見積もりはいつからとれる?できるだけオトクに引っ越す方法と注意点をお伝えします

目次

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春といえば、出会いと別れの季節。

進学、就職、転勤などさまざまな理由で、たくさんの人が住まいを移動します。

住み替えや個人的な事情による引っ越しであれば、空いている時期を選んで引っ越すことができるのですが、進学、就職ともなるとそうはいきません。

業者への依頼が殺到する引っ越しのトップシーズンに、引っ越し業者をおさえ、さらに費用を安くするためには、どれくらいの時期に、どのように申し込めば良いのでしょうか?

今回のコラムでは、お得に引っ越しをするためのコツや、引越し難民にならないためにやっておくべきことなどをお伝えしていきます!

引っ越しが控えているけど見積もりっていつしたらいいの?高額になりがちな家族での引っ越し、なるべく安く済ませたい・・・という方など、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1.引っ越しの繁忙期と閑散期って?

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繁忙期とは、「仕事の依頼や注文が通常より多くなる時期」を指し、閑散期はその逆を指しています。

引っ越し業界の繁忙期はもちろん春、3月から4月にかけてがピーク。

3月に学校を卒業し、進学や就職で引っ越しをするという人や、年度末近くに辞令が出たことで、転勤する人が多くいらっしゃるからです。

また、3~4月ほどではありませんが9月~10月も引っ越し件数が増える月となっています。

なぜ9月から10月も繁忙期なのかというと、その時期が企業の中間決算期にあたり、人事異動が発表されることも多いから。転勤のための引っ越しをする人が多くなるのです。

3月~4月、また9月~10月が繁忙期ということで、それ以外の時期11月~2月、そして5月~8月が閑散期(通常期)となっています。

繁忙期と閑散期、料金の差は2倍以上になることも!

引っ越しは、当日だけで完結するものではありませんよね。

まず家探しをし、内見をして、契約を交わし、引っ越し業者に見積もりを依頼して・・・といった作業だけでなく、家の中のものや家具の片付け、荷造りを行う必要もあります。

前々から進学や、転勤がわかっていれば、繁忙期を避けて引っ越しの予定をたてることもできますが、学校の合格発表が遅い場合や、急に人事異動が発表されるなどの事情がある場合はそれも難しいもの。

また、新しい家を借りるには引っ越しした月と翌月のぶん、2か月分の家賃を支払う必要があるので、現在住んでいる家と二重で家賃を払わなければならない・・・といったことが起こります。

引っ越した月の家賃が日割り計算されない場合もあるので、なるべく費用を浮かせるために年度末ギリギリに引っ越し日を設定する人も多いです。

結果的に、3月の終わりから4月初めに引っ越しをする人が集中してしまうのです。

当然、繁忙期に引っ越しをする人が増え、業者の負担が増えます。業者の負担が増えたぶん、割増料金が発生することで引っ越し費用が高くなってしまいます。

繁忙期にかかる引っ越し費用は、荷物の数や距離によっても異なりますが、単身世帯でだいたい閑散期の1.5倍~1.8倍程度、家族での引越しなど、場合によっては2倍以上に跳ね上がることも。

閑散期と繁忙期では、数万円から数十万円、費用に差が出るということです。

新しく部屋を借りた敷金や礼金、賃貸料などもかさむ引っ越し時期、その差は大きいですよね。

なるべく安く引っ越しを済ませるにはどのようなコツがあるのでしょうか?

2.引っ越しをなるべく安く済ませるコツ

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時期によっては費用が2倍も高くかかってしまう引っ越し。

なるべく安くするためのコツをお伝えします!

