についても解説していますので、気になる方はそちらもぜひご覧ください。
まずは靴箱の大きさ・材質をチェック!
処分方法について見ていく前に、まずはお持ちの靴箱の大きさや材質について確認しておきましょう。
靴箱の大きさは?
靴箱には扉があるものや扉がないもの、ラック式のものなど、さまざまな形状をしていますよね。
縦に積み上げスペースを取らないコンパクトなものから壁一面の大きなものまで、その大きさも多種多様です。
コンパクトな靴箱なら、解体作業や搬出もそこまで大変ではありませんが、問題は壁一面使用するような大きなサイズの靴箱です。
大きな靴箱は重量が何十kgにもなるため、解体・搬出の際には人手を確保する必要があるでしょう。
もしも処分したい靴箱が大きなものの場合は、自力で作業するのではなく、大型家具の解体・搬出に慣れた業者へ依頼することをおすすめします。
靴箱の材質は何で作られているか?
靴箱を解体し廃棄処分する場合は、使用されている材質にも注目しなければなりません。
靴箱に使用される素材は木製が多いですが、プラスチック製やスチール製といった靴箱も多く目にします。
また各素材を組み合わせて作られているものも多いため、解体処分する際には素材ごとに分別し、自治体のルールに従って正しく処分しましょう。
靴箱の処分方法は全部で8つ!
お手持ちの靴箱の大きさや材質を確認したら、ここからは本題の「靴箱の処分方法」について解説していきます。
靴箱の処分方法として考えられるのは以下の8つ。
- 粗大ごみとして処分する
- 解体して可燃・不燃ごみとして処分する
- 家具量販店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマに出品する
- 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
それぞれの方法のメリット・デメリットについてもあわせてお伝えしますので、お持ちの靴箱の大きさ・材質に注目し、処分方法を検討しましょう。
1.粗大ごみとして処分する
粗大ごみの一般的な定義は、最大辺が30cm以上の家具や家電とされており、多くの靴箱は「粗大ごみ」として捨てることになります。
以下に、名古屋市の場合の処分手順をご紹介いたします。
粗大ごみを出す手順
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分する靴箱に貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
地域別 靴箱の処分手数料
地域 | 手数料 |
---|---|
名古屋市 | 記載なし(※1) |
大阪市 | 400円 |
品川区 | 300円〜1,800円 |
※1 名古屋市の場合、料金の記載がない品目に関しては粗大ごみ受付センターに電話で申し込む必要があります。
見ていただくと分かるとおり比較的安価での処分が可能ではありますが、自治体での回収は指定された収集場所へ運ぶ必要があるため大きな靴箱を処分する際には不向きです。
なお、靴箱の分別および回収する手順は各自治体によって異なりますので、必ず事前に確認してから処分するようにしましょう。
ごみ処理センターへご自身で持ち込むことも可能
できるだけ早く靴箱を処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
この場合は重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。
ただし、粗大ごみ回収と同様にご自身で搬出し、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。
2.解体して可燃・不燃ごみとして処分する
木やプラスチックでできた靴箱であれば指定のごみ袋に入るサイズにまで細かくし、「可燃ごみ」や「不燃ごみ」として廃棄することもできます。
なお、さまざまな素材が使用された靴箱の場合は、それぞれの素材にあった分別が必要です。蝶つがいや取っ手などは取り外し、各自治体の分別ルールに従い正しく処分しなければなりません。
また靴箱は、大きさも重量もありますので、工具の取り扱いに慣れていない方が分解する…となるとケガや家財を傷つけるといった危険性があります。
慣れない作業に却って手間や時間がかかってしまうため、安全かつ早めに処分したいのであれば別の処分方法を検討しましょう。
3.家具量販店に引き取ってもらう
もし古い靴箱を処分した後に新しく靴箱を購入するつもりなら、ニトリや無印良品などの家具量販店で「引き取りサービス」に出すという方法もあります。
商品の配送と同時に不要な靴箱を回収してもらえるため、手間がかからず便利な方法のひとつです。
ただし、利用する店舗によって引き取りには、購入した家具と同数、○○円以上の購入など各種条件があり、それらの条件に当てはまらないと利用はできません。
家具の引き取り条件と費用
店舗名 | 条件 | 処分費用 |
---|---|---|
ニトリ | 購入した家具と「同数料」もしくは「同容量」 | 4,400円(税込)/ 1注文 |
無印良品 | 注文商品と「同種」かつ「同数」 (一部引き取り不可の製品もあり) | 無料 |
ベルメゾン | 41,800円(税込)以上の対象家具 購入家具と「同数量」 | 無料 |
※ 2024年9月現在
このように、条件やその費用は利用する店舗によって異なり、中には無印良品のように同種、同数であれば無料とする店舗もあれば、ベルメゾンのように一定の金額以上購入に限る場合もあります。
なお、靴箱はものによっては大きく取り扱いが難しくなるため、たとえ靴箱を新しく購入したとしても引き取りに応じてもらえない可能性もあるので注意が必要です。
4.引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越しするタイミングで靴箱を処分したい!という方は、引っ越し業者に引き取ってもらう方法もあります。
対応している引っ越し業者は以下のとおりです。
