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引っ越しや模様替えで出てしまった不要なベッドや棚。これらは粗大ゴミとして処分しますが、粗大ゴミの収集は少し時間がかかりますよね。
せっかくすっきりしたのに、粗大ゴミの指定日まで不要な家具を保管しておくのは邪魔になってしまいます。思い切って粗大ゴミを自分で解体して処分してみませんか?
不要になった家具を自分で解体して、通常のゴミに出せば粗大ゴミの収集日よりも迅速に処分することが出来ます。
とはいっても「解体するのにどうすればいいかわからない」、「どんな道具がいる?」、「途中で解体出来なくなったらどうしよう」と不安が出てくるもの。
今回は粗大ゴミを解体するメリット、粗大ゴミの解体方法、解体するのに必要な道具、もし解体を諦めてしまったらどう処分したらいいかなどをまとめました。
粗大ゴミを解体して処分したいとお考えの方、読んでみて興味がわいた方は参考にしてみてください。
目次
粗大ゴミとは30センチ角を超える大型ごみのことで、処分するには所定の料金が必要となります。ですが、30センチ角サイズよりも小さく、各自治体の専用ゴミ袋に入るほど小さく解体すれば無料で収集して貰え、通常のごみと同じくゴミ袋代だけで収集して貰うことが出来るのです。
これが粗大ゴミを解体する最大のメリット。粗大ゴミの収集を頼むとなると指定の日付まで待たなくてはなりませんが、通常のゴミ収集なら週に2度は収集に出すチャンスがあります。不要なゴミを保管せずすぐに捨てられるメリットもありますね。
元は大きな家具ですから、コンパクトに解体することで大きく重い家具を持ちださなくて良くなるのもメリットと言えます。
粗大ゴミを解体するデメリットは何といっても時間と手間がかかること。
無料で出せること、粗大ゴミの指定収集日までゴミを保管しなくていいのは粗大ゴミを解体するのに大きなメリットですが、粗大ゴミを解体するのはなかなかの労働力となります。慣れない作業でけがをしてしまうことも。
ではどんな粗大ゴミなら解体していいのか知りたいですよね?次の項目で解説していきます。
粗大ゴミと一口に言っても、解体していいものと解体できないものがあります。順番に説明していきますね。
家電リサイクル法の対象となる家電4品目は解体して捨てられません。家電4品目とは
上記の電化製品は所定の処分方法が決められています。解体して捨てようとせず、各自治体に確認してみましょう。名古屋市の場合はこちらを参考にしてください。→家電リサイクル法対象機器の処理方法
木製やプラスチック製であれば解体しやすいので、自分で解体して出すのに向いています。元が組み立て家具であればなおさら解体しやすいのでチャレンジしやすいですね。タンスやベッド、ソファや棚などはデザインや作りによっても異なりますが、解体しやすい家具だといえます。
とはいえ、素手で解体できるほど簡単ではありませんので、道具を使って順番に解体していきましょう。
解体していい粗大ゴミが分かったところでどのように解体していけばいいのでしょうか?解体と聞くと最初からのこぎりで分解して…と思われるかもしれませんが、組み立て家具なら殆どハンマーでたたいて分解していきます。それでは粗大ゴミの解体方法と手順をご紹介していきます。
釘やネジを使用している場合、目に見えている釘やネジは全て外してしまいましょう。釘はバールやハンマーを使い、ネジはドライバーを使って外します。
ノミやハンマーを使ってパーツをバラバラにします。力いっぱい叩くのではなく、板の隙間部分を一定の力で数回叩くと自然と外れていきます。
ダボ継ぎとは板同士を釘やネジを使わず木の小さな棒で固定しているもの。引き出しや棚に多く使われていて、継ぎ目に近い部分を内側から外にハンマーで叩くと外れます。
可燃ゴミに出す場合は30センチ角より小さくします。のこぎりなどで切断しますが、電動のこぎりがあればさらに楽に切断できます。
粗大ゴミのばらし方はわかりましたが、どんな道具を使うと効率が良くなるでしょうか?