繁忙期を避ける

引っ越す日程や引っ越し先の住所が早くからわかっている場合は、3~4月、そして9月~10月の繁忙期を避けて、閑散期に引っ越しするとかかる費用を大幅に減らすことができます。

繁忙期を避けることで、費用だけでなく、引っ越し業者が見つからず適当な業者に依頼した結果、見積もり以上の料金を請求されるなどのトラブルになることを防ぐこともできます。

国土交通省も、引っ越しの時期を繁忙期からずらすことで、引っ越し業者が見つからないなどのトラブルを防ぐ「分散引っ越し」を呼び掛けています。

毎年、国土交通省のホームページでは混雑予想カレンダーが発表されています。(参考:国土交通省資料

混雑予想カレンダーなどを参考にしつつ、できれば繁忙期を避けて引っ越しをするのが望ましいですが、仕事や学校の都合でどうしても難しいという場合も多いでしょう。

その他のポイントを見ていきましょう。

土日・祝日や連休を避ける

11月~2月、5月~8月が閑散期とお伝えしましたが、繁忙期はもちろん閑散期でも料金が高くなったり、予約が取りづらい日が存在します。

それは土日や祝日、連休です。

平日は学校や仕事を休めず、引っ越し作業ができない人なども多いため、土日や祝日、GWなどの大型連休を引っ越し日として選ぶ人が多くなるからです。

ですから、予定の調整ができるのであれば平日を選ぶのをおすすめします。

もうひとつのポイントは、なるべく月初や中旬を選ぶこと。

新生活を月初から始めたい、という人や、キリがいいので月末に引っ越しをしよう、という人が多いので、一般的に引っ越し日は月末を選ぶ人が多いのです。

そのぶん、月初や中旬の引っ越し費用は安くなる傾向にあります。

また、「繁忙期と閑散期、料金の差は2倍以上になることも!」でお伝えしたように引っ越した月の家賃が日割り計算されない場合は、月末に引っ越しをすると一番初期費用をおさえることができる、ということになります。

月初、中旬を選んで引っ越し費用をおさえたほうがお得なのか、月末を選んで賃貸にかかる初期費用をおさえたほうがお得なのかは、家賃や引っ越し業者の料金によって異なります。

複数の日程の見積もりを作ってもらい、一度比較してみるのがおすすめです。

引っ越しを避けがちな日を選ぶ

カレンダーの片隅に書かれている、「大安」「仏滅」「友引」といった言葉の意味をご存知ですか?

大安は良い日で、仏滅は良くない日というぐらいに認識している方が多いと思います。

これらは、暦(カレンダー)に付属する注釈のようなもので、六曜(ろくよう、りくよう)と呼ばれています。

起源は中国、鎌倉時代に日本に入ってきて、瞬く間に大人気になりましたが、何を根拠に決められたものなのかは、実は不明。中国でも今は使われていないようです。

「仏滅」という言葉が使われていますが、仏教とは関係ありません。

とはいえ、日本ではまだまだ六曜を信じている人が多く、大事な行事の日程を決める際に参考にしている人がたくさんいます。

六曜の意味と、引っ越しとの関係

六曜にはそれぞれ意味があると言われています。

ですので、大安の日先勝の日の午前中先負の日の午後は、引っ越しの依頼が多くなる傾向があります。

仏滅の日や友引、赤口の午後、先勝の午後、先負の午前中など、縁起の良くないと言われている日程を選んで申し込むと、意外と空いていることがあるかもしれません。

六曜の意味は以下の通りです。

  • 先勝(せんしょう、さきがち)…午前中が吉
  • 先負(せんぶ、さきまけ)…午後が吉
  • 赤口(しゃっこう、せきぐち)…11時から13時頃が吉
  • 仏滅(ぶつめつ)…何事も避けたほうが良い日
  • 友引(ともびき)…昼は凶、葬式は避ける
  • 大安(たいあん)…最も良い日

午前と午後(フリー便)、どちらを選ぶ?