業者名 | 条件 |
---|---|
サカイ引越センター | ・家電リサイクル法の対象商品のみ ※ 委任状があればそのほかの不用品も対応可能(一部地域のみ) |
アリさんマークの引越社 | ・家具、家電など各種対応可能 |
※ 2024年9月現在
引っ越し作業と不用品の処分を一度に依頼できて便利ではありますが、現在は家電リサイクル法の対象品目のみ対応している業者がほとんどなため、事前に対応可能か確認してから依頼するのをおすすめいたします。
4.リサイクルショップに買い取ってもらう
状態の良い靴箱であれば、リサイクルショップ で買い取ってもらうのも良いかもしれません。
買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつですね。
大きな靴箱を持ち運ぶのは非常に大変なため、解体・運搬なども行ってくれるお店を選ぶようにしましょう。
- カリモク
- IKEA
- 無印良品
- ニトリ
といった国産メーカーや人気メーカーの靴箱なら需要が高いため、高額買取が期待できます。
直接店頭に持ち込めるならその日のうちに靴箱を手放すことができるので、急いで処分したい方にもおすすめの手段です。
しかし数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。本来なら価値のある靴箱でも、相場の半分以下の値段で査定されてしまうこともあるのです。
また、買取できない靴箱の場合、引き取り不可になってしまうことも考えられます。その場合は別の処分方法を検討し直す必要が出てくるため注意しましょう。
5.ネットオークション・フリマアプリなどに出品する
ヤフオク!やメルカリをはじめとした大手ネットオークション・フリマアプリには、さまざまな靴箱が出品されています。
ネットオークションやフリマアプリの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。
リサイクルショップでは買取を断られた靴箱でも、ネットオークションやフリマアプリなら需要があれば売却可能です。
ごみだと思っていたものに思いがけない値段がつくこともありますので、どんな状態のものでも一度出品してみるのをおすすめします。
【ネットオークション・フリマアプリに出品する手順】
- 事前に靴箱の相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
- 靴箱の商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
スマホひとつあれば出品ができて便利なネットオークション・フリマアプリですが、利用の際には以下のような注意点もあります。
- すべて自分で作業を行うため手間がかかる
- 重量・サイズがある靴箱は送料が高くなる
- 売却時には販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
- 出品してもすぐに売れない場合もある
- 送った製品に不備があるとクレームになるケースもある
販売額を設定する際は送料や手数料をあらかじめ計算しておき、損しないように価格設定を行うようにしましょう。
また、配送料はこちらが負担するのが一般的です。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことも考えられます。
さらに、商品に傷や汚れがついていてはトラブルに発展し兼ねませんし、ご自身で出品・梱包・発送までのすべての工程を行うのはかなり大変かもしれません。
本来ならお得な処分方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
6.知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
売るほどではないけれど問題なく使用できる靴箱なら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。
友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料で靴箱を手放せます。
ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上は、マナーとしてきちんと手入れしておく必要はあります。
パッと見はきれいでも、内部はカビや汚れがそのまま…なんて状態では印象が悪いので、掃除はしっかりと行っておきましょう。
なお、相手が遠方であった場合は配送料が必要となります。
配送料をどちらが負担するかといった金銭トラブルに巻き込まれるケースも少なくありませんので、対人取引である以上はさまざまなトラブルの可能性を視野に入れておくと安心かもしれません。
8.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
靴箱にはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、ご自身で運びださなければならなかったり、解体や梱包の必要があったりと、手間や時間のかかる方法が多いですよね。
「自力では解体も搬出も難しい…。」「手間や時間をかけずにお得に靴箱を処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。
不用品回収業者に依頼するメリットは、以下のとおり。
- 搬出作業はもちろん、必要であれば解体作業も依頼できる
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
- 不用品回収・買取をすべてワンストップで行える
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる
- そのほかの不用品もまとめて処分してもらえる(まとめて処分する方がお得になる)
これだけ多くのメリットがあります。
気になる費用は?
