「コンクリートブロックって何ごみ?」
「邪魔になるのでコンクリートブロックを早く処分したい」
物置の土台や物干し竿の台として利用可能なコンクリートブロック。
最近では、庭のDIYとしてブロックを積み重ねて使用する人も多いようです。
そんな便利なコンクリートブロックですが、不要になった際にどうやって処分したら良いかお困りの人もいらっしゃるのではないでしょうか?
コンクリートブロックは多くの自治体で回収が難しいため、専門業者に依頼する方法が適しています。
この記事では、コンクリートブロックの処分方法や注意点を詳しく解説します。
要らないコンクリートブロックを処分して、お庭やガレージをすっきりさせましょう!
コンクリートブロックの寿命は約15~20年
コンクリートブロックは、セメントや砂利で構成されています。
寿命は使用方法によって異なるため一概にはいえませんが、全国建築コンクリートブロック工業会の報告によると、15年から20年が目安とされています。
ただし、このデータはブロック塀の場合のものであり、車止めや土台として使用する場合は必ずしも同じ寿命とは限らないため、注意が必要です。
コンクリートブロックの種類
コンクリートブロックには、見た目や用途によってさまざまな種類があります。
多くの人がイメージする形状とは異なるものもあり、一見するとコンクリートブロックだと気づかない場合もあります。そのため、処分する際には誤って捨てないように注意が必要です。
空洞コンクリートブロック
空洞コンクリートブロックは、建物の壁や塀に使用されることが多いブロックです。
鉄筋を入れるための空洞が特徴で、「コンクリートブロック」と聞いて一般的にイメージされるのはこの形状のものです。
化粧コンクリートブロック
化粧コンクリートブロックは、コンクリートにさまざまな材料を混ぜて表面の質感を変化させたブロックです。
デザイン性が高いため、玄関や門まわりに使用されることがよくあります。見た目は空洞コンクリートブロックと異なるものの、処分方法は同じです。
型枠コンクリートブロック
型枠コンクリートブロックは、厚みがあり開口部が大きく開いているブロックです。
従来のブロックの弱点を改善するように設計されており、扱いやすくなっています。鉄筋を配置する際に自由度が高く、強度も十分にあることが特徴です。このタイプのブロックも、空洞コンクリートブロックと同じ方法で処分できます。
コンクリートブロックは粗大ごみに出せない
コンクリートブロックは、多くの自治体で粗大ごみとして処分できません。
自治体ごとにごみの区分が異なり、コンクリートブロックは収集・処理できないものとして扱うケースが多いです。
【例外】横浜市や名古屋市では自治体で処分できる
一部の自治体では、コンクリートブロックをごみとして回収しています。
これらの自治体では、自分で処理施設に搬入することも可能です。愛知県名古屋市の搬入手順を見てみましょう。
- 車にごみを積み込む
- ごみの発生した区の環境事業所で受付を行う(午前8時~終了時刻は区によって異なる)
- 環境事業所で案内された処理施設に当日中に搬入する
- 10㎏ごとに200円の手数料を支払う
コンクリートブロックは、愛知県では「破砕困難なもの」に分類され、岐阜県多治見市にある愛岐処分場に案内されます。
名古屋市から多治見市までは約40km離れているため、搬入に手間がかかることに注意しましょう。
コンクリートブロックの処分方法
ここではコンクリートブロックの捨て方を詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットは下記を参考にしてください。
処分方法 | メリット | デメリット |
購入店舗に回収してもらう | 近くにあれば、すぐに処分できる | 大手ホームセンターでは対応していない |
知り合いに譲る | 費用をかけずに処分できる | 譲り先がなかなか見つからない |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 現金化できる | 買い取ってもらえないケースも多い |
フリマアプリ・オークションに出品する | 現金化できる | 売却先がなかなか見つからない |
外構業者に回収してもらう | 処分事例がある業者なら適正に処分できる | 断られるケースもある |
自治体に相談する | 正しい処分方法が分かる | 業者を紹介してもらえるがすぐに処分できない |
不用品回収業者に依頼する | ・最短即日で処分してもらえる ・他の不用品も回収してもらえる | 費用がかかる |
購入したお店に回収してもらう
コンクリートブロックが不要になった場合、購入したお店に相談して回収してもらう方法があります。
購入元で引き取ってもらえれば、手軽に処分できるのがメリットです。
しかし、大手ホームセンターではコンクリートブロックの回収を行っていないことが多いです。
たとえば、カインズでは無料引き取りサービスを実施していますが、コンクリートブロックは対象品目に含まれていません。また、DCMでも引き取りができない商品の一例としてブロックを挙げています。
それでも、地元の小規模な店舗や個人経営のお店であれば、回収してもらえる場合があるので、一度相談してみると良いでしょう。
知り合いに譲る
園芸やDIYに使うためにコンクリートブロックが必要な知り合いがいれば、譲ることができます。
メリットは、費用をかけずにコンクリートブロックを処分でき、再利用してもらうことでごみの削減にもつながることです。しかし、コンクリートブロックは日用品のように需要が高くないため、譲渡先を見つけるのに手間がかかることがあります。