荷物の搬入の時間帯で料金が変わるの?とお思いかもしれませんが、費用が大きく変わる場合もありますので頭に入れておきましょう。

人気で、予約が取りづらいのは午前中となっています。

引っ越しは荷物を運び終えたあと、荷ほどきする時間が必要になりますよね。全部荷ほどき出来ないとしても、身の回りの日用品は箱から出して揃えておきたいところです。

午後に荷物が到着となると、下手をすると荷物の搬入を終えるのが夜になってしまって、作業の騒音が気になって荷ほどきができなかった、という場合も。

引っ越しの翌日に仕事がある人は、作業をその日の夕方までにだいたい終わらせて、夜はゆっくりしたい・・・ということもありますよね。

そのため午前中の引っ越しが人気で、枠もすぐに埋まってしまうというわけです。

そのため、価格を安くしたいなら午後便(フリー便)を選ぶのがおすすめ。

フリー便は、引っ越し業者の空いている午後に作業を組み込むため、費用が数千円~数万円安くなることもあり、更に予約が取りやすいのがメリットとなっています。

しかしそのぶん、

  • 当日の交通状況によっては到着が夜になる場合も
  • 夜間の作業で騒音などの問題になってしまう
  • いつ到着するのか数日前にしかわからないので予定が立てづらい
  • 繁忙期には利用できないことも多い(どこの業者も午後まで予約が埋まってしまうため)

といったデメリットもありますので、注意が必要です。

日にちの指定をしない便でも安くなる

上記のように時間の指定だけでなく、引っ越しの日を指定せず、業者の指定する日に引っ越しをする便もあります。

時間に余裕のある人や、荷物の量が少なく、すぐに引っ越し作業の終わる人などに適している便ですが、午後便(フリー便)と同じく、

  • 当日の交通状況によっては到着が夜になる場合も
  • 夜間の作業で騒音などの問題になってしまう
  • いつ到着するのか数日前にしかわからないので予定が立てづらい
  • 繁忙期には利用できないことも多い(どこの業者も全日予約が埋まってしまうため)

といったデメリットもあります。

見積もり前に荷物を減らしておく

引っ越し前にはできる限り不用品を処分し、荷物を減らしておきましょう。

荷物の入った段ボールや家具が多いと、トラック1台を貸し切って引っ越しになることもあるため、そのぶん費用が高くなります。

荷物を減らすことで、定額パックのひとつ下のプランを利用できるようになったり、複数の引っ越し先への荷物を一緒に乗せる便(混載便)を利用できて費用が安くなることも。

新しい家具を購入する場合は、家具が新居に届くよう手配する、新居に着いてから注文するなどの工夫をすることで、引っ越し当日の荷物を減らすことができます。

見積もりの後に荷物を減らしても当日の料金が減るわけではありませんので、必ず見積もり前に、

  • 要らない家具や家電を粗大ゴミとして処分
  • リサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションを利用して不用品を売却する

などで荷物を減らしておくといいでしょう。

見積日までに処分ができなかった不用品は一か所にまとめておき、見積もりの際に「荷物に含まない」ということを伝えればOKです。

オプションサービスは最低限にする

引っ越しのプランには、オプションサービスをつけることができます。

オプションサービスには、

  • 荷造り・荷ほどきサービス
  • 荷物の一時預かり
  • 不用品処分サービス
  • 家電製品の取り外しや取り付け・配線
  • ペットの輸送
  • 新居の害虫対策
  • ハウスクリーニング

などがあり、忙しい時や、人手がない時には大変便利な手段となっています。しかし便利なぶん、サービスごとに追加料金がかかります。

時間に余裕がある場合は、オプションサービスを利用せず自分で作業できるため、そのぶん費用を浮かすことが可能です。

必要に応じてオプションサービスを利用するようにしましょう。

地域密着型の引っ越し業者を選ぶ

市内の引っ越しやお隣の県への引っ越しなど、近距離・中距離の引っ越しであれば、地域密着型の引っ越し業者を選ぶことで費用を下げられる場合もあります。

地域密着型の引っ越し業者であれば、移動距離が少なく、効率よく作業できる点から、全国展開の大手引っ越し業者よりも基本料金が安くなっていることも多いのです。

遠距離の引っ越しには利用できない手段ですが、近距離・中距離の引っ越しの場合は検討してみるのもいいでしょう。

赤帽(軽貨物運送業)を利用する

赤帽を利用する方法もあります。

赤帽とは「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」の略称で、軽トラックを使用して運送を行う個人事業主が集まって組織された協同組合です。