とは言っても、心配なのは費用がどれくらいかかるのかですよね。
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜と靴箱の回収費用相場が2,000円〜となっているので、
3,000円 + 2,000円 = 5,000円〜
この程度が妥当かもしれません。
単体の回収費用だけで比べると割高に感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合にはお得になる料金形態もあるため、引っ越しや大掃除で出た不用品もまとめて処分したい!という場合には単体で依頼するよりもずっとお得に処分できるでしょう。
また業者によっては解体から搬出、回収までをお願いできるため、労力は一切かかりませんし、多少費用を払ってでも急いで靴箱を処分したい方にはぴったりの方法なのではないでしょうか?
そしてもうひとつ大きな魅力として「買取サービス」があります。
専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、靴箱も価値を分かった上で査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
どういった点に気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼側も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得に靴箱を処分できるでしょう。
靴箱の処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.土日や祝日にも対応してもらえますか?
A.もちろん対応可能です。
弊社は年中無休で不用品の回収を行っておりますので、土日や祝日のご依頼も大歓迎です。平日は仕事が忙しく時間が取れないという方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
Q.破損している靴箱でも、回収してもらえますか?
A.はい、もちろん大丈夫です。
状態に関わらずどんな靴箱でも回収させていただきますので、安心してご依頼ください。
Q.とても大きな靴箱なのですが、回収前に解体・搬出する必要はありますか?
A.そのままの状態で構いません。
大きな靴箱の解体、搬出作業はとても大変な作業です。重さや大きさもあるため女性や年配の方にとっては持ち運ぶだけでも危険が伴います。
解体作業および運搬作業は弊社のスタッフがすべて行いますので、遠慮なくお申し付けください。
Q.見積もりだけで来てもらうことはできますか?
A.はい、お見積もりだけのご依頼も大歓迎です。
お客様のご都合に合わせてご自宅まで伺い、お見積もりいたします。
お見積もり後のキャンセル料金はかかりませんので、安心してご相談ください。
Q.靴箱は買い取ってもらえますか?
A. 状態が良く、まだ使えるような靴箱であれば買取できる可能性もございます。弊社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
靴箱を処分するのにかかる費用は?
全部で8つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらいかかるのかも比較しておきたいですよね。
靴箱の処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。
処分方法 | 費用目安 |
---|---|
粗大ごみとして処分する | 無料〜1,000円 ※ 自治体によって異なる |
解体し可燃・不燃ごみとして処分する | 無料 |
家具量販店の引き取りサービスを利用する | 無料〜4,400円 ※ 利用する店舗によって条件・費用は異なる |
引っ越し業者に引き取ってもらう | 無料〜 ※ 靴箱の大きさによっては費用がかかる |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 無料〜 ※ 出張費用がかかる場合がある |
ネットオークション・フリマアプリに出品する | 販売手数料 + 配送料 ※ 売上金額・配送先によって異なる |
知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する | 無料〜 ※ 遠方の場合は配送料がかかる |
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する | 5,000円〜 ※ 利用する業者・作業内容によって異なる |
ご自身で解体・搬出すればその分費用は抑えられますが、いくら費用がかかるからと言って無理に大きな靴箱の解体作業や搬出作業をするのはあまりおすすめできません。
必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、安全かつ確実な方法で無理なく処分することが大切です。
処分方法でご紹介したメリット・デメリットを考慮した上で、ご自身の状況にあわせて処分方法を選択しましょう。
靴箱を処分する際の注意点
ここまで靴箱の処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。
大きな靴箱の運搬には細心の注意を!