ジモティーを利用する
身近にコンクリートブロックを必要としている人がいなくても、ジモティーを利用すれば見つかるかもしれません。
ジモティーは地元に特化した掲示板サイトで、気軽に不用品を譲ることができます。コンクリートブロックの「譲ります」投稿も多数あり、30件以上の「お気に入り登録」がされている投稿もあるので、条件が合えばスムーズに手放せるでしょう。
ただし、ジモティーは取引相手と直接手渡しをする必要があります。万が一のトラブルを避けるために、人目につきやすい公共の場所で引き渡しを行うことが大切です。
リサイクルショップで買い取ってもらう
コンクリートブロックは、リサイクルショップで買い取ってもらえることがあります。メリットは、処分費用を支払うことなく現金化できる点です。しかし、実際にはコンクリートブロックを買取品目にしているリサイクルショップは少ないです。
建築現場を中心とする不用品買取専門業者なら、コンクリートブロック製の門柱の買取実績があります。高価買取の基準として、以下のような条件が挙げられます。
- 購入から5年以内のもの
- 外見に汚れやキズがなく、破損していないもの
- メーカーや購入時期が明確なもの
建材・廃材を取り扱うリサイクルショップなら、コンクリートブロックの買取に応じてもらえる可能性があるため、相談してみると良いでしょう。
フリマアプリやオークションに出品する
フリマアプリやネットオークションにコンクリートブロックを出品し、処分する方法もあります。
必要な人にコンクリートブロックを譲れて、お金も手に入るのがメリットです。
一方、メルカリで過去の取引事例を調査すると、実際に売れているものは非常に少ないです。
- コンクリートブロック5個:500円(送料込み)
- コンクリート平板11個:2,400円(直接引き取り)
- コンクリートブロック51個:5,000円(直接引き取り)
重量があるため、数量が多いとすべてを配送する際に送料がかかってしまいます。そのため、直接引き取りに応じてくれる人が見つからなければ、処分は難しいでしょう。
出品から1か月以上経過しても購入希望者が現れない場合は、他の方法がないか検討することをおすすめします。
外構業者に回収してもらう
外構業者では、コンクリートブロックの回収を依頼できる可能性があります。
たとえば、外構工事を請け負っている「リサイクルクリーン」では、産業廃棄物処理も行っているため、コンクリートブロックを回収して処分してもらうことが可能です。ホームページにはコンクリートブロックの処分事例が掲載されており、大量のコンクリートブロックでも回収をお願いできることが分かります。処分だけでなく、植木や庭のリフォームを依頼したい場合に適した方法です。
ただし、すべての外構業者がコンクリートブロックの回収に対応しているわけではないことに注意が必要です。実際に依頼できるかどうか、事前にホームページから問い合わせて確認しましょう。
自治体に相談する
コンクリートブロックの処分方法に悩んだ場合は、自治体の担当課に相談すると業者を紹介してくれる場合があります。
状況に合わせて、適切な処分方法を把握できる点がメリットです。たとえば愛知県名古屋市では、環境局の担当者がコンクリートブロックを処分できる産業廃棄物処理業者を紹介してくれます。
ただし、自治体で回収してくれるわけではないため、すぐには処分できません。営業時間内であれば、いつでも相談できますが業者の手配は自分で行う必要があります。
不用品回収業者に依頼する
すぐにコンクリートブロックを処分したいという人は、不用品回収業者に依頼する方法が良いでしょう。
自宅にいながら迅速に処分できるだけでなく、掃除も同時に依頼できるケースもあります。
負担が少ないですが処分費用はかかるため、依頼する前に見積もりを出してもらうことが大切です。
不用品回収業者に依頼する際に見るべきポイントは下記の通りです。
- 産業廃棄物収集運搬業許可を持っている
- 見積もり後の追加費用が発生しない
- 作業実績や口コミがホームページに掲載されている
- 料金プランが分かりやすい
- スタッフの対応が丁寧・親切
このほか、遺品整理やごみ屋敷清掃などサービスの内容が充実していることも判断材料の一つとなります。口コミは公式ホームページやGoogleMapから探すと安心です。
コンクリートブロックの処分費用の相場
コンクリートブロックの処分の処分費用は下記の通りです。
処分方法 | 費用 |
粗大ごみ ※愛知県名古屋市 | 粗大ごみ受付センターに 電話で確認 |
購入店舗に回収してもらう | 店舗によって異なる ※要問い合わせ |
知り合いに譲る | 無料 |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 無料 |
フリマアプリ・オークションに出品する | 無料 ※送料負担となるケースあり |
外構業者に回収してもらう | 業者によって異なる ※要問い合わせ |
自治体に相談する | 相談自体は無料 |
不用品回収業者に依頼する | 単品回収:4,000円~ トラック積み放題プラン:33,000円~ |
不用品回収業者の料金は業者によって異なりますが、軽トラックに積み放題のプランは1台3万円台のことが多いです。
また、コンクリートブロック1個といった「単品回収」に対応している業者の場合は、1品につき数千円の費用で、自宅から回収・処分してもらえます。悩む時間を減らして、スピーディーに片付けられるため、一度見積もりを依頼することをおすすめします。
コンクリートブロックの処分は不用品回収業者におまかせください!