赤帽は都道府県ごとに担当する支部や営業所が違うため、引っ越し先ではなく、今住んでいるところの担当営業所などに見積もりを依頼します。

愛知県にお住まいであれば、「赤帽愛知県軽自動車運送組合」に連絡をとる、といった形です。

赤帽の特徴には、軽トラックを使用する点と、作業員が少ない点が挙げられます。

軽トラックを使用するため、単身での引っ越しや、荷物が少ない場合に利用されることが多く、基本的に1人の作業員が引っ越し作業を担当します。

大きな家具や家電を1人では持ち運べない場合は、依頼主が手伝い、荷物を運ぶこともあります。

作業員が少ないぶん人件費がおさえられ、費用が安くなることがメリットです。

荷物が多かったり、作業を依頼主が手伝えない場合は、作業員を増やしてもらうように依頼することもできますが、そのぶん料金が追加されるので注意が必要です。

荷物を自分たちで運ぶ

引っ越し先への荷物を全て自分たちで運ぶ、という方法もあります。

業者を頼らないため時間の制限がありませんし、費用がまるっと浮くのが最大のメリットと言えるでしょう。

しかし、そのぶん

  • レンタカーを借りる場合、手配する手間と費用がかかる
  • 自分たちで全て荷物を運ばなくてはならない
  • 引っ越し先まで運転する必要がある
  • 大きな家電や家具を運ぶために人手が必要になる
  • 壁や床を傷つけないよう、自分たちで養生する必要がある

といったデメリットももちろんあります。

親族や知人に引っ越しを手伝ってもらった、ということは良く聞く話ですが、手伝ってもらったお礼をしなければならないため、そのぶんのお金はかかります。

また、手伝ってくれた人が荷物を落として破損させてしまったり、ケガをしてしまった、といったトラブルが発生する可能性も。

費用が浮いてお得な方法ですが、そのぶん計画をきちんとたて、トラブルが発生しないように気を配る必要があります。

3.見積もりはいつからとれる?

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少しでも安く業者に引っ越しを依頼するコツをお伝えしてきました。

ポイントがわかったところでいざ、見積もりを取ろう!と思い立ったものの、見積もりは一体いつとるのが正解なのでしょうか?

家も決まっていない状態では見積もりも取れないし、遅すぎても予約が埋まっていそう・・・と考えると微妙なところですよね。

もうすでに進学する学校や、就職や転職する会社が決まっているけど、いつからなら見積もりがとれるのか、よくわからない・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

引っ越し会社の見積もりについて、いつから見積もりがとれるのか?見積もりを取る場合気を付けるポイントは?などそれぞれ確認していきましょう!

引っ越しの見積もりは1~3ヵ月にとるのが一般的

引っ越しの見積もりは、この日までに取らなければならない!という日はないので、極端な話、退去日の2~3日前でも見積もりをとることは可能です。

ただ1週間前~前日など、日にちの迫った状態での見積もりでは、業者の予定が埋まってしまっていることが多く、その場合は日にちや時間帯の希望が通りづらくなってしまいます。

そのため、だいたい余裕をもって、1か月前に見積もりを取る方が多いようです。

ただし、これは閑散期の引っ越しの場合です。繁忙期に引っ越しを予定している場合は、1か月前の見積もりでは間に合わないことが多いため、2~3か月前には見積もりを取っておくと安心でしょう。

予約が取れるか不安な場合は、2~3か月よりも前に見積もりをとることも可能ですが、

  • 引っ越し先の住所(正確な住所でなく市町村名でOKな場合もある)
  • 引っ越し希望の日程(7月の土日、など具体的な日程)
  • 引っ越し先に持って行く荷物の量

など必要最低限のことをわかっておく必要があります。

上記の点がわかっていないと引っ越し業者も正確な費用の算出ができないので、見積もりを依頼しても断られてしまうことも。日程や住所がわかり次第、連絡を取るのが良いでしょう。

複数の業者に見積もりを依頼する

見積もりで一番大事なポイントは、複数の業者に見積もりを依頼すること

複数の引っ越し業者と連絡を取り合うのがわずらわしい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、するとしないでは費用に大きな差が出るので、大切なポイントです。