粗大ごみで処分する場合や、持ち込みで処分する場合に自力で運び出す場面もあるかと思います。しかし、何度もお伝えしていますが、靴箱はものによってはかなり大きく重量もある家具です。
無理に1人で搬出作業を行ってしまうと落下や転倒で家財を傷つけてしまう恐れがあり、また腰を痛めるといったケガの危険性もあります。
もしも自力で靴箱を運び出す場合には、必ず大人2人以上で作業を行い、ケガや事故には十分に注意しましょう。
慣れない解体作業はケガの恐れがある
靴箱を解体する場合、組み立て式のコンパクトな靴箱であればドライバーを使用しネジを外すだけで簡単に解体できるでしょう。
ただし、大きな靴箱の場合はそう簡単にはいきません。ノコギリやハンマー、バールといった工具を使わなければならずとても大変な作業となります。
また、木製だけではなく、金属やプラスチックなどさまざまな素材が組み合わさった靴箱の場合は、素材別に分別し処分する必要があり、構造が複雑な場合は解体作業に多大な時間を要する可能性も。
手間や時間がかかるだけでなく、慣れない工具を使用し思わぬケガの恐れもあるため、費用を抑えたいからと言って無理に解体作業をするのはおすすめできません。
木製の靴箱でも自宅で燃やすのはNG!
木製の靴箱なら自分で焼却処分しよう!と考える方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、野外焼却は法律で禁止されているのはご存知ですか?
以下は名古屋市で定めている条例です。
簡易な焼却炉や野外での焼却行為は禁止です。
名古屋市:野外焼却の禁止
市民の健康と安全を確保する環境の保全に関する条例(市条例)により、規則で定める廃棄物焼却炉を用いないで、廃棄物等を焼却することは原則禁止されています。
廃棄物は簡易な焼却炉で燃やさず指定の方法で収集に出す、といった適正な処理に努めてください。
名古屋市だけでなく、多くの自治体ではこのように野外での焼却行為を禁止しています。
少しだからといって自宅の庭で焼却してしまった場合、風の影響や周囲の環境によっては火災の原因にもなり兼ねませんし、靴箱に釘や金属などが混じっていた場合には有毒ガスを発生させる恐れがあります。
環境に悪いのはもちろんですが、ご自身や周囲の方の健康を害する可能性まであるのです。
靴箱を処分する際には、火災や事故などさまざまな危険性を考慮し、正しく安全な方法で処分するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「靴箱の処分方法」について詳しく解説してまいりました。
靴箱の処分方法をおさらいすると、
- 粗大ごみとして処分する
- 解体して可燃・不燃ごみとして処分する
- 家具量販店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマに出品する
- 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
これら8つの方法がありましたね。
靴箱は廃棄処分しようと思うと、小さなものでもどうしても費用がかかります。
買い替え時の引き取り・情報掲示板の利用などの無料で処分できる方法や、解体して格安で処分したり売却したりなど、費用を抑えお得に処分できる方法もいくつかあったかと思います。
費用が安く済むのはうれしいものの、ケガや事故の危険性があるのはやはり困りますよね。
「解体や搬出作業が自力では難しい」「靴箱のほかにも捨てたいものがある」「楽してお得に靴箱を処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でも靴箱を含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。解体から搬出・回収まで、大変な作業はすべて私共にお任せください。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!
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