解体するのに使う道具には電動のものと手動のものがあります。電動の道具は一般家庭ではハードルが高いと思われるかもしれませんが、ホームセンターでレンタル可能な場合も。数百円から数千円でレンタルできるので、少しでも楽に作業を進めたいなら検討してみてください。
それでは「電動工具」「手動工具」「安全性の上がる道具」に分けて順番に説明しますね。
レシプロソー・セーバーソーとは電動のこぎりのこと。電動ですがチェーンソーのように大きな音は出ないので騒音が心配な一般家庭でも使いやすい電動のこぎりです。振動はするので注意が必要ですが、刃の動きの速さも調節できるので初心者でも比較的扱いやすい道具です。
刃が上下に動いて切断する電動工具のジグソーは、切断スピードがやや遅いものの曲線や細かい動きに対応します。ほかの電動工具と比べると振動が少ないので、初心者でも扱いやすくおすすめ。分厚い素材には向いていないので薄めのものを切断するときに使用します。
刃が丸い形をしていて回転しながら切断する電動のこぎりです。切るスピードが速いので作業スピードを上げたい場合には向いています。レシプロソーと比較すると専門的な技術が必要となるので、普段からDIYをしていて丸ノコの使用にも慣れている方にお勧めです。
電動工具は主に切断を目的としたものが多いですね。続きまして手動工具をご紹介します。
ドライバーはネジを外すときに使ったり、ハンマーと組み合わせてノミのような使い方もできます。板の隙間にドライバーを挿し込みハンマーでドライバーの柄を叩いて外していきます。頑丈な家具にはノミを使った方が安心ですが、合板やべニアの場合はマイナスドライバーで代用しても問題ありません。
組み立て家具など、接合部がさほど強靭でない場合にはハンマーで叩くだけで外していくことも可能。ノミやドライバーと組み合わせるとさらに楽に解体できます。叩く音が気になる場合はヘッド部分がゴム製のハンマーを選ぶとにずいぶん緩和されます。
先端がノミのようになっているので板の隙間に挿し込みやすく、またてこの原理でこじ開ける動作も小さな力で行うことが出来ます。丈夫な道具ですからハンマーのようにバールで直接叩いて解体することも出来ます。力の弱い女性に特にお勧めしたい道具です。
布地や紙を小さくする時に頼もしい万能ハサミ。通常のはさみと比べると少ない力でザクザク切れます。絨毯やカーペット、毛布などの厚めの布類以外にも段ボールやプラスチック板、ワイヤーや針金などの切断にも活躍します。
パーツを外してばらすだけならノコギリは不要ですが、板状にしてさらに小さくするには必要となります。押すときに力を入れるのではなく引くときに力を入れると切れる道具ですから思った以上に軽い力で作業できます。
注意したいのはノコギリの刃に木材が詰まって切り進まなくなり、手を滑らせてけがをしてしまうこと。滑りにくい持ち手のものや、滑り止めが付いた手袋などを着用して作業をしましょう。
次は安全性の上がる道具をご紹介していきますね。
鋭利な刃のある工具などから手を守るのに最も効果的なのは手袋です。「電動工具は防振手袋、ノコギリは耐切創手袋」といったように使用する道具によって使い分けるのもいいですね。
防塵ゴーグルや保護メガネは、目を粉塵や飛来物から守ります。手動工具の場合はさほどではありませんが、電動道具を使用する際には粉塵や木材のかけらが飛ぶ恐れも上がりますので、着用して作業するようにします。
防塵ゴーグルや保護メガネには「スペクタクル型」と「ゴグル型」があり、スペクタクル型は普通の眼鏡のように横に隙間が空いているので、飛来物から目を守ります。粉塵が多く出る作業の場合には、横に隙間のないゴグル型を使用します。
家具を解体する際にはどうしても埃や粉塵が出てしまいます。それらを吸ってしまわないようマスクを着けて作業しましょう。粉塵が多く出る素材の場合には防じんマスクだとさらに効果的。
部屋の中で解体作業を行うと床が汚れたり傷が付いてしまう恐れがあります。家具を解体する前にビニールシート・毛布・ダンボールを敷いて作業を行うと、傷や汚れを防ぐだけでなく作業後の片付けがしやすいといった利点も。
ビニールシート・毛布・ダンボール以外に不要なバスタオルなど、作業後そのまま捨ててしまえるものが望ましいです。
解体しようと試みたものの、途中であきらめてしまったり、どうしても解体できなかったりすることもあるかと思います。そんな時どのように処分したらいいかまとめました。
30センチ角を超える場合は、粗大ゴミとして各自治体に収集して貰います。手順は以下の通り。
自治体の粗大ゴミ収集は即時対応はして貰えません。また一つなら安く収集して貰えますが複数となると費用がかさみます。
解体途中であきらめてしまった場合、リサイクルショップに引き渡すことも難しくなります。またすぐに回収して貰いたい場合、自治体に頼むと時間がかかってしまいます。
そんな時は不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者なら壊れた家具や解体途中の家具でも回収可能。複数の不用品があってもスタッフが全て運び出しますのでお任せください。また、お急ぎの場合は当日の回収も対応しています。
不用品回収業者の中には「無料で不用品を回収」と謳った業者や、荷物をトラックに積んだ後高額な請求をしてくる業者があります。無料で不用品を回収すると謳った業者は、違法な処理を行っている可能性が高く、過去には不法投棄で業者が逮捕されたことも。不法投棄された場合は元の持ち主にまで罪が及ぶことも考えられます。
悪徳な業者に依頼することのないよう、ホームページなどで過去の実績や口コミをチェックしてから依頼するようにしましょう。
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粗大ゴミを解体して処分するメリットや方法、必要な道具などをお話ししました。普段からDIYなどで慣れている方なら、意外とスムーズに解体できるのではないでしょうか?
調べている最中に私も処分したい本棚があることを思い出しましたので、さっそく解体を試してみたいと思います。
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もし途中で解体するのが辛くなったらいつでも駆け付け回収いたしますので、お気軽に出張回収センターまでお問い合わせくださいね。
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不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。