1件の見積もりをとっただけでは、その料金が相場なのかどうかがわかりませんよね。業者によっては、費用に数万円の差が出ることも考えられます。

他の業者の見積もりの結果を伝えて、「A社は8万円だったので、それ以下の金額でお願いできませんか?」と金額の値引き交渉をすることも可能です。

業者によっては、「いま決めてもらったら○○円にしますよ!」とその場で即決することを求めてくる場合も。

費用を下げてもらった状態で「即決してください」、と言われると断っていいものか悩んでしまうところです。

その場で決断を求められ悩まないように、あらかじめネットなどで、引っ越し費用の相場を調べておくと判断の材料になります。

金額に納得がいかない場合はお断りして、他の業者の見積もり金額と見比べてみましょう。

引っ越しの一括見積もりサービスを利用してみる

インターネットで引っ越し業者を調べてみると、かならず出てくるのが引っ越し業者の一括見積もりサービスです。

引っ越しの日程が決まっている場合は、

  • 希望日
  • 現住所
  • 引越し先の都道府県

引っ越しの日程が決まっていない場合は、

  • 現住所の郵便番号
  • 引越し先の都道府県
  • 引越しタイプ(単身・2~3人・4人以上など)

などの情報を入力し、そのサイトに登録されている引っ越し業者の中から見積もり希望の業者を選ぶと、一括で費用の見積もりをしてもらえます。

業者1社ずつに連絡を取らなくていいので、忙しい時などに便利な方法です。

ただし、実際に訪問して荷物の量を見てもらったわけではないため、実際の荷物の量を見て金額が変わってしまうこともあり、そのほか、

  • 複数の業者から一斉に営業の電話やメールが送られてくる
  • 個人情報を入力するため、サイトによっては個人情報が流出する恐れがある

といったデメリットもあります。

一括見積もりサービスを利用する場合は、大手不動産会社のサイトを利用するなど、安全性の保障されたサイトかどうかを確認して利用するようにしましょう。

また、一括見積もり依頼の際に、希望の業者を選ぶことができるサイトを選ぶのも大切です。

希望の業者を選択できるサイトであれば、その業者以外からは営業の連絡がこないため、電話やメール対応が少なくて済みます。

サイトを利用する際は、以上2点に注意しましょう。

4.引っ越し価格高騰?「2024年問題」とは

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「2024年問題」をご存じでしょうか?

トラックドライバーの年間時間外労働時間の上限が2024年4月以降に制限されることで、物流業界に発生する問題のことを総称して「2024年問題」といいます。

年間時間外労働時間の上限が960時間になる他、ドライバーの1日の労働時間が短縮され、走行可能距離が約2割削減されるなどの制限がかかります。

「2024年問題」に特に関係があるのは、長距離引っ越しです。

ドライバーの1日の労働時間が短縮され、走行可能距離が約2割削減されたことによって、これまで一人で運転していたトラックドライバーに加え、交代ドライバーを増員することが必須となりました。

つまり、長距離引っ越しでの人件費が増えることになります。

人件費が増える問題とともに、人手不足の問題もあります。

長距離引っ越しの際、1台のトラックに2~3人のドライバーを配置することで、他の引っ越し先へ派遣できるドライバーが減ってしまい、結果的に受注できる引っ越し件数が減少してしまうのです。

この問題に備えて、既に一部の引っ越し業者では長距離引っ越しの受注件数を減らしたり、受注を取りやめるなどの対応を始めていることがわかっています。

「2024年問題」消費者ができる対策は?

業者によって対応はさまざまなので一概には言えませんが、2024年以降、費用が上がるだけにとどまらず、長距離引っ越しの予約が取りづらくなることで、たくさんの「引っ越し難民」が発生することが予想されます。

「引っ越し難民」にならないようにするためには、これまでお伝えしてきた、

  • 繁忙期や土日・祝日を避けて引っ越しすること
  • なるべく早めに見積もりをとる
  • 荷物を減らして混載便を利用する

といったことがさらに大切になってくるでしょう。

場合によっては自分たちで引っ越しをすることも必要となってくるかもしれません。

2024年以降の引っ越しは、なるべく「早く」行動することが求められます。

引っ越しに不用品回収業者が利用できる場合もある

なるべく早く行動することが大切とはいえ、急な引っ越しで予約が間に合わなかった、という方や、費用が高すぎてどうしようか迷っている・・・、とお困りの方などもいらっしゃるかと思います。

実は引っ越しに不用品回収業者を利用できる場合もあるのをご存じでしょうか?