- 倉庫ごと処分したい
- 引っ越しで不要になった大量のブロックがある
- 他にも扱いにくい不用品がたくさんある
このような場合は、不用品回収業者に依頼してコンクリートブロックを処分することを検討しましょう。トラック積み放題のプランなら、要らないものを何でも載せられるので、自宅を一気に片付けることが可能です。
搬出作業が短縮できる
不用品回収業者に依頼すれば、運び出しの作業が大幅に短縮できます。
作業に慣れたスタッフが対応するため、重いコンクリートブロックも安全に運搬することが可能です。状況に応じて、複数名のスタッフで作業するため、短時間で不用品回収が完了します。
大量のコンクリートブロックも一度に処分可能
不用品回収業者なら、一人で対応しきれない大量のコンクリートブロックもまとめて処分できます。
業者は軽トラックから2トン、4トントラックまで、さまざまなサイズの車両を用意しており、処分したい量に合わせて手配可能です。名古屋市のように一度に回収できるブロックの数量が決まっていないため、柔軟に対応してくれます。
倉庫や自宅の不用品回収や片付けも依頼できる
不用品回収業者に依頼すると、ごみの回収だけでなく片付けも同時にお願いできます。
コンクリートブロック以外の不用品の処分はもちろん、倉庫の整理を一気に終わらせたい人におすすめです。
壊れてしまった大型家電や家具など、あとで捨てようと保管していた不用品を処分するチャンスです。
コンクリートブロックを処分する際の注意点
コンクリートブロックを処分する際の注意点をまとめました。
一人で作業をするとケガのリスクがある
コンクリートブロックを持ち上げたり、移動させたりする場合は、怪我をしないよう気をつけましょう。
コンクリートブロックは1個あたり10kg以上の重量があります。そのため、運ぶ際に足に落とすと、骨折や打撲などのケガにつながる可能性があります。台車を使って安全にコンクリートブロックを運ぶことが必要です。
売却するのは難しい
コンクリートブロックは、リサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性があるものの、すぐに売却先を見つけるのは難しいです。
新品で状態の良いコンクリートブロックなら買い取ってもらえるかもしれませんが、DIYの材料や土台として使用したあとのコンクリートブロックはほとんど値がつきません。期間を決めて出品し、売れなかった場合は、不用品回収業者に依頼して処分することを検討しましょう。
コンクリートブロックは再利用可能
コンクリートブロックは、アイデア次第で再利用が可能です。
たとえば、ブロックを積んで園芸用の支柱で固定することで、花壇にできます。また、花壇の土留めや、ブロック塀に再利用しても良いでしょう。可能な限り再利用することで、処分の手間やコストを省くことができますし、ごみ削減にもつながります。
すのこの処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、他のご予約状況によってはお待たせすることもございますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.破損しているコンクリートブロックでも、回収してもらえますか?
A.はい、大丈夫でございます。
状態に関わらずどんなコンクリートブロックも回収させていただきますので、安心してご依頼ください。
Q.コンクリートブロックのような粗大ゴミで出せない物でも回収できますか?
A.はい、もちろん可能でございます。
当社は建築廃材などの産業廃棄物に関する正規の許可を受けておりますので、コンクリートブロック以外の産業廃棄物などもお任せいただいて大丈夫です。
Q.回収前に、コンクリートブロックを1箇所に集めておく必要はありますか?
A.そのままの状態で結構です。
コンクリートブロックは1個で10キロから20キロあり女性や年配にとっては持ち運ぶだけでも大変危険です。
不用品の移動や運搬作業は、必要に応じて当社のスタッフが全て行いますので、遠慮なくお申し付けください。
Q.見積りだけで来てもらうことはできますか?
A.はい、お見積りだけのご依頼も大歓迎でございます。
お客様のご都合に合わせてご自宅まで伺い、お見積もりいたします。
お見積もり後のキャンセル料金はかかりませんので、お気軽にご相談ください。
コンクリートブロックの不用品回収まとめ
コンクリートブロックの処分方法は下記の7通りです。
- 購入したお店に回収してもらう
- 知り合いに譲る
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- フリマアプリやオークションに出品する
- 外構業者に回収してもらう
- 自治体に相談する
- 不用品回収業者に依頼する
コンクリートブロックは、一部の地域を除き、自治体で処分できない素材です。状態が良いものは売却や譲渡を検討することで、お金をかけずに処分できます。
即日対応してほしい場合は、不用品回収業者に依頼することを検討しましょう。愛知県名古屋市の出張回収センターでは、コンクリートブロックの回収や庭や倉庫の片付けをまとめて対応可能です。レンガや縁石・庭石などの処分も承っておりますので、お気軽にご相談ください!
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