対応できる業者は限られていますが、場合によっては引っ越し業者を利用するよりもお得に引っ越しを済ませることが可能になるかもしれません。

不用品回収業者に引っ越しを依頼するメリットはたくさんありますが、特におすすめの点をご紹介します。

  • 予約がとりやすい
  • 土日祝日や時間枠の指定も割増料金がかからないため、料金変動も少ない
  • 不用品の回収・買取もしてくれる
  • ゴミ屋敷でも対応可能

まず、不用品回収業者が引っ越しを担当してくれる、ということをご存じない方も多いため、引っ越しシーズンでも予約がとりやすいところ。引っ越し業者のように土日祝日や時間帯を指定しても割増料金が発生しないことも多く、料金の変動が少ないところも魅力となっています。

そしてなにより、不用品回収業者ですから、引っ越しの準備で出た不用品の処分をすべてお任せできるのが便利です。業者によっては不要な家具や家電を買取してくれるので、買取費用で引っ越し費用がお得になることもあるんです。

引っ越し対応をしてくれるかどうか、また、してもらえるサービスは不用品回収業者によってさまざまです。

依頼前に一度、ホームページや電話で確認してみてください。

また、不用品回収業者を利用する際は、引っ越し業者に依頼するときと同じく、見積もりをとるのを忘れないようにしましょう。

引っ越し業者と同様、不用品回収業者にも、事前に安い金額を提示しておきながら、作業後に追加で費用を請求する悪徳な業者が存在しています。

1社から見積もりをとるだけでなく、できれば引っ越し業者を含む複数の業者から見積もりを取り、費用が適正かどうかの判断をできるのが理想です。

せっかく新生活がスタートするのに、引っ越し業者や不用品回収業者とのトラブルに巻き込まれるなんてことのないように、料金体系のしっかりとした業者に依頼をしてくださいね。

▼不用品回収業者の選び方についてはこちらから!▼

5.まとめ

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今回のコラムでは、引っ越しをできるだけ安くするコツや、見積もりをとる方法やタイミングなどをお伝えしてきました。

引っ越し業界の繁忙期である3~4月と9~10月は毎年、費用が閑散期に比べ2倍以上高くなったり、予約が取りづらくなっています。

できれば閑散期に引っ越しできるのが理想ですが、仕事や学校の都合で繁忙期に引っ越しせざるを得ない場合は、

  • 土日・祝日や連休を避ける
  • 月初や中旬を選ぶ
  • 仏滅の日や先勝の午後など、引っ越しを避けがちな日や時間帯を選ぶ
  • 午後便(フリー便)を利用する
  • 見積もり前に荷物を減らす
  • オプションサービスは最低限にする
  • 地域密着型の引っ越し業者を選ぶ
  • 赤帽(軽貨物運送業)を利用する
  • 荷物を自分たちで運ぶ

上記の方法で、かかる費用を減らすこともできます。

費用の高騰や、より予約が取りづらくなるであろう2024年以降は、特に長距離引っ越しの方は、

  • 繁忙期や土日・祝日を避けて引っ越しする
  • なるべく早めに見積もりをとる
  • 荷物を減らして混載便を利用する

以上を意識してなるべく「早く」行動することが大切です。

しかし、急な引っ越しで予約が間に合わない場合もあるかと思います。

その場合は、不用品回収業者に引っ越しを依頼するも一つの手です。

不用品回収業者に引っ越しを依頼できる場合もある、と知っている方が少ないので、予約を取りやすく、繫忙期の引っ越し業者よりも安い金額で引っ越しできる場合もあります。

(※業者によっては対応していない場合もありますので、事前に問い合わせが必要です)

引っ越しの準備で不用品がたくさん出た場合には、それらの不用品を回収・買取してもらえるので特に便利な手段となっています。

引っ越しでお困りのときは引っ越し業者のほかにも、不用品回収業者に依頼を検討してみるのもいいかもしれません。

出張回収センターでも引っ越しのご依頼を承っています。

お引越しについてお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